おしらせブログ 週刊金曜日から定期購読者の皆様へのおしらせを掲載しています。

週刊金曜日 書評・本箱の本(2010年9月17日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
画像・リンクをクリックするとAmazonの詳細ページへジャンプします。

■書評

神父と頭蓋骨 「官僚」がよくわかる本 権力、価値観、天下り…… 官僚の実態がわかれば、政治の仕組みがみえてくる! 積乱雲の彼方に〈新装版〉―愛知一中予科練総決起事件の記録―
神父と頭蓋骨 北京原人を発見した「異端者」と進化論の発展

by アミール・D・アクゼル=著 林大=訳

¥2310

「宗教」と「科学」 二つの道に忠実だった生涯阿武 秀子/評
「官僚」がよくわかる本 権力、価値観、天下り…… 官僚の実態がわかれば、政治の仕組みがみえてくる!

by 寺脇研=著

¥1155

馬鹿と呼ばずに何と呼ぶ?北村 肇/評
積乱雲の彼方に

by 江藤千秋=著

¥1890

ぎっちり詰まる憤怒と鎮魂八柏 龍紀/評
  

◆本箱 小長光 哲郎(編集部)/選
  
努力しない生き方 (集英社新書) 事情のある国の切手ほど面白い (メディアファクトリー新書) 旅に溺れる
努力しない生き方

by 桜井章一=著

¥714
事情のある国の切手ほど面白い

by 内藤陽介=著

¥777
旅に溺れる

by 佐々木幹郎=著

¥2100
最前線は蛮族たれ (集英社新書) 漂流少女 夜の街に居場所を求めて NHK「ハートをつなごう」LGBT BOOK
最前線(フォワード)は蛮族たれ

by 釜本邦茂=著

¥735
漂流少女 夜の街に居場所を求めて

by ¥橘ジュン=著

1575
LGBT BOOK NHK「ハートをつなごう」

by NHK「ハートをつなごう」制作班=監修

¥1300
それでも彼を死刑にしますか―網走からペルーへ 永山則夫の遙かなる旅 グリーン・ゾーン 寂聴辻説法
それでも彼を死刑にしますか 網走からペルーへ 永山則夫の遥かなる旅

by 大谷恭子=著

¥1680
グリーン・ゾーン

by ラジブ・チャンドラセカラン=著 徳川家広=訳

¥2100
寂聴辻説法

by 瀬戸内寂聴=著

¥1400
“九条おじさん”がゆく―署名は愛だ 音読 心に沁みる幕末志士のつぶやき (ワニブックスPLUS新書) デクノボー宮沢賢治の叫び
“九条おじさん”がゆく 署名は愛だ

by 蓑輪喜作=著

¥1365
音読 心に沁みる幕末志士のつぶやき

by 北影雄幸=著

¥798
デクノボー宮沢賢治の叫び

by 山折哲雄=著 吉田司=著

¥1680
愛と憎しみの新宿 半径一キロの日本近代史 (ちくま新書 858) イタリアの街角から スローシティを歩く 日本国憲法前文お国ことば訳 わいわいニャンニャン版
愛と憎しみの新宿 半径一キロの日本近代史

by 平井玄=著

¥819
イタリアの街角から スローシティを歩く

by 陣内秀信=著

¥2205
日本国憲法前文お国ことば訳 わいわいニャンニャン版

by 勝手に憲法前文をうたう会=編 岩合光昭=写真

¥1890
ラッコ (北国の野生動物)
ラッコ 北国の野生動物

by 久保敬親=写真・文

¥1575

『死刑のある国ニッポン』 が紹介されました【書評】

『死刑のある国ニッポン』  (森達也・藤井誠二/著)が9月12日の東京新聞で取り上げられました。

「テーマを読み解く 死刑」欄で、青木理さんが「死刑に関する論議は往々にして皮相な感情論に走りがちだが、これは違う。国家や宗教、哲学論にまで踏み込んで読み応えも十分だ。」と紹介してくださっています。

815号目次


       815号目次PDF

815号の注目記事

■小川真吾 NPO法人テラ・ルネッサンス ウガンダ駐在代表
 トラウマ抱えた元子ども兵の「自立」をめざす支援活動
 山岡 淳一郎

大人たちに誘拐され、使い捨ての「殺人マシーン」である「子ども兵」として、日々、暴力に曝されてきた子どもたち。トラウマを抱えた元子ども兵たちを、地域の中で、いかに経済的、社会的な「自立」をさせられるか。支援者にとっての大きな課題となる。NPO法人テラ・ルネッサンスのウガンダ駐在員である若き日本人が、国際支援の最前線で奮闘している。

■破壊と希望のイラク 第19回
 日本の技術生かす復興支援はできないか
 砂漠で太陽エネルギー発電を
 高遠菜穂子

■元工作員のスーザン・リンダウアー氏の証言
 CIAは「9・11」を事前に知っていた! 中
 いま暴かれるブッシュのウソ

CIAは「9・11」事件発生の前月、
着々と「テロ攻撃」が迫るのを知って異様な緊迫感に包まれた。
そしてそれを政府に知らせるべく、絶望的な努力を始める。

■生きている労組
 JMIU日本アイビーエム支部
 どこまで社員を追い詰めるのか
 自殺事件も隠蔽の日本IBM
 野村 昌二

連日のように企業が発表する「早期希望退職者募集」は、クビ切りと同義である。二〇〇八年に大量のリストラを行なった日本IBM。今度は、三年間で五〇〇〇人という新たなリストラを、就業規則の変更といった巧妙な手法を使い、水面下で推し進めようとしている。その渦中で起きた社員の自殺。そこから見えてきた、日本IBMの正体とは。退職に応じない社員を待ち受けている底なし地獄とは。

■手塚治虫が生きてたら、断固闘ったはず
 [対談]伊東乾・石坂啓

マンガと性表現についてどう考えたらよいのか。故・手塚治虫氏に師事し、1980年代に『キスより簡単』で人気を集めた石坂啓・本誌編集委員に、伊東乾さんが迫る。

■単独インタビュー
 鈴木宗男 衆議院議員(新党大地代表)
 「官僚支配打破のために 闘い続ける」

最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は9月7日、
鈴木宗男衆議院議員の上告を棄却する決定をした。
鈴木氏は、旧北海道開発庁や林野庁を舞台に
受託収賄や斡旋収賄など四つの罪に問われている。
鈴木氏は決定に異議を申し立てたが、異議が退けられれば
懲役2年・追徴金1100万円とした1・2審判決が確定し、収監される。
一貫して無実を主張する鈴木氏に単独インタビューした。

◆全面可視化が検察官にも利益をもたらす
 佐藤 優

◆権力は本来国民の正義のなかにある
 松山千春

■誌上対談
 ベトナム戦争の実態
 『ハーツ・アンド・マインズ』『ウィンター・ソルジャー』の証言
 石川文洋・本多勝一

ベトナム戦争終結前後に制作された『ハーツ・アンド・マインズ』(一九七四
年)と『ウインター・ソルジャー』(一九七二年)は、それぞれアカデミー賞
長編ドキュメンタリー賞とベルリン国際映画祭インターフィルム賞を受賞した
ものの、当時はマスコミが黙殺。映画評はほとんど出なかった。ところが二〇
〇一年の「9・11」以後のアフガニスタン、イラク戦争を契機に三〇年ぶりに
見直され、日本でもこの夏から初めて劇場公開されている。映画を通して見え
てくる侵略の実態について、ベトナム戦争当時、現地で取材にあたった二人が
語り合う。