<武土道記> たまねぎ2玉
2008年11月25日6:08PM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
先週末は『週刊金曜日』の15周年大集会でした。おおぜいの読者の方にいらしてもらいました。満員御礼でした。誠にありがたいことです。
それぞれの演者の話も面白く、笑いも絶えませんでした。もちろん真面目な話もありましたが、松元ヒロさんの舞台は特に、腹抱えました。天気予報ネタがツボでした。今年は『週刊新潮』になにかを捏造されないことを祈ってます。
当日の私は舞台袖という場所にわりふられました。会場に目を光らし、椅子や机を出し入れする係ですね。『週刊金曜日』は小さい会社なので大規模な講演会は社員総出の仕事になるわけです。でも、そういうこともわりと嫌いじゃありません。学生時代はパーティーを開いたりしていましたし。バブル懐かしいっすね。戻りたいとも思いませんが。
「袖」担の仕事内容は当日知りました。リハーサルでは舞台の真ん中ですっころんだりしましたが、本番では、大過なく勤め上げられたと思います。
当日の舞台監督をしていただいたのは松田聖子のディナーショーやらミュージシャンの舞台演出などもしているという今村さんでした。打ち上げではいろいろ裏話を聞かせてもらい、勝手に盛り上がりました。
たいした働きをしたわけでもないので、過労ではないはずですが、週末は、風邪をひき少々倒れました。連休になると体調崩すタイプです。
そこで、ごろ寝しながら、いまさらですが、元トレーダーのナシム・ニコラス・タレブの『まぐれ』(ダイヤモンド社、原題“Folled by Rondomeness”)を読了しました。カール・ポパーやリチャード・ドーキンスなど数学、文学、哲学、生物学、歴史学、経済学などなどの概念をまぜこんだ辛口エッセイです。おそらく今も発売している米国特集の『クーリエ・ジャポン』にインタビューが掲載されており、関心が湧いたので手に取ってみたのです。
いろいろな意見や示唆が盛り込まれている本ですが、物事を判断する際に合理性以上に情緒が重要な役割を果たしているというタレブの主張(といっても過去の脳科学実験の一つの引用)が、少なくとも短期的には私の思考や行動に影響を及ぼすのではないでしょうか。優秀かつ奇人変人なトレーダーたちの失敗を間近に目撃してきただけに説得力があります。
さて、前回の市民農園の話の続きです。情緒的にいきなりプライベートの話に戻ります。本当はこちらが主題なんですが、時機を得た話をいれないとブログは読んでもらえないと思いましたので、枕をつけました。
しかし枕が長すぎましたね。枕と言うよりはかけ布団です(そういうのか知りませんが)。農業に関心のある方は続けて読んでみてください。できれば前回のブログから御願いします。
農園でのたまねぎ作りですが、実は残念ながらこれは最初で最後の挑戦になってしまいました。(つづく)