976号目次PDF
976号の注目記事
●沖縄の民意は新基地にNO!
名護市長選 現職・稲嶺進氏が制す
野中 大樹
全国の注目を集めていた沖縄・名護市長選は「海にも陸にも新しい基地はつくらせない」と訴えていた現職の稲嶺進氏が再選された。普天間飛行場の辺野古への移設に民意は改めて「NO」をつきつけた。
●真相追及キャンペーン第1弾
人材派遣大手パソナグループ社長
南部靖之氏の消したい過去
「全財産40億円を失った」と友人が怒りの告発
佐々木 実
かつて「ベンチャー三銃士」の1人ともてはやされ、派遣会社パソナを業界大手に急成長させた南部靖之氏。
しかし、そのビジネスが軌道にのり出す前に南部氏を世話した友人は今、怒りに震えている。
労働者の商品化によって大成功した南部氏は過去、何をしていたのか。
近著でパソナグループ会長竹中平蔵氏と政治の関係をあぶりだした気鋭のジャーナリストが、南部氏の過去を解きあかす。
●前ミス・インターナショナルが大手芸能事務所幹部を告発
大手メディアも完黙の不可解さ
高田 欽一+本誌編集部
2012年に日本人初のミス・インターナショナルとなった吉松育美さんが昨年12月、日本外国特派員協会で芸能界の闇を告発し、世界で報じられた。
だが一部報道をのぞきマスコミは完黙。大手芸能事務所バーニングの圧力か、との見方もある。
●特定秘密保護法は廃止を!!!
情報保全諮問会議の座長に渡邉恒雄氏(87歳)を据えた官邸の思惑
「法律必要」読売新聞グループの本社会長兼主筆
本紙取材班
「よりによって彼が座長とは」――特定秘密の指定、解除などの運用基準策定にあたって意見を聞く「情報保全諮問会議」の構成員が発表された1月14日、驚きの声が上がった。露骨な政府・与党よりの人事だからだ。
●次世代に巨大なツケを残さないために
新国立競技場建設で噴出する疑問
森 まゆみ
2020年東京五輪のメインスタジアムとなる新国立競技場建設をめぐり、デザイン競技の妥当性から維持費の巨額さまで、さまざまな問題が浮上してきた。
招致の知事が辞めたのだから、五輪は返上するのが、一番すっきりするのだが……。
●アリエル・シャロンの孤独な死
小田切 拓
「虐殺者」「和平の推進者」などさまざまな評価があるイスラエルのシャロン元首相が1月11日に死亡した。
現地に長年入り続けるジャーナリストが、この政治家が残した軌跡を振り返りながら人物像を描く。
●〈脱〉混迷ニッポン(14)
(株)エス・シー・エス社長 木之本 興三
「金儲け」より「人儲け」 病と闘い立ち上げたJリーグ
山岡 淳一郎
プロサッカーのJリーグが発足して21年。今でこそ海外で選手が活躍する姿は当たり前だが、その陰には「アマチュアリズム」の壁と闘い、病と闘いながら尽力した人物がいる。現在も関係者から頼りにされる木之本興三さんだ。