やっぱり麻生太郎が在外公館に指示していた根拠なき抗議文
2008年12月19日5:58PM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
前回コラムで書いた麻生鉱業の外国人捕虜労働の事後談です。情報が入ったので。
麻生鉱業に関する「ニューヨークタイムズ」の報道に対し、在米総領事館のホームページ上に抗議文が掲載されていた一件。この指示していたのはやはり当時、外務大臣だった麻生首相であることが明らかになりました。
12月18日、記者会見後の外務省は民主党の藤田幸久議員事務所に以下のように回答してきたという。
「2006年11月付けの麻生鉱業における捕虜の存在を報道したニューヨークタイムズの記事に対する在ニューヨーク総領事館のホームページへの反論文の掲載を指示したのは当時外務大臣だった麻生現総理、同反論文の削除を指示したのは中曽根現外務大臣、それぞれが公電にて在ニューヨーク総領事に対して指示をしたものである」
一体、どのように指示したのだろうか。
この首相には歴史を調べる能力も、その気もないことがあらためてわかった。
そのくせ、批判には過敏に反応するんだよなあ。
調査能力の問題については流しソーメン流すように批判文を総領事館に掲載した外務省も同じ穴の狢か。
外務省は競走馬買ってた横領職員に始まるスキャンダル以後、今やなんでも広報通せというし、しかもご丁寧に雑誌担当広報まで設けているんですよ、みなさん。そんなことやってマスコミ対策してるのって省庁って警視庁ぐらいじゃないですかね。いや、内閣調査室も雑誌担当っているなあ。あ、でもこれは広報じゃないし。
ということで、批判に弱いという点も外務省は一緒かもしれませんね。
本当は、『週刊金曜日』で書きたいのですが、年内の記事は校了したので、ブログにて失礼しました。
来年は1月9日発売号からになりますので、よろしくご愛読のほど御願い申し上げます。