きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

記者会見・記者室の完全開放を求める

たりらりら~ん。

23・8%

 

「この数字をどう読み解くかが、勝負なんだ~!!」と熱く語るメディア欄担当Iさん。

ぽかーんとワタクシ。

統計やら、世論調査やら、日々、さまざまな数字が発表されます。それをどう解り易くまとめて伝えるか、が記者の力量。そして、そこに「ニュース」がある。(らしい)

 

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すげ~よ伊達っく。

只今、開催中のフレンチオープン一回戦でクルム伊達がサフィーナに勝った!

 

39歳と24歳。その差15。年齢を話題にするのは、問題なのかもしれませぬが、スポーツの世界では、やはり凄いこと。女子テニス選手のピークは、だいたい10代後半から、20代半ばまで、です。 (さらに…)

沖縄とイラク

シジフォスの希望(39)

 沖縄とイラクはつながっている。米軍の残虐性と加害性において――。yahoo!ニュース雑誌コーナーへの『週刊金曜日』の記事配信が始まった。すでに何本かの記事がアップされているが、5月26日夕に配信された「高遠菜穂子リポート」が「おすすめの雑誌から」として紹介されている(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/)。鳩山政権による普天間基地移設問題の、迷走の果ての「5月決着」が大メディアで報道される中、この記事の視点は重要である。

 2004年に起きた米軍によるイラク・ファルージャ大虐殺(大メディアは「ファルージャ総攻撃」と呼称するが、実態と乖離した、あるいは実相を隠蔽する呼称に思える)。米軍は国連事務総長の攻撃回避を求める書簡を無視し、海兵隊を主力に約1万人(そのほかイラク治安部隊数千人)を投入し無差別攻撃を繰り広げた。一般市民数千人が殺され、多数の負傷者を出した。この殺戮行為は、日本は批准していないが、平時・戦時を問わず集団殺害を国際法上の犯罪と定めたジェノサイド条約(国連総会決議、1951年発効)違反ではないか。その主力部隊が沖縄・辺野古にあるキャンプ・シュワブの米海兵隊員であった。

 高遠さんの配信記事は『週刊金曜日』での連載「破壊と希望のイラク」の16回目(5月21日号掲載)。「米軍の『残虐性』直視を」の見出しで、〈1〉〈2〉に分けて配信されている。4月にファルージャから沖縄を訪れたワセック・ジャシムさんの体験に基づく記述が中心で、「あの米軍がこの美しい島から来ていたなんて想像もしなかった」というワセックさんのつぶやきから始まる。その〈2〉では、読んでいても目を覆いたくなるような、ファルージャでの米軍による殺戮後のむごたらしい光景が再現される。

 ぜひ多くの方に読んでいただきたい。「勉強してみたら抑止力」などというふざけたことを言う鳩山由紀夫首相をはじめ、大虐殺がまさに進行中の当時、これを「成功させなきゃいけない」と声高に全面支持を表明(04年11月9日)した小泉純一郎(元首相)および当時の自公政権の面々と名ばかり新党の面々。次の言葉は、その「面々」たち、イラク戦争を支持し、復興支援という名の加害支援を推し進めた者たちにも向けられたものであろう。4月21日、参議院議員会館でおこなわれた「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」主催の集会での、ワセックさんの発言である。
 「イラク戦争を推し進めた人たちは訴追されるべきだ」
                                                          (2010年5月27日・片岡伸行)