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沖縄知事選、佐喜眞淳氏とヘイト団体の関係
西山隆則|2018年9月12日5:36PM
沖縄の有権者はこの人のことをどれくらい知っているだろう。安倍官邸の“宿敵”翁長雄志知事の急逝を受けて9月13日に告示、同30日に投開票される沖縄県知事選に自民、公明など「国政与党」推薦で出馬する佐喜眞淳・前宜野湾市長(53歳)のことである。この人の“正体”を知れば知るほど、全沖縄を代表する政治家として相応しくないことがわかるはずだ。
佐喜眞氏は1964年生まれ。県立普天間高校から千葉商科大学へ進み、宜野湾市議、沖縄県議を経て、2012年の宜野湾市長選で相手候補を900票の僅差で破って初当選した。安倍(ヤマトー)と翁長(ウチナー)の代理戦争といわれた16年の2期目の市長選では、安倍側候補として翁長知事が率いる“オール沖縄”候補を約6000票の大差で破って再選される。この時の選挙については後述するが、市議選、県議選、市長選を通じて一度も選挙に落ちたことがない。
そう考えると、安倍官邸にとって負けられない戦いである今回の知事選に“不敗”の佐喜眞氏を投入する気持ちもわからなくもない。だが、宜野湾限定の選挙に強いということと、県知事選で勝てるかどうかは別物だ。なにしろ佐喜眞氏には問題がありすぎる。