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三井住友銀行をオキュパイ(占拠)
2012年4月4日5:47PM
原発再稼働を画策する巨大銀行に抗議しようと3月17日、「オキュパイ!三井住友銀行本店前アクション」が東京・丸の内の同本店前で開かれ、雨のなか約30人が再稼働反対を叫んだ。
オキュパイ(占拠)運動は昨年、米ウォール街ではじまり、世界に広がった。1%の人々が独占する富を、残り99%へ還元するよう求めている。
この日の行動は「オキュパイ!霞が関」に取り組む市民団体などが企画した。三井住友銀行本店前で参加者が次々とマイクを握り、「住友銀行は磯田一郎(故人、元住友銀行頭取・会長)の時代から地上げなど金儲けならなんでもやる体質」「三井住友銀行はクラスター爆弾の製造企業に投融資している。1%の人々は、命や生活よりもカネを優先する、いや人を殺す人たちだ」「法人税を上げれば被災地の復興はできる」などと訴えた。
三井住友などメガバンクは東電への追加融資1兆円の条件に「再稼働」「電力料値上げ」を提示。東電株など約4兆円の債権をもつ金融機関が損をしないよう、被災者救済よりも東電救済を優先させる「原発賠償機構」の原案(三井住友銀行役員作成)を政府に提案したと批判されている。主催者の一人、土屋典子さんは「原発も、99%のわれわれが1%に富を吸い上げられるシステムなのです」と話している。
(伊田浩之・編集部、3月23日号)