マジック・マッシュルーム
2002年3月15日9:39AM|カテゴリー:風に吹かれて|伊田浩之
昨年末に『週刊金曜日』編集部を退社した北村尚紀さんから3月12日、久しぶりにメールが届いた。そう、タバコやセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)、牛乳などの記事で味のある文章を書き、人気が高かった編集者からだ。
「明日(というか今日ですね)発売のSPA!で、私が初めて“自分の企画でやった”特集が出ます。マジックマッシュルームの犯罪化に反対する企画です」
そう、北村さんはいま『週刊SPA!』の編集部にいる。転職の話を聞いたとき、彼の力を失うのはとても痛手だけど、キャリアを積むために職場を移るのだから仕方がないなぁ、と思った。
最初の特集が「幻覚キノコ」規制問題とは、彼っぽいな。でも、メールの送信時刻が午前4時27分ってのはどういうことなんだろう。会社に泊まり込みなら大変そうだなぁ。そんなことを考えながら早速、掲載誌を買ってきた。
なんでも、幻覚キノコの所持は合法だが、厚生労働省が3月6日に全面規制の方針を明らかにし、このままではおそらく今年5月か6月に、幻覚キノコを所持しているだけで、懲役7年以下の刑事罰が下るようになるそうだ。6ページの特集は、基礎知識から鼎談、キノコ・パーティ潜入記まで多彩な構成になっている。北村さんの現在の頑張りや、幻覚キノコ規制に関心がある人はぜひ、読んでみてはいかがだろうか。