首都圏にある東海第二原発
20年5月の結審を指定、裁判はヤマ場へ
大石光伸|2019年9月28日5:53PM
争点は
(1)基準地震動の過小評価と超過の可能性、
(2)旧い設計による耐震裕度の欠如、
(3)シビアアクシデント対策の不備・欠落、
(4)火山灰濃度への対応不可など自然災害への対策、
(5)経理的基礎の欠落による工事資金調達・安定的事業継続の困難性・賠償能力の欠如、(6)日本一の人口密度での避難の困難さおよび被害の甚大さ
などに絞り込まれつつある。
11月までに判断枠組みを含めた争点整理が行なわれ、12月から来年2月にかけて5日間の日程で証人尋問が予定されている。現在、証人の申立が双方より提出され協議に入っており、裁判はいよいよヤマ場にさしかかった。
次回進行協議(非公開)での裁判官への説明会(第6回目)は10月7日(月)10時より1日がかりで行なわれる。
(大石光伸・東海第二運転差止訴訟原告団共同代表、常総生協。2019年9月27日号)