小沢一郎はなぜ同情されるのか
2010年5月19日5:34PM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
新聞やテレビでアンケートをとると民主党を中心とする連立政権の支持率は下がっている。しかし、実感としてそれほど民主党が嫌われているとは思えない。アンケートに不正があるとは言わないが、実感とのズレがある。
なぜ民主党はそれほど、嫌われていないのか。それは小沢事件の副産物ではないか。民主党にとって小沢事件は逆風ではない。むしろ追い風である。もちろんファクトとして、小沢は不起訴になる見通しにもなった。そもそも昨年の衆院選に際しても小沢事件を今と同じようなタイミングで民主党は抱えていた。それでも民主党は大勝した。小沢事件自体は民主党にとって大きなマイナス材料ではなかった。
事件の結果、評判を下げ、不信感を招いたは検察。そしてマスメディアだ。彼らへの不信感はひじょうに高まり、じわじわと広まっている。ここでいうマスメディアはテレビや新聞だ。雑誌やタブロイドは少々ポジションが違う。