きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

井上ひさしさんのノート

 7月から藤原竜也さんが出演する『黙阿彌オペラ』が、井上ひさしさんの追悼公演として上演されることになり、5日発売のチケットは当然即日完売したようで話題になっています。

 当社刊行の井上ひさしさん、永六輔さん、小沢昭一さんの鼎談などを収録した『この日集合』 も、多くのご注文をいだたいており、あらためて井上さんの大きさを感じています。

 そして、6月6日(日)、NHKのETV特集で「あとにつづくものを信じて走れ~井上ひさしさんが残したメッセージ~」が放送されました。この番組の制作に先だって本社にも問い合わせがあったようです。(番組中でも『週刊金曜日』の記事が紹介されました。)

 かつて『週刊金曜日』編集委員でもあった井上さん。本誌では799号(2010年5月21日号)で追悼記事を掲載しています。 この記事を担当した編集者からのコメントをご紹介します。

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 病気になってからも「せめてもう10本は書きたい」とおっしゃっていたという井上ひさしさん。突然の旅立ちにこまつ座の担当者も絶句したと聞きました。新国立劇場の井上さんの舞台は当然すべてソールドアウト、1日10席出るバルコニー席も朝早くから並ばないととれない。私も含めてふつうのおじさん、おばさんがロビーのカーペットに体育座りして並んでいる光景はちょっと異様。そこまでして? やっぱりおもしろいから!

 2008年7月25日号(712号)の雨宮処凛さん・井上さんによる小誌の「多喜二」対談(「なぜ今『蟹工船』ブームなのか 貧困から連帯へ これが日本の生きる道」)は、井上さんが『組曲虐殺』を完成する過程においても重要な時期だったようです。NHKの関係者から井上さんがあのとき手にしていたノートの中身について問合せがあったようです。それも含めて番組になるようなので注目しています。

         ★   ★   ★

掲載誌について
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当社業務部(03-3221-8521、gyomubu@kinyobi.co.jp)までお問い合わせください。
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『週刊文春』が取り上げた勝間和代の天皇制発言

『週刊文春』3月4日号に“勝間和代「皇室はコストの問題」 ぶっちゃけトーク公開”という記事が載っています。

2月15日に日本外国特派員協会で行なわれた講演と午餐会の内容を紹介する記事で、出席したジャーナリストのコメントを次のように伝えています。

「勝間氏が“日本人は受け身だ”と発言したのに対し、日本の女性記者が“日本人の依存心は天皇制への依存心と関係があるのか?天皇制についてどう考えるか?”と質問した。すると勝間氏は『ロイヤルファミリーが外交上に与える好影響を考えると、日本にロイヤルファミリーがあっても悪くはないと思うが、コストの問題だと思う。国民がコストを払ってまでロイヤルファミリーの幅を広げてあげないと、非常にロイヤルファミリーだけが孤立してしまって、逆に不幸な状態になっているのではないかと個人的には思う』と答えたんです」(前出・ジャーナリスト)

『週刊文春』3月4日号より

『週刊文春』上では、“日本の女性記者”が天皇制について質問したと書かれています
が、これはまぎれもなく『週刊金曜日』からの質問です。

具体的な会社が書かれていないのは、質問したのが『週刊金曜日』だったからでしょうか。

ちなみに、該当の質問をした瞬間、勝間和代氏の顔はひきつっていたように見受けられました。
『週刊金曜日』の前に質問した『朝日ウィークリー』の方は英会話の勉強法について、
尋ねられていたので、落差が大きかったのでしょう。

日本の天皇制の“チェンジメーカー”にでもなってしまうのでしょうか!?

日本航空 会社更生法適用申請と新聞広告

新聞の一面にデカい「更正法申請」の文字。
「少なくとも440億円の国民負担が生じる」と読んだ後にページをめくると日航の全面広告。

「JALは、飛び続けます。
 ご利用の皆さま、ご安心ください。…」

えーーー!ご安心?ご迷惑じゃないの?
下の方にやっと「株主の皆さまへ。 ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」

えーーー!株主の皆さまなの?国民負担する私たち、眼中にないんですね。
なんだか、力が抜ける。

『日本航空の正体』(金曜日刊)を読んだあとなので、余計に脱力。

この本の第2部となっている小説部分の舞台は、85年の御巣鷹山事故から87年の民営化までの2年間。今回会長に就任した京セラの稲盛氏の件で引き合いに出されている鐘紡の伊藤淳二氏が副会長に就任して去っていくまでの間だ。

中曽根首相の力で日本航空に入り、労働組合との問題ですぐに辞めることになってしまった。というような話が佐高さんが出演した「サンデーモーニング」や「サンデースクランブル」を始め、前週末、あちこちのワイドショーでさらっと出てきていた。その“さらっ”の奥のドロドロがこれ。首相、労組の他にも政治家、財界人、役人、役員…まだまだ出てくるいろんな事情。「沈まぬ太陽」ではヒロイックに登場しているらしい伊藤氏。テレビで伊藤淳二会長の顔を見ながら、ちょっとイメージ違うなぁと思いつつも、心によみがえるドロドロ。悪酔いしそう。

週刊文春1月21日号でもJALについて記事を書いている森功さんのインタビュー記事が手許にある。(きんようぶんか インタビュー 森功氏/佐高信 『週刊金曜日2009年12月18日(780)号』)でたらめな航空行政の象徴でもあるJALに二人の出した結論は「法的整理」。

更正法申請の先に何があるのか?これまでの日本航空に何があったのか?
どうして私たちが国民負担しないといけないのか?

佐高さんと森功さんから直接そこんとこを聞けるトークショーが2010年1月29日(金)開催予定です。

          ↓
【『日本航空の正体』刊行記念トークショー&サイン会】

■日程:1月29日(金)18時30分~20時(開場:18時)
■場所:三省堂書店神保町本店8F特設会場

■登壇者:佐高社長、森功さん

■申込み方法:三省堂書店神保町本店にて、予約。下記2方法。
       (1)1Fレジカウンターで直接申し込む
       (2)三省堂書店神保町本店に電話する
 ※弊社では申込みは受け付けておりません。

■定員:80名
■参加費用:500円

■問合わせ先:三省堂書店神保町本店
       電話番号:03-3233-3312(代)
       ※営業時間:10:00~20:00
       
■概要:佐高信・本所次郎『日本航空の正体』刊行を記念して、森功さん
をゲストにお招きし、トークショーとサイン会を実施いたします。
#当日は森功さんの単行本も販売いたします。
 森功さんの単行本をお買い上げの方はサイン可能です。

●森功さんのブログ http://mori13.blog117.fc2.com/

カヤマー佐高

2009年の新語・流行語大賞の候補ワードにも選ばれた「カツマー」。

http://singo.jiyu.co.jp/nominate/nominate2009.html

その「勝間和代」をめざさない『しがみつかない生き方』で話題になった香山リカさん。(カヤマー)

今年は「あなたはカツマー?、カヤマー?」という二択もよく目にしたが、このコラム(『週刊金曜日』775(2009年11月13日)号の『抵抗人名録』)が佐高信の回答になっている。

そんな佐高さんの香山さん評は、一般的なカヤマー派には、ちょっと残念かも知れない「なかなかに猛々しい人」。

具体的エピソードは本誌でどうぞ。

抵抗人名録のリスト

抵抗人名録7 松元ヒロ 『週刊金曜日』765(2009年9月4日)号
抵抗人名録6 矢野顕子 『週刊金曜日』758(2009年7月10日)号
抵抗人名録5 湯浅誠 『週刊金曜日』748(2009年4月24日)号
抵抗人名録4 梁英姫 『週刊金曜日』734(2009年1月16日)号
抵抗人名録3 中島岳志 『週刊金曜日』733(2009年1月9日)号
抵抗人名録2 緒形拳 『週刊金曜日』724(2008年10月24日)号
抵抗人名録1 高野廣志 『週刊金曜日』719(2008年9月19日)号

(バックナンバーが見たい!という方は本誌バックナンバーのお申し込み
をご覧下さい。)

これより前の連載、「人物メモワール」は『抵抗人名録』として書籍になっています。

http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=80&n=ta&page=1

基本、ルポでしょ。

『週刊金曜日』774(2009年11月6日)号は創刊16周年記念号。

タイトルはどーんと「ルポの時代」。
原稿用紙のマス目で、ちょっと創刊時の表紙を思い出す。
表紙には筆者の手書き原稿が載っていたなぁ。
見返してみると、1年目は時々原稿が表紙を飾っている。

今やほとんどがパソコンなのではないかと思われるかも知れないが
『週刊金曜日』の編集委員は一般的と思われるより手書き率が高い。

宇都宮健児さん、落合恵子さん、佐高信さん、本多勝一さんは手書き。
雨宮処凛さん、田中優子さん、中島岳志さんはパソコン。
ちょっとうなづける結果?

774号には、創価学会、韓国人新聞奨学生、無料低額宿泊所などの
ルポに加えて、編集委員と古本屋のオヤジさんが選んだ傑作ルポも載っている。

『編集委員がお奨めする必読のルポルタージュ』

それぞれ3編ずつのうち1編だけここに紹介してしまいました。

雨宮処凛さん=ハウジング プア

石坂啓さん=M/世界の、憂鬱な先端

宇都宮健児さん=自動車絶望工場

落合恵子さん=環境レイシズム

佐高信さん=風成の女たち

田中優子さん=苦海浄土

中島岳志さん=「隔離」という病い

解説と残りの2作品は本誌でご確認ください。

本誌バックナンバーのお申し込み

格闘する“格闘する思想”

久々の掲載になった「格闘する思想」
今回は現代アラブ文学研究者の岡真理さん。(『週刊金曜日』773(2009年10月30日)号)

今回も読みごたえのある6ページ掲載です。
(担当によると、「それでも全然収まりきっていない」らしい。)

読み終わった感想は、「一度、カナファーニー読んでみるか。」
(カナファーニーは岡真理さんが、アラブ文学との運命的な出会いを果たしたという作家。)

「大学一年の時に出会ったカナファーニーの衝撃でこの三○年近くずっとやっている」
というほどのすごさに興味がわきます。

岡さんの文学に対する、また、アラブ世界に対する思いがじんわりと伝わって、読書の秋にまた文学の力を感じたくなる対談でした。内容については、原文を読んでいただくに限りますが、この文章の題名の“格闘する”の一部に含まれる、ロケ場所探しに格闘する担当の苦労話。

このシリーズはいつも屋外でのゲストの方の写真が載っていますが、この撮影がかなり大変なようで、公園などでも許可が必要だったり、許可を取っているのににらまれたり、有名な場所だと撮影料がかかったりと、少ない予算の中、自転車でロケハンに走り回っているそうです。いい場所ご存じの方は、ぜひ教えてあげてください。

(カナファーニーの今に手に入る著作
「ハイファに戻って/太陽の男たち (単行本) 」河出書房新社 ISBN-13: 978-4309205182 )

これまでの“格闘する思想”リスト

格闘する思想 萱野稔人(上) いま、考えるべきは「暴力の運動」だ(『週刊金曜日』637(2007年1月12日)号)

格闘する思想 萱野稔人(下) 国家の暴力にいかにリアリティをもてるか(『週刊金曜日』638(2007年1月19日)号)

格闘する思想 海妻径子(上) 国家・産業とジェンダーとの随伴関係を問う(『週刊金曜日』655(2007年5月25日)号)

格闘する思想 海妻径子(下) 〈やりがい〉や〈自由さ〉が搾取される労働の場でいかにたたかうか(『週刊金曜日』656(2007年6月1日)号)

格闘する思想 廣瀬純 闘争性を発動させるために(『週刊金曜日』684(2007年6月1日)号)

格闘する思想 本田由紀 階層的エゴと資本の放恣が渦巻く社会を打開するすべは(『週刊金曜日』702(2008年5月16日)号)

格闘する思想 白石嘉治 交換のロジックを断ち切り世界の無償性を拡大せよ(『週刊金曜日』732(2008年12月19日)号)

佐高信対談「日本を何とかしよう」

福島みずほさんと佐高信編集委員の“友愛”

福島みずほさんと佐高信編集委員の“友愛”

第2弾の772号のゲストは福島みずほさん。
(『週刊金曜日』772号(2009年10月23日)号)

最近、あちこちのテレビで見かけます。
露出度500%アップ、いやそれ以上かもしれない。
与党になるってそういうことなのねと納得するやら、極端な扱いの違いに納得いかないやら。

お忙しの福島さんに佐高編集委員が連立の裏事情や消費者庁の長官人事への本心、
今後やりたいこと、政権離脱の可能性などを聞いています。

福島さん的小泉長期政権の分析。

「予定調和的でなくて、一瞬一瞬頑張ったから。…とにかくがんばり抜いたら光が見える……。」

鳩山政権が長期になるかどうかはともかく、法務大臣の千葉景子さん、民主党の渡部恒三さんなど
現政権のキーパーソンとぞくぞく対談交渉中、まだまだ続きます。

次回は、ご存じ鈴木宗男さん。第1弾は亀井静香さんでした。(『週刊金曜日』770号(2009年10月9日)号)

(関連ブログ  個人情報保護法の改正を政治日程に

ムトーハップ

三谷幸喜原作のNHK人形劇「新・三銃士」が始まって話題になってますが、
人形劇といえば、「新八犬伝」と「ひょっこりひょうたん島」!(個人的双璧)
そして「ひょっこりひょうたん島」といえば、博士役の中山千夏さん。

その千夏さんが「ムトーハップを知ってるかい?」と呼びかけています。
(『週刊金曜日』771号(2009年10月16日号)

知りませんでした。
知ったときには、もう手に入らないなんて殺生な。

「湯が白濁し、硫黄が匂い立ち、まるで草津温泉の気分。」は、味わえない夢のようです。
メーカーが倒産してしまった原因となったのは、薬局の協会による「おためごかし」の販売自粛。
まったくひどい話です。
結構愛用者もいるらしいので、何とかまた販売されるといいのに。
“いながらにして温泉気分”は節約のご時世にピッタリだし。

最後に、ムトーハップもですが、「ドロロンえん魔くん」の主題歌(オープニングテーマ)を
カラオケで歌うわりに、作詞とうたが千夏さんとは最近まで知りませんでした。
失礼しました。

いつものリストマニア、今回は中山千夏さんの連載「リブらんか」のタイトルをどうぞ。
(原則、月2回「話の特集」ページの中に掲載されています。)

リブらんか30 ムトーハップを知ってるかい?  771(2009年10月16日)号
リブらんか29 最高裁判事の国民審査どうよ?  768(2009年09月25日)号
リブらんか28 前回はずいぶん毒づいたけどさ  766(2009年09月11日)号
リブらんか27 そんなのオタクじゃないっしょ  763(2009年08月21日)号
リブらんか26  いったいなにがどうなってんの  760(2009年07月24日)号
リブらんか25  「政治案件」は麻薬といっしょ  758(2009年07月10日)号
リブらんか24  剃るも地獄剃らぬも地獄ってか  755(2009年06月19日)号
リブらんか23  魚の名前にすぎないんだけどね  752(2009年05月29日)号
リブらんか22 うっかり泥酔もできないんだよ  750(2009年05月15日)号
リブらんか21  チータのようでありたいのだよ  747(2009年04月17日)号
リブらんか20  元本誌編集者の著書読んだよ  744(2009年03月27日)号
リブらんか19  呑んだら出るなってことでしょ  742(2009年03月13日)号
リブらんか18  前回の話覚えてる? 続きだよ  739(2009年02月20日)号
リブらんか17  ある市長の話、今回は前編だよ  736(2009年01月30日)号
リブらんか16 あれは日本の置き土産なんだと  734(2009年01月16日)号
リブらんか15 なんでミスタコンやらないかな  731(2008年12月12日)号
リブらんか14 せめて苦悶が見えればいいのに  728(2008年11月21日)号
リブらんか13 なめし革のような肌にぐいっと  725(2008年10月31日)号
リブらんか12 昔出演したテレビ見ちゃった  723(2008年10月17日)号
リブらんか11 そのギャップがイタたまれない  720(2008年09月26日)号
リブらんか10 娘を六〇年間やったんだけどね  718(2008年09月12日)号
リブらんか9 胸襟を開いて語りましょうよね  715(2008年08月22日)号
リブらんか8 暑いから裸、なら単純だけどさ  712(2008年07月25日)号
リブらんか7 恐妻の罠ってのがあるんだよね  710(2008年07月11日)号
リブらんか6 秋葉原は究極の卓袱台返しだよ  707(2008年06月20日)号
リブらんか5 管制塔の赤旗を忘れはしないが  704(2008年05月30日)号
リブらんか4 なにをリレーしてるんだかねえ  702(2008年05月16日)号
リブらんか3 たかが呼び方とあなどらずだな  699(2008年04月18日)号
リブらんか2 大袈裟に騒ぐ真意はなんだろね  696(2008年03月28日)号
リブらんか1 なんで今更かと思うだろうがな  694(2008年03月14日)号

「保守」依存症

 民主党の大勝で、政権交代。
政治への関心が高まっているようだ。
『週刊金曜日』の特集も政治がらみが続いている。(まだまだ続くらしい。)

そこで、今回は政治コラムの紹介です。

「…「保守」とは麻薬みたいなものだ。一時的な高揚感は得られるが、なんら実存を埋めるものではない。摂取すればするほど、破滅に向かっていく。」

「大藤理子の政治時評」『週刊金曜日』770号(2009年10月9日号)

酒に依存してしまっていた中川さんを始め、「保守」に依存しているその他の自民党の方々には、自覚症状はある(あった)のだろうか。アルコールへの依存はともかく、「保守」依存にはないだろうなぁ。まぁ、「ウヨク」とか「サヨク」とか「シュウキョウ」も依存する危険はつきもので、さらに、依存症にはそれを否定したい欲望もつきもの。皆さん、気をつけましょう。

リストマニア、今回は2009年1月以降の「政治時評」の内容となります。

自分の弱さを紛らわす麻薬「保守」と酒に依存した中川 安倍、麻生は彼の失敗に学べ(大藤 理子)  770(2009年10月09日)号
どこを病んでいえるのかすら理解できていない自民党が自ら「治る」ことは難しい(大村 アスカ)  769(2009年10月02日)号
官僚の行動を束縛することが政治主導ではない。政治家の強い意志が政策実現へと導く(山口 二郎)  768(2009年09月25日)号
「密室」「利権」「派閥」の論理で動く相変わらずの自民党総裁選。それこそが嫌悪されていること(佐倉 奏)  767(2009年09月18日)号
民主党政権にはなーんにも思い入れはないが、この時代、鳩山首相は悪くない 真顔で「友愛」と言(大藤 理子)  766(2009年09月11日)号
政策検討の場に女性がいた民主と、いなかった自民 その姿勢も、票差の一因だ(大村 アスカ)  765(2009年09月04日)号
小選挙区は政権交代のために 比例は民主主義を守るために 私たちの一票を有効に使おう(山口 二郎)  764(2009年08月28日)号
マニフェストは日頃の政治でチェックするもので、選挙の時だけ注目するものではない(佐倉 奏)  763(2009年08月21日)号
別に民主に惑わされているわけじゃありません。心底自民に怒っているだけです(大藤 理子)  762(2009年08月07日)号
民法改正をマニフェストに入れなかった民主 今までの法案提出の本気度も疑われる(大村 アスカ)  761(2009年07月31日)号
政権交代で何を変えるのか 負担を求めるのは労働者か企業・裕福層か明確にせよ(山口 二郎)  760(2009年07月24日)号
解散日決定までのドタバタ劇 背景にうずまくのは党利党略とすら呼べないエゴ(佐倉 奏)  759(2009年07月17日)号
さすが俊足の東国原知事 勘違いハリボテランキングも首相を抜いてトップ独走中(大藤 理子)  758(2009年07月10日)号
次はなくてもその次で? 国政を狙う「タレント知事」の露出に貢献するマスコミ(大村 アスカ)  757(2009年07月03日)号
与野党共に過半数割れ→大連立→憲法改定という最悪の結果を招かぬよう連立野党に投票を(山口 二郎)  756(2009年06月26日)号
小泉・安倍・森のいいなりで「鳴きすぎるハト」を持て余し結局は飛んでいかれた麻生(佐倉 奏)  755(2009年06月19日)号
NHKの「アジアの“一等国”は偏っている」と政治家が放送に介入する、アジアの“三等国”(大藤 理子)  754(2009年06月12日)号
増やしたいのは民主党議席か 小沢派か、はたまた自分の選択肢なのか 答えは秋以降(大村 アスカ)  753(2009年06月05日)号
次の選挙は05年選挙の復讐戦 最大のテーマは小泉と後継者の政治的詐欺を断罪することだ(山口 二郎)  752(2009年05月29日)号
大久保秘書の保釈を申請しない小沢側と西松建設前社長の保釈をスルーした検察 政権交代をにらん(佐倉 奏)  751(2009年05月22日)号
騒ぎすぎ、いやはしゃぎすぎ 「国家ごっこウイルス」の方が新型ウイルスよりこわいです(大藤 理子)  750(2009年05月15日)号
批判は、やめない小沢からやめさせられない民主党へ 次でダメなら「この次」はない(大村 アスカ)  749(2009年05月01日)号
小泉路線を推進したヤツは新政策の議論に加わる前に社会を破壊した責任を取れ(山口 二郎)  748(2009年04月24日)号
永田町と特捜部のシナリオを狂わせた西松建設事件背景に検察の「不幸な人事異動」アリ(佐倉 奏)  747(2009年04月17日)号
元気モリモリ森田健作圧勝でオレオレ首都圏のできあがり ライバルは石原? 橋下?(大藤 理子)  746(2009年04月10日)号
表の執行部、裏の小沢という二重権力構造が狙いならそれは自民への「先祖返り」だ(大村 アスカ)  745(2009年04月03日)号
(さらに…)

燃やす?溶かす?

ブログ「クロノス・クラウン」によれば、「横浜市では、ゴミ袋を開けて、中の写真を撮っている。」「写真は、文字情報が分かる高解像度で記録されており、住所や名前と紐付けられた形で(たぶん)パソコンに入っていて検索できる。」ところまできているそうだ。

「谷村智康の経済私考」『週刊金曜日』768号(2009年9月25日号)

「えええーーー!」と思った。早速「クロノス・クラウン」を開いてみる。(http://crocro.com/news/20090807105358.html
ゴミの分別の徹底という理由づけらしいが、なんと恐ろしい。

このケースでは、行政によるゴミの管理→プライバシーの管理だけれど、ゴミは「究極のライフログ(人生の記録)」だからいずれ商売にもなってしまうかもしれないということらしい。

唐突で気持ちの悪いDMやセールスの電話も、ある程度はしょうがないかと思ってはいたが、使用済みの「○○○○」や「×××-×」なんかを利用されるというのは、あまりにも気持ち悪い。

結論として「『譲れないプライバシーとは何か』を検討しておくべきではないだろうか」とあり、もちろんそうだが、何でも家で燃やせる焼却炉とか、何でも溶かせる薬剤なんかもさがしたほうがいい気がする。きっと安全、安心なゴミ処理というビジネスも需要が増えていくんだろう。

恒例リストマニア、今回は2009年1月以降の「経済私考」の内容。

民主党政権は格差是正を実現できるか 高所得層への課税を強化せよ(大塚将司) 766(2009年09月11日)号
不合理な市場原理主義に訣別を 健全で持続可能な成長に必要なことは(アンドリュー・デウィット) 765(2009年09月04日)号
放送局の音楽離れが始まっている 著作権協会が狭める音楽の可能性(谷村智康) 764(2009年08月28日)号
民主党「子ども手当」が照らし出す 政策の基礎としての貧困統計の重要性(竹信三恵子) 763(2009年08月21日)号
米国では国防総省も気候変動に取り組む 周回遅れの日本で「革命」は起きるのか(アンドリュー・デウィット) 762(2009年08月07日)号
『経済財政白書』を正しく評価せよ 将来への処方箋など必要ない(大塚将司) 761(2009年07月31日)号
官製「エコバブル」が引き起こす悲喜劇 踏み台にするメーカー、迷走するメディア(谷村智康) 760(2009年07月24日)号
政権交代で貧困は解決するのか 都議選の山を越え、新しい不安(竹信三恵子) 759(2009年07月17日)号
SDR債の発行を過小評価するな 国際通貨制度改革の“蟻の一穴”になる!(大塚将司) 758(2009年07月10日)号
詐欺の8割が貸し手側だった米国 オバマ政権の金融政策に痛烈な批判(アンドリュー・デウィット) 757(2009年07月03日)号
地デジで視聴率から成果主義へ テレビの斜陽化はすすむばかり(谷村智康) 756(2009年06月26日)号
「景気底打ち」のかげでとまらぬリストラ 雇用システム問い直さぬ経済対策は限界(竹信三恵子) 755(2009年06月19日)号
WSJの日本語サイト立ち上げ 新聞業界に地殻変動は起きるか(大塚将司) 754(2009年06月12日)号
各国研究機関が警鐘を鳴らす 近い将来のオイルショック(アンドリュー・デウィット) 753(2009年06月05日)号
映画『ハゲタカ』に見るテレビの変貌 どこまで許されるNHKの民間ビジネス(谷村智康) 752(2009年05月29日)号
低価格競争と賃下げ依存の連鎖ふたたび 「雇用劣化は非効率」へと発想を変えよう(竹信三恵子) 751(2009年05月22日)号
FSBで金融派生商品を規制せよ 大銀行への監督強化だけでは不十分だ!(大塚将司) 750(2009年05月15日)号
米国や中国で急成長する風力発電 日本は電力産業の抵抗で停滞(アンドリュー・デウィット) 749(2009年05月01日)号
プロ野球スポンサー離れますます 広告収益から予想する球界再編(谷村智康) 748(2009年04月24日)号
「経済危機対策」という美名で企業へのばらまき 働き手“二の次”政策は総選挙で評価しよう(竹信三恵子) 747(2009年04月17日)号
2008年度、28年ぶりの貿易赤字に 輸出競争力維持へ産業政策を再構築せよ(大塚将司) 746(2009年04月10日)号
戦争と同等? 地球温暖化と闘うオバマ 一部既存産業は環境規制に激しく抵抗(アンドリュー・デウィット) 745(2009年04月03日)号

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