おしらせブログ 週刊金曜日から定期購読者の皆様へのおしらせを掲載しています。

読者の皆さまへ

読者各位

 いつも本誌に熱い支持をいただき、ありがとうございます。本誌は創刊以来16年間、定価を500円に据え置いてきました。その間、消費税の増税もありましたが、読者のみなさまに負担をおかけしないようにとがんばってまいりました。しかし、この厳しい状況下で、どうしても書店での販売価格に限って値上げせざるをえなくなりました。凸版印刷株式会社との交渉で印刷費を大幅にダウンしてもらうなど、社員一同、諸経費の削減に努め、値上げを回避すべく、努力してまいりましたが、そのような決断をするに至りました。

 各所をまわるたびに、「創刊以来読んでいます」、「是非なくさないで下さい」など、励ましの言葉をいただき、存続の決意を新たにしていますが、そのためには、書店での販売価格を7月2日号から580円(税込)に値上げせざるをえないことを御了承いただきたく存じます。

 ただし、本誌の主たる読者が定期購読であることに留意し、定期購読の皆様は購読料を据え置きます。

 また、経費削減の一環として、同号より定期購読の配送方法を現在の「第三種郵便」からヤマト運輸株式会社の「クロネコメール便」に変更させていただきます。そのことにより一部地域に於て、配送の遅れを招くおそれがあります。

 これはどうしても避けたいと、クロネコヤマトの宅急便の配送所へ行き交渉し、他社の宅配便ではどうかと、種々検討いたしましたが、やはり、一部地域に於て、そうした事態が生じてしまうということでした。

 逆に、一部地域では早く届く可能性もありますが、その点もまげて御了承下さるよう、お願いする次第です。

 メール便に変更することにより、住所変更されていて、日本郵便事業(株)の郵便物の転居・転送サービスを利用されている方は7月2日号から転送されなくなってしまいます。新しいご住所を6月22日までに、必ず弊社までご連絡くださいますようお願いいたします。

 メール便にすることによって封緘方法も変わります。これまでは雑誌に直接宛先シールを貼り付けるという弊社独自の封緘方法でしたが、7月2日号からは雑誌を透明包装した上で配送することになります。

 読者の皆様にはお願いばかりではございますが、ますます誌面の質を高めるべく、社をあげて力を尽くしてまいります。何卒、末永いお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
                                        

2010年6月4日

                   

『週刊金曜日』発行人 佐高信

今回の変更に伴う当社(金曜日)からのお知らせもあわせてご覧下さい。

住所変更のお手続きはこちらからお願いします。
■住所変更フォーム

価格変更と発送方法変更のお知らせ

読者の皆さまへ

6月4日号でお知らせした通り、7月2日(805)号より本誌の定価を580円(税込)に改定させていただきます。なお、当社から直接発送している定期購読の料金はこれまで通りに据え置きとなります。

併せて同号から定期購読のお届け方法を、ヤマト運輸㈱の『クロネコメール便』に変更させていただきます。従来の直接本誌に宛名ラベルを貼り付ける封緘方式を改め、書店で販売されている中綴じの雑誌を、ポリエチレンで包装してお届けいたします(※ポリエチレンは可燃性で有毒ガスの発生しない素材です)。

凸版印刷で印刷・製本し、包装を施した本誌は毎週水曜日に埼玉県戸田市のヤマト運輸に持ち込み全国に発送されます。そのことで、これまでの「第三種郵便」と比べて、配達状況が不安定になるおそれがあります。万一、月曜日の段階でお手元に届いていない場合は、業務部宛にご一報ください。速やかに再発送いたします。メール便はポスト投函方式です。郵便受けにお名前の表記が無い場合、宛先不明で返送されることがあります。つきましては、お名前の表示をしてくださいますようご協力をお願いいたします。また日本郵便の転居・転送サービスは適用されませんので、大変恐れ入りますが、現在、転送で届いている場合や転居にともなうお届け先の変更は、TEL:0120―004634(平日九時三〇分~一七時三〇分)、FAX:0120―554634、もしくはハガキ、ホームページ内の変更届などで6月22日までにご連絡いただければ幸いです。

今後とも読者のみなさまにご満足いただける誌面をお届けできるよう、社員一同、努めてまいりますので、なにとぞ、よろしくお願いいたします。

801号目次


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801号の注目記事

■70年代の光と影
 ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する
 田中優子

■浮躁中国
 抹殺に抵抗する
 「白皮書」の作家――野夫
 本田 善彦

文革、天安門事件と、リアルタイムで中国の歴史を生きる作家、野夫。
書くこと、そして、史実への彼の思いを聞いた。

■編集部員体験記
 裁判員裁判制度施行から一年
 裁判員候補者になりました
 平井康嗣

昨年五月二一日に始まった裁判員裁判から一年が経った。本誌編集部員が裁判員候補者に選ばれた。裁判員拒否の道もあるが、その問題を取材するためにあえて{現代の赤紙}を手に裁判所に足を運んだ。そこでは何が行なわれていたのか。

■「つくる会」教科書
 政治的採択の傷跡はどうなった
 教科書は誰のものか
 平舘 英明

東京都杉並区では、今年も中学校歴史教科書に扶桑社版が使用されている。
二〇〇五年の採択に引き続き二回目だ。〇九年は、神奈川県横浜市でも
「つくる会」発行の自由社版が初めて採択されるなど広がりつつある。
学校現場の声を無視して押しつけられる教科書。その「負」の現実を追った。

■ビルマ最新事情
「軍政の実態を直視してほしい」
「スーチーさんの懐刀」に単独会見
 宇田 有三

どう転んでも軍政が多数を獲得するという新憲法の下で行なわれる総選挙を、
アウンサンスーチー氏率いるNLDは「解党」してボイコットすることを決めた。
軍政の執拗で陰湿な監視をかいくぐって、スーチー氏に一番近い人物にインタビューした。

■編集長×編集長
 噂の金曜日に朝日はあるのか

北村肇 『週刊金曜日』編集長
山口一臣 『週刊朝日』編集長
佐高信 『週刊金曜日』発行人
岡留安則 元『噂の真相』編集長

■化学物質のリスク評価は
 二分法ではなく、多段階評価で
 植田武智

化学物質には危険性がはっきりしないものが多い。「白か黒か」ではなく、段階評価で対策を講じるべきだ。