個人情報保護法の改正を政治日程に
2009年10月22日6:23PM|カテゴリー:風に吹かれて|伊田浩之
10月23日発売の『週刊金曜日』で、個人情報保護法の担当である福島みずほ内閣府特命担当大臣(消費者)が「担当大臣として、個人情報保護法の問題点について抜本的に見直します」と発言しました。佐高信編集委員のインタビューに答えました。
『週刊金曜日』では、一貫して同法の問題点を指摘してし、成立に反対してきました。主な特集記事を下に記します。
・個人情報保護法案成立を許すな! 何度でも言う 言論を殺し市民縛る悪法だ
(2003年5月30日号)
・個人情報保護法案 メディアと市民を分断する与党修正案に気をつけろ
(2003年1月31日号)
・個人情報保護法に騙されるな!! プライバシーの「保護」ではなく「管理」が正体
(2001年9月14日号)
・個人情報保護法いらないキャンペーン 第2弾 関係業界が首を傾げるザル法の存在意義とは
(2001年7月27日号)
・知らなかったではすまされない ニッポンの自由の危機 【個人情報保護法案】表現の自由を奪うメディア規制
(2001年6月22日)
法案審議当時、さまざまな反対意見があり、このブログでもいくつかを紹介しました。ノンフィクション作家らでつくる「個人情報保護法拒否! 共同アピールの会」が2002年3月26日に発表した対案の骨子はコラム「廃案しかない個人情報保護法案」で紹介しています。http://www.kinyobi.co.jp/blog/?p=1508
また、日本ペンクラブが2003年2月17日に発表した、廃棄と抜本的作り替えを求める意見書は「廃案しかない《個人情報保護「修正」法案》ふたたび」で紹介しました。http://www.kinyobi.co.jp/blog/?p=1541
各種メディア団体も現在も、同法の問題点を指摘し続けています。たとえば、日本新聞協会は今年3月27日に全面的な法改正を求める見解を発表しています。
http://www.pressnet.or.jp/info/seimei/iken20090327.pdf
福島大臣が今後、抜本的な見直しにどのように取り組むか注視したいと思います。