きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

救命救急講習:AEDは素人のためのもの

みなさん、救命救急知っていますか。

私できます。キュウーメイキュウキュウ。

というのも先日、消防署で開催された救命救急講習を受けたのです。

内容は人口呼吸、心臓マッサージ、AEDの使い方です。

何度も実技を繰り返すので合計3時間になりました。

いままでは、テレビや映画でしか見たことがありませんでしたが、繰り返しやっていると、どうやら自分でもできるのではと思えてきます。

行政団体が紹介しているビデオなどでおおざっぱなやり方はわかりますが、たとえば心臓マッサージの回数、深さ、手の組み方などやはり教わらなければできません。ビデオだけ見てマネしないでください。

 

先日の東京マラソンでタレント松村邦洋氏も、素早い処置で救われたそうですが、そのときはこどもがAEDと叫んだからだとか(消防署員談)。学校で教わっているということなのでしょう。また一方で人口呼吸は慎重にやらなければならならいという事例も挙げられました。某連続殺傷事件では、血まみれの場にいたある勇気のある人物が被害者に人口呼吸をしたそうです。しかし、気の毒なことにその人が肝炎に感染してしまったそうです。

このような場合も想定して、AEDには感染しないようなフィルムも入っています。

ということで、地元の行政団体などで開かれている救命救急の講習を受けることをおすすめします。そもそも、プロの救命救急士が来る前のつなぎとして救命救急ができることが求められています。たとえば、家族に何があるかわかりませんし、心臓停止10分で死亡率は90%に至ります。おおざっぱにいって1分で10%づつ生存率は下がっていきます。

最近街角でみかけるようになったオレンジ色のケースに入ったAEDも多くの人がなんだろうなと思っているでしょう。おそらく救急隊員が使うものと思っている人もいるかもしれません。しかしこれはプロが使うものではありません。素人が救急車が来るまでの間に使うためのものなのです。

救命救急講習は一度受ければいいというものではなく、1年に一度は復習の意味でも受けた方がいいそうです。技術も変わりますし。

私も受けたばかりの救命救急法がぼんやりとした記憶になってきました・・・・・・。

 

参考:実技のビデオ(市川消防署の場合)

http://ibs.city.ichikawa.chiba.jp/ibsweb/topPage.do#

大物総会屋、小川薫氏死去

昨晩(4月27日)、大下英治氏が小説『最後の総会屋』のモデルにした小川薫氏が死去した。

4月になってからはいつ亡くなってもおかしくないと言われていた小川氏であるが、今年の3月にも弊社に”濃厚な”手紙を小菅(東京拘置所)から送ってきていただけに、やはり驚いた。

この小川氏の死について、ある元「総会屋」は「警察に殺されたようなもの」と指弾する。 (さらに…)

長ネギを植える

ホームセンターで購入した苗。(4月11日撮影)

ホームセンターで購入した苗。(4月11日撮影)

春は仕込みの時期です。

怒濤の農業ブログの更新です。農業の話ばかりですが、誌面では社会派的なことはちゃんとやっております。

4月半ばには市民農園の畑に長ネギを植えました。

ホームセンターで苗が298円で売っていたので購入しました。

一袋20本くらいは入っていたでしょうか。これを植えてみたのです。

 

植えた長ネギの苗。土のかたまりがごろついているところが、テキトーな感じですね。

植えた長ネギの苗。土のかたまりがごろついているところが、テキトーな感じですね。

長ネギの植え方については、ネット検索すらせず、なんの勉強もしていないので見よう見まねです。

ネギは上に伸びていくので、深く堀って、育ち具合に応じて土を次第にかぶせていけば大丈夫でしょう。

最近は、苗植えばかりで種まきをした話がないので、ちょっとヘタレな感じがしますが、やはり成功体験を積まないと長続きしませんから、よしとします。

自己弁護をするわけではありませんが、実際、農家の人もすべて種から育てるというわけでもないようです。

先日も、千住ネギのようなとても立派な太いネギを道ばたでおばさんが売っていたので「立派ですね。2本100円は安いですよ」などと雑談をしたのですが、苗は苗屋から買っているとのことで少々驚いたことがあります。

長ネギはタマネギと同じように気が長い作物です。収穫は8カ月後くらいになるのではないでしょうか。

だから畑の隅に植えました。

長ネギ栽培についてはあまりダイナミックなお話はできないでしょうが、動きがあれば報告することにします。

セクシー大根

元気に育った大根(2008年2月)。

元気に育った大根(2008年2月)。

畑ではまだ大根を植えている人もいますが、ほとんどの人は2月には収穫してしまいました。

私も2月初めにすべて収穫しました。

全部20本近くなりましたが、食卓にはレギュラーメンバーで登場し、ようやく食べ尽くされようとしています。

その中でも、ひときわ目立ったのが左の大根。

セクシー大根のラインダンス。

セクシー大根のラインダンス。

いわゆるセクシー大根です。何がセクシーか見ればわかりますね。
(さらに…)

白菜か菜の花か

順調に育つと思われた白菜だったが・・・・・。(08年2月19日撮影)
順調に育つと思われた白菜だったが・・・・・。(08年2月19日撮影)
畑に花が咲いたのでした。(3月22日撮影)
畑に花が咲いたのでした。(3月22日撮影)

3月27日号の『週刊金曜日』編集後記「金曜日から」でも書いたのですが、白菜は失敗しました。

(さらに…)

阪急トラベルサポートの横暴(2)

シジフォスの希望(30)

 本誌の取材に応じたことで事実上の解雇処分(3月18日)を受けた塩田卓嗣さんら組合側に委任され、私が阪急トラベルサポート東京支店との団体交渉に出席したのは4月2日夜のことである。東京・港区のある貸し会議室。長いテーブルが中央に固めて並べられ、向き合う形で両サイドに10人ほどが座れる。組合側11人はそこで会社側を待った。私の出席については労働組合法第6条(注)に基づき、事前に組合側から会社側に通知してあったが、会社は文書で「認められない」などと回答していた。

 交渉の場に現れたのは東京支店の田中和男支店長ら4人。席に着くなり、自己紹介するでも名刺交換するでもなく、いきなり「週刊金曜日の出席は認められない。退席を!」などと声を発した無礼な男がいた。「あなたは誰ですか?」と私が問うても、まともに答えもしない。これが会社側代理人の伊藤隆史弁護士であった。以下、やりとりの要旨。

私:「(自己紹介後)こちらは労組法6条に基づいて交渉権限を委任され、出席している。認められないというあなたがたの法的な根拠を明らかにするべきでしょう」
伊藤:「労使慣行に反している」
私:「そんな法的根拠があるのか」
伊藤:「ある。慣行がルールだ。あなた(片岡)は関係ない」
組合側:「関係ないとは何か!委任しているから出席しているんじゃないか!」
私:「あなたは弁護士でしょ。慣行ではなく、労組法6条を拒否できる法的根拠があるなら出したらどうかと言っている」
伊藤:「とにかく退席を!でないと、交渉はできない」(これを繰り返す)
組合側:「それは団交を拒否するということか」
伊藤:「……」(会社側を促して席を立つ)
組合側:「団交拒否だ!不当労働行為ではないか!」

 この間、わずか数分。団交拒否を主導した無礼なこの男に対して、私は翌日(4月3日)に「抗議文および質問書」を出したが、回答拒否。さらに4月7日付で「抗議文および質問書」を出したが、再び回答なし。この男の所属する弁護士事務所は、太田・石井法律事務所(東京都千代田区)で、経営法曹界では有名なところらしい。調べてみると、なんと「みずほフィナンシャルグループ」のコンプライアンス(法令順守)ホットラインを担当している。悪い冗談のようだが、企業側と一体になって労働組合つぶしの法的サポートをする経営法曹界側の弁護士のやり口に対し、「コンプライアンスの徹底」を求めること自体が無理なのか。〈さらにつづく〉

 (注)労働組合法第6条 労働組合の代表者又は労働組合の委任を受けた者は、労働組合又は組合員のために使用者又はその団体と労働協約の締結その他の事項に関して交渉する権限を有する。

 (2009年4月16日・片岡伸行)

阪急トラベルサポートの横暴(1)

シジフォスの希望(29)

 疑問や文句があるのなら、なぜ本誌に言ってこないのだ。『週刊金曜日』2009年2月20日号に掲載した旅行添乗員たちの労働組合結成をめぐる記事に対して、取材に応じた組合支部委員長が事実上の解雇処分を受けた(3月18日)。組合つぶしの不当労働行為の疑いがあるだけでなく、言論の自由への挑戦でもある。

 全国に1万2000人近くいる旅行添乗員の9割ほどが「派遣」だという。社団法人日本添乗サービス協会(東京都港区)作成の冊子によると、1日の労働時間が12時間を超える勤務が大半にもかかわらず、平均年収は約236万円(2005年労働実態調査)で、「厳しい勤務内容と低い給与水準が将来に対する大きな不安に繋がっています」(同冊子)。

 そうした旅行添乗員の労働環境と待遇を改善し、誇りの持てる職業にしたいとの思いで、塩田卓嗣さん(46歳)は労働組合の結成に関わった。阪急交通社の子会社、㈱阪急トラベルサポート東京支店(東京都港区、田中和男支店長)に組合が結成されたのは2007年1月のことである。

 組合は会社側と交渉を重ね、過去2年にさかのぼっての雇用保険の加入などを認めさせた。三田労働基準監督署への「残業代未払い」申告もおこない、これを受けて同労基署は会社に「是正勧告」つまりは「残業代を支払え」と勧告。会社はこれに従わず、東京地裁での労働審判でも同じく「残業代を支払え」との決定が出されたが、これも無視。残業代の支払いをめぐっては現在、裁判になっている(その経緯は前述の本誌2月20日号に掲載)。そしてその本誌が発売された2月20日、会社に対して三田労基署から2度目の「是正勧告」が出された。しかし、会社は現在に至るまで無視したままだ。

 こうして組合側の攻勢が続く中、今回の問題は起きた。阪急トラベルサポート東京支店が、本誌の取材に応じた塩田卓嗣さん(全国一般東京東部労働組合阪急トラベルサポート支部委員長)を、事実上の解雇処分(アサイン〈仕事割り当て〉停止)にしたのだ。本誌4月3日号、同10日号の「アンテナ」欄などで報じ、NPO法人労働相談センターのWebサイトにある「旅行添乗員」コーナーでも紹介しているので、詳しい経過についてはそれらをご覧いただきたい。

 つまり、組合側の主張は行政と司法から認められ、会社側はそれを無視し続けている。追い詰められた会社側は紛争を恣意的に拡大させ、組合側の攻勢に歯止めをかけようという意図があるように見える。組合側は近く、東京都労働委員会に不当労働行為救済申し立てをおこない、解雇の撤回などを求めていく。この闘いには私も直接関わっているが、それについては次に述べる。〈つづく〉                                                                                   

(2009年4月15日・片岡伸行)

4月10日金曜夜のイベント告知 パレスチナ・ジャーナリスト対談

友人の小田切拓さんと藤原亮司さんが対談をします。二人の追っているテーマである「パレスチナ」について。

日本政府がJICAなどを通じてパレスチナやイスラエルに独自の動きを見せていますが、そんな悲惨な戦争写真のパレスチナではない、中東の姿も二人の話からは見えてくるでしょう。

締め切りが本日までとなっていますが、そのあたりはご相談で・・・・・。

小田切さんは今ヨルダンかドバイらしいけど、無事帰ってくるかな。それでは、以下、告知です。

日時 4月10日
◆ライターズネットワーク ビブリオサライ セミナー◆
「大手メディアが伝えないガザのリアル
――組織に縛られないジャーナリストにできることは何か?」(仮)

講師:藤原亮司(フォトジャーナリスト)・小田切拓(ジャーナリスト)
2008年12月、半年間の停戦の期限が切れると、イスラエル軍は過激派組織ハマスからの攻撃を理由に、パレスチナ・ガザ地区への大規模な攻勢を再開した。1月の停戦までの22日間で、ガザ側の死者は1400
人を上回るといわれている。

停戦後、多くの報道機関がガザ地区に入り取材を始める。だが、多くのメディアは潮が引くように短期間で取材を切り上げてしまった。そんな中、パレスチナ問題の取材経験豊富な2人の日本人ジャーナリストは、時間をかけ、ガザで起きていたことを調べていった。そこには、大手の報道機関が伝えきれないガザ地区の現実があった!

今回のセミナーでは、これまでの報道ではうかがい知れないガザ地区のリアルな実態を伝えるとともに、メディア報
道の在り方を検証しつつ、組織に縛られない個人としてのジャーナリストに何ができるかを考える。
             記

ライターズ・ネットワーク ビブリオサライ セミナー
「大手メディアが伝えないガザのリアル
――組織に縛られないジャーナリストにできることは何か?」(仮)
◆講師 藤原亮司さん(フォトジャーナリスト)・小田切拓さん(ジャーナリスト)

◆日時
2009年4月10日(金)
   PM6:30 受付開始
   PM7:00 開始
   PM8:45 終了予定

◆会場
飯田橋・レインボービル 1階D会議室
東京都新宿区市谷船河原町11(家の光会館隣)
地図:http://www.ienohikariss.co.jp/bld/map.html

◆定員 45人

◆参加費用
ライターズ・ネットワーク会員 2000円 非会員3000円(※但し、講師関係者と受付時に言えば会員料金を適用)

◆参加申込方法(会員向け)
下記のアドレスまで参加申し込みのメールをお送りください。
 kaliuki@train.ocn.ne.jp (六本木博之まで)
◆申込締切
4月8日(水)まで

【講師プロフィール】
藤原亮司:フォトジャーナリスト、ジャパンプレス所属。1998年よりレバノンやヨルダンなど周辺国を含めて継続的にパレスチナ問題を取材。他にアフガニスタンやコソボを取材、日本では在日コリアンの記録をライフワークとして
行なっている。ジャパンプレス所属。

小田切拓:ジャーナリスト。政治・経済番組のデイレクターをしていた1997年に初めてパレスチナを訪れ、以後、パレスチナ問題を専門に報道している。アメリカ、ヨーロッパの中東政策の取材を含め、国際社会のあり方やイスラエ
ル・パレスチナ双方の政治構造など、包括的な視点でパレスチナ問題を追っている。

ミサイルと人工衛星

シジフォスの希望(28)

「北のミサイル発射」という誤報が4月4日の午前11時前と午後0時16分ごろの2度にわたり流れた。最初は防衛省から、2度目は日本政府から。いずれも「誤探知」であったことがわかり、直後に訂正された。しかし、以下の事柄は誤報として報じられることはない。

 人工衛星の定義は「地球を最低2周する」ことだという。ミサイルなら大気圏外まで上昇した後、大気圏内に再突入して地上の攻撃目標に向けて落下する。人工衛星の場合は攻撃目標に向けて再突入する必要がないので、大気圏外の地球の周回軌道上に乗ることになる。さて、そこで問題。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が発射したのはミサイル?それとも人工衛星の打ち上げロケット?

 日本政府の発表(4月5日午前11時33分)に基づき、日本の新聞各紙は次のように報じた。北朝鮮は同日午前11時半ごろ、咸鏡北道花台郡舞水端里(ムスダンリ)のミサイル基地から「人工衛星」として準備していた長距離弾道ミサイルを発射。ミサイルからの落下物は同37分ごろ、秋田県の西約280キロの日本海上に1個が落下、もう1個が同43分ごろに日本の東約1270キロの太平洋上に落下したと見られる。ミサイルは同37分ごろに東北地方から太平洋へと通過したと推定している。

 日本政府は発表時「飛翔体」という言葉を使っているが、一方で自衛隊法に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を初めて発令しているので、日本のマスコミが「北朝鮮ミサイル発射」「北のミサイル発射」などと断じているのは当然と言えば当然だ。

 一方、北朝鮮の国営朝鮮中央通信は同日午後、国家宇宙開発展望計画に従い、運搬ロケット『銀河2号』で人工衛星『光明星2号』を軌道に進入させることに成功したと、初めて公式に報道した。韓国政府も同日午後、打ち上げられたのはミサイルではなく人工衛星の打ち上げロケットであるとの見方を示した。ロシアもまたミサイルではなく「人工衛星ロケットと確認した」と発表している。

 武器としての弾道ミサイルと打ち上げロケットの基本構造は同じだが、先端に搭載するのが衛星か爆薬かの違い。爆薬を積んでいればミサイルだし、衛星を載せていれば打ち上げロケットと表現するのが通常だ。実際、4月5日付『ニューヨークタイムズ』紙も、「North Koreans  Launch  Rocket」(北朝鮮のロケット打ち上げ)と報じた。

 人工衛星の打ち上げロケットなら、日本でもついこの間(1月23日)、「H2A202型」ロケットを種子島宇宙センターから打ち上げたばかりだ。しかし日本政府はこれを「ミサイル」と発表していないし、マスコミも「日本のミサイル発射」などと報じてはいない。確かに、頭の上をロケットが通過するのは不愉快極まりないし、それを「ミサイル」と報じられれば命の危険も感じる。自衛隊が迎撃ミサイルを準備する映像をテレビなどで繰り返し見せられれば、誰だって恐くなる。

 北朝鮮のこれまでの行動を容認や擁護するつもりは毛頭ない。核弾頭を持つと言われるノドンの存在は東アジアの平和にとって脅威である。国連安保理決議1718号のことも承知しており、はるかに高度で膨大な量のミサイルを保持・使用し中東で殺戮を繰り返している大国の行動は規制しないのかなどと、ここで皮肉を言うつもりはない。しかし、打ち上げロケットとミサイルはやはり異なる。

 自衛隊は結局、「飛翔体」への迎撃(破壊措置)はやらなかったが、もしやっていたらどうなったのか。どうせ打ち落とせないだろうという見方もあるが、仮に人工衛星を軍事ミサイルで撃ち落とそうとしたら一方的な戦闘行為になってしまう。

 世界の人工衛星は5800個ほど打ち上げられており、米国とロシア(ソ連時代を含む)でその90%近く、日本は120個ほどで世界第3位だ。2009年2月12日にはロシアの軍事衛星と米国の衛星電話サービス会社の通信衛星が、人工衛星本体同士としては世界で初めての衝突事故を起こした。これはこれでぶっそうな代物だが、この人工衛星打ち上げロケットを迎撃ミサイルで狙った事例など聞いたことがない。

 人工衛星打ち上げロケットとミサイルを国民意識の中で混同させることで、日本政府は自衛隊法に基づく「破壊措置命令」を出しやすい環境を整えた。マスコミと地方自治体はそれに利用された。次の「飛翔体」が何であれ、国民の恐怖を背景に政府は迎撃に打って出るかもしれない。戦争の始まりである。 (2009年4月5日・片岡伸行)

ハレ晴レユカイダンス

4月から、また放映されている、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」。エンディングテーマ、「ハレ晴レユカイ」ダンスが、YouTubeで、たくさんアップされている。SOS団の5人組が、高校の制服姿で教室で踊るダンス。世界のいろいろな国のいろいろな人たちが、コスプレして、踊っているのは、見ていても楽しい。

息子の友人の中学生の男の子は、NYブルックリンの自称オタクで、カンペキにダンスをマスター。自分で歌いながら、踊っているのをSkypeで見たが、なかなかのもの。

原作小説の版元である角川が、YouTubeで、「涼宮ハルヒの憂鬱」が許可なく流れるのを、黙認したせいだろうか。ハルヒは世界でもアニメファンに知られて、ファンが多いのである。他人の著作権を侵してはいけないけれど、ファンの心理として、自分の好きな面白いものを広く知ってほしいなあとも思うのも無理ない。そこを企業が大目に見たところ、流通して人気に火がついたのが、ハルヒの場合。

しかも、角川は、YouTubeの角川アニメチャンネルで、2006年放映のアニメを第1話から、無料で4月15日から公開するのだそう。いいですね。一般のYouTube放映時間は9分ほどなので、30分の1話を3分割で見ていたけど、やっぱり1話通しで見たいです。

タダで露出してしまうリスクと、流通することで、数え切れない人の目に触れて、宣伝になる効果。「ハルヒ」は、成功した例だと言われています。