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756号目次

        

       756号目次

756号の注目記事

■永田町の政治力学で説明できない鳩山辞任
 西川善文日本郵政社長が
 居座るワケ
 横田 一
 

 任命権限のある大臣が辞任し、任命される側の人間が居座る
 という前代未聞の事態が起きている。
 なぜ西川日本郵政社長は居座り続けることができるのか。
 その背景には小泉・竹中ラインが浮かび上がってくる。

■障害者郵便不正事件の深い闇
 大阪地検特捜部は
 「西松事件」の轍を踏むのか
 天城 慶
 

■佐藤優の歴史人物対談 6
 ルクセンブルグと語る
 

 戦争の危険が迫ってきた。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核実験と、
“制裁”を声高に叫ぶ人たちによって北東アジアの軍事的緊張が高まっている。
なぜ戦争は起きるのか。それは資本主義が構造的に持つ悪なのだろうか。
戦争が迫ってきたときに私たちはどのように考え、行動すべきなのか。
第一次世界大戦の前後、ドイツを中心に活躍したルクセンブルクに聞く。
 

■沖縄 2009年夏
 金武湾を望む現場から
 成澤  宗男
 

薩摩の侵略から400年、琉球処分から130年経った沖縄は、「基地被害」という
衰える兆しのない抑圧のただ中にある。
過去と現在のそうした負の構造を象徴する二つの現場を通じ、
終わりのない「戦後」を生きている人々の姿を追う。
 

■新石垣空港の建設取消訴訟で東京地裁が現場検証
 1基約1億円のシェルターで
 希少コウモリが
 守れると言うのか
 写真・文  新藤健一

この巨大な構造物は、希少コウモリのためのシェルターだという。
新空港建設のための無茶がまかり通っている。

■痛憤の現場を歩く97
 東京・日の出町、巨大ごみ処分場問題の控訴審で住民側が敗訴
 増え続けるがん死者に
 目をつむる裁判官の怯懦
 鎌田 慧

 ごみを焼いて最終処分場に埋める――この全国に波及したモデルケースが東京・日の出町にある。ただ、焼却で生まれるダイオキシンなどの化学物質や灰に含まれる重金属が、地下水に浸透したり、大気中に飛散したりして、深刻な健康被害を及ぼす危険性は無視されてきた。私たちは、自らが毎日生み出すごみの問題から目をそらしてはならない。
 

■一センチ四方のバッジに込められた「国労再生」への願い
 辻井さん対JR東日本のバッジ闘争
 古川 琢也

755号目次

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755号の注目記事

■各国首脳の守護霊と“独自外交”
 「幸福実現党」の迷走も
 神仏のお告げ?
 古川琢也

大川隆法氏率いる宗教法人「幸福の科学」が、政治政党「幸福実現党」を立ち上げた。はたして国政に影響を及ぼす存在になりうるのか?
教団の元幹部などの話から探った。
 
■新・買ってはいけない137 拡大版
 薬事法違反の可能性が高い
 サプリメント
 渡辺 雄二

世の中の健康ブームを支えるのが各種のサプリメント(サプリ)。
サプリは医薬品ではないので、効果を謳ったり、効果を暗示することは本来禁止されています。
ところが市場に出回っている製品を見ると、怪しいものがいっぱい。
今回はそんなサプリを集めてみました。
表示にだまされないでくださいね。
 
■セブン-イレブンの正体  鈴木敏文商法の「詐術」
 鈴木会長“直属部隊”が売上金を奪いにやって来た 下
 飯塚弁護士が仕組んだ「オーナーの告訴潰し」の真相
 渡辺 仁

セブン-イレブンのオーナーの中でも特に悲惨なのは、「四〇〇万円でオーナーになれる!」という甘い勧誘の言葉に乗った「Cタイプオーナー」だ。その実態は、オーナーとは名ばかりで経営の自由がない。そのうえ地元警察まで巻きこみ「告訴潰し」までやられたオーナーもいる。なぜ、こんな不法行為がまかり通るのか、真相に迫る。
 
■東電が目をそむける二メートルの地盤隆起予測
 七号機の運転を再開した柏崎刈羽原発
 別府 一夫

二〇〇七年七月一六日の中越沖地震以来、一年一〇カ月運転を停止していた
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所が、五月八日から七号機で運転を再開した。
地盤変動はどこまで究明されたのか。再び地震が襲ったときの安全性は確保されたのか。
試運転後もトラブルが続発するなか、地元住民の不安は募る。
 
■シリーズ 生きている労働組合 23
 小林 拓矢

 『週刊実話』などを刊行する日本ジャーナル出版で、懲戒解雇した社員に対する「損害賠償請求」の裁判が現在、東京地裁で行なわれている。勤続四〇年近い最古参で、実績を挙げてきた管理職社員を、降格から懲戒解雇。社内で重大な問題を起こしたのならともかく、合理的な理由は見当たらない。納得のいかなかった社員は、出版労連傘下の個人加盟ユニオン・出版情報関連ユニオンに加盟し、理不尽な降格と懲戒解雇の撤回を求めて立ち上がった。
 
■追跡 第二弾 当局も注目するSFCG系列違法回収業者の元社長が日本振興銀行に転職していた
 北 健一

違法回収を繰り返したSFCG系列会社の元社長が、“木村剛銀行”に再就職していたことがわかった。トラブルが絶えない同行の回収の陰には、商工ローン出身者の姿が見え隠れする。
 
■足利事件の冤罪被害者・菅家利和さん怒りの告白
 警察・検察によるでっち上げの
 全過程を再審で解明させたい
 浅野 健一

なぜやってもいない犯行を “自白}”してしまうのか。裁判員制度がはじまった時期に、足利冤罪事件の投げかけた問いは重い。釈放された菅家利和さんに今の思いを聞いた。

754号目次


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754号の注目記事

■映画『ラッシュライフ』原作者
伊坂幸太郎さん
インタビュー
聞き手木村元彦

フィクションで
ひっそり届けたいこと

東京芸術大学が配給、プロデュースした映画『ラッシュライフ』が6月13日から公開される。原作は若手人気作家の伊坂幸太郎さん。フィクション込める思いを聞いた。

僕自身は、臆病で
小心者で「変化」がすごく
苦手なんです

 
■メディアを考える

日々情報に囲まれて生きている私たちにとって、メディアは一つの環境ともいえる。
大衆メディアが普及してからはメディアの効果、影響力、役割などについての研究が多くの人によってなされてきた。
いまでは「メディア批判」は一般化し、毎日誰かがメディアへの批判を何かのメディアで発信している。
では、なぜ私たちはメディアについて研究するのだろうか。
情報を得ているようで洗脳されているのか、批判しているようで踊らされているのか、
メディアが何をどう描き、またあえて描かないのか、そして何を信じたらいいのか――
誰もが納得する明確な答えがないからだろう。答えは自分で探すしかない。

 
■勝手に自由に生きさせろ!
“労働/生存運動”のいま 
聞き手 北村肇 本誌編集長

編集長連続インタビュー9
栗田隆子さん 「有限責任事業組合フリーターズフリー」組合員

言葉の獲得、自由の具現化

『フリーターズフリー 働けと言わないワーキングマガジン』は、
フリーター当事者の声を伝えることに先駆的かつラディカルに取り組んだ本(雑誌)だ。
生田武志、大澤信亮、栗田隆子、杉田俊介という、個性的な四人が、
「有限責任事業組合」という事業形態を選び、現在までに二号を刊行する。
女性労働や性の問題を特集に据えた第二号の責任編集者が栗田隆子さん。
「言葉」、そして「自由」への強いこだわりが伝わってくる。

■痛憤の現場を歩く96
鎌田 慧

死刑執行された「冤罪・福岡事件」と裁判員制度

命の尊さ実現するため
再審請求を続ける

国民が刑事裁判の審理に参加する裁判員制度が5月21日、はじまった。
だが、「自白」偏重の無理な取り調べが続くかぎり、
裁判員制度は冤罪判決を早めるだけだ。
「福岡事件」の再審開始を願う家族が問いかける冤罪と命の問題は重い。

 
■新・買ってはいけない136拡大版 BBクリーム
境野 米子

韓国発のコスメ「BBクリーム」。
1本5~6役もの便利さと、
某有名美容家が日本に紹介したことで、
大ヒット商品になり、今や完全に日本にも定着しました。
でもひとつの商品でそんなに多機能なんて、
中にはどんなものが入っているのでしょう?
BBクリームを検証してみます。

■「反差別」の志はどこへ
組合員の「雇い止め」続く明石書店
野村 昌二

反差別や人権問題など、弱者の側に立った出版で知られる「明石書店」で、組合員を狙い撃ちするかのような契約社員の「雇い止め」が頻発している。社員の各種保険への未加入問題も発覚した。「反差別」「反貧困」を標榜する出版社が、「差別」「貧困」を生みだしているのか。

■グリーンピース・スタッフ逮捕から1年
まさの あつこ

クジラ肉を盗んだのは誰か

クジラはかつて、食卓にのぼる肉の四割以上を占めた。今や日本の食は多様化し、その味を知らない若年層は多い。「捕鯨問題」といえば、「捕鯨船」対「反捕鯨団体」の過激な船上衝突が思い浮かぶ。一年前に起きた「クジラ肉横領事件」のその後を報告。

753号目次


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753号の注目記事

■「横田めぐみさん生存」の証言者
 元北朝鮮工作員
 安明進氏の告白
 青木 理

北朝鮮による拉致問題が明らかになる過程で、
「元工作員」安明進氏が果たした役割は大きい。
その安氏の証言に最近変化が見られるという。
韓国・ソウル近郊の安氏を直撃した。

■エロスを愉しむ
 対談 中村うさぎ+植島啓司

90年代に南米でローライズを
初めて見たとき、ほんとに
ショッキングだったな(植島)

戦前はヘソが
いちばんエロかったらしいです。
ふだんなかなか見られないから(中村)

■天安門
 写真 パトリック・ザックマン

◆6・4
 麻生晴一郎

■現役暴力団員取締役のコシ・トラスト社と過去に提携
 三井住友銀行を騙したカネで
 H.I.S.子会社がリゾート開発
 和仁 廉夫

三井住友銀行などから六〇〇億円余りを詐取した不動産会社コシ・トラストの
社長ら六人が逮捕された。そのコシ社が大手旅行業者H.I.S.と提携し、
北海道のスキー場経営、リゾートホテル開発などを手がけていた。
スキー場にはコシ社取締役の現役暴力団員のほか、管理会社の会長・社長として、
元東京都議らも入り浸っていた。

■台湾海峡の波に乗る中台米、
 呑まれるか、日本
 本田 善彦

政権発足から1年を迎えた馬英九政権。台湾経済の先行きは暗いものの、馬政権が打ち出した中国大陸からの観光客解禁政策は着々と成果を見せる。そんな中、鍵を握るのが米国との関係だ。米国の思惑どおりに事が進もうとしている現状で、日本の立場はどうなる?

■インド
 取り残された2億7000万人
 レイルロード・スラム
 写真・文 高橋 邦典

インドのスラムといえば、今なら映画
『スラムドッグ$ミリオネア』を思い出すだろう。
映画はムンバイが舞台だが、ここコルカタにも
150万人以上のスラムの住民がいる。
なかでも最下層の人々は、
命の危険と隣り合わせの鉄道線路脇に住む。

■整形手術の“うめき声”
 写真・文 ぺ 昭

高額な借金をしてまでも
整形手術を受ける女性たちがいる。
アジアから日本に
“出稼ぎ”に来た女性たちだ。

◆4カ国語を話す苦労人医師 中間健さん