救命救急講習:AEDは素人のためのもの
2009年4月29日12:00PM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
みなさん、救命救急知っていますか。
私できます。キュウーメイキュウキュウ。
というのも先日、消防署で開催された救命救急講習を受けたのです。
内容は人口呼吸、心臓マッサージ、AEDの使い方です。
何度も実技を繰り返すので合計3時間になりました。
いままでは、テレビや映画でしか見たことがありませんでしたが、繰り返しやっていると、どうやら自分でもできるのではと思えてきます。
行政団体が紹介しているビデオなどでおおざっぱなやり方はわかりますが、たとえば心臓マッサージの回数、深さ、手の組み方などやはり教わらなければできません。ビデオだけ見てマネしないでください。
先日の東京マラソンでタレント松村邦洋氏も、素早い処置で救われたそうですが、そのときはこどもがAEDと叫んだからだとか(消防署員談)。学校で教わっているということなのでしょう。また一方で人口呼吸は慎重にやらなければならならいという事例も挙げられました。某連続殺傷事件では、血まみれの場にいたある勇気のある人物が被害者に人口呼吸をしたそうです。しかし、気の毒なことにその人が肝炎に感染してしまったそうです。
このような場合も想定して、AEDには感染しないようなフィルムも入っています。
ということで、地元の行政団体などで開かれている救命救急の講習を受けることをおすすめします。そもそも、プロの救命救急士が来る前のつなぎとして救命救急ができることが求められています。たとえば、家族に何があるかわかりませんし、心臓停止10分で死亡率は90%に至ります。おおざっぱにいって1分で10%づつ生存率は下がっていきます。
最近街角でみかけるようになったオレンジ色のケースに入ったAEDも多くの人がなんだろうなと思っているでしょう。おそらく救急隊員が使うものと思っている人もいるかもしれません。しかしこれはプロが使うものではありません。素人が救急車が来るまでの間に使うためのものなのです。
救命救急講習は一度受ければいいというものではなく、1年に一度は復習の意味でも受けた方がいいそうです。技術も変わりますし。
私も受けたばかりの救命救急法がぼんやりとした記憶になってきました・・・・・・。
参考:実技のビデオ(市川消防署の場合)