昨晩は、野党関係者を取材したのち、青山で開かれた格闘家の壮行会になりゆきで参加。グラバカの菊田早苗選手も来ており、話ができてうれしかった。オヤジさんの菊田幸一弁護士は監獄問題の第一人者であり、刑務所見学に何度か連れて行ってもらったことがある。そんないきさつもあり、デビュー当時から菊田早苗選手の試合は注目していた。日付が変わる前に店を出るもこの日は少々飲み過ぎたかも。

　

そして本日昼はフリージャーナリストと打ち合わせ、午後には公共問題市民調査委員会の大高さんら2名が来社した。

公共問題市民調査委員会のサイト↓

http://www.justmystage.com/home/kunimoto/

公共問題市民調査委員会は千葉県を中心として、政党や団体の支援もなく一般市民が事件や汚職などを調査して告発しているグループだという。

そして、大高さんは5年に及んで東京高裁、地裁前で街宣をしてきたが、2008年11月21日に東京高裁前で転び公妨で逮捕されたという。（21日後には釈放）

http://www.justmystage.com/home/kunimoto/newpage37.html

普段は裁判所に来ない人びとも裁判所に来る裁判員裁判を控えていたためか、裁判所の前で街宣活動をされることが目障りだったのではないか、と、大高さんは考えているという。

そもそも大高さんらは千葉県の千葉興業銀行が不正な不動産取引により被害を受けたというＹさんらを支援していた。Ｙさんは、千葉興銀が関与する土地取引で1000万円以上のムダな支出を強いられたという。しかし、裁判では敗訴。大高さんらはＹさんを支援しつつ、裁判所の問題も追及するようになったという。

しかし、大高さんら3人は昨年6月、千葉興銀前での街宣活動において大高さんが公務執行妨害、Ｙさんら2人が名誉棄損で千葉西署に逮捕された。無論、街宣活動の許可は警察からとったそうで、大高さんらは名誉棄損は警察当局が千葉興銀に告訴状を提出させたと考えている。

大高さんは保釈金を支払えたが、支払えなかったＹさんは今も留置されているという。大高さんの話によれば、そもそもＹさんは20年前に不動産会社に騙されて土地を買い、不用なおカネを千葉興銀に支払う羽目になり、銀行前で演説をし続けたら、ついには逮捕されてしまったということになる。そうであるならば、気の毒な話である。

銀行といえば、バブル後、私の家族も永代信用組合（2002年に経営破綻）に虚偽の消費貸借契約書を作成されて、ひどい目にあったことがある。それに限らず、この仕事をしていれば銀行の犯罪的行為はいくらでも耳に入ってくる。

公共問題市民調査委員会のサイトには、上記の事件以外にも20億円だまし取られ事件、交通事故の被害者が加害者に仕立てられてしまった事件など数々の事件が掲載されている。

 

真実を確定すること、真実をもってして裁判で勝つことの困難さをあらためて考えさせられた。