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821号の注目記事

■萌えアートを斬る!
 カオス*ラウンジ現象に
 ひしめく欲望と思惑
 アライ=ヒロユキ

いつの頃からかよく耳にする「萌え」という言葉。「おたく」の世界の話でしょ、と思いきや、いまや影響は多方面に。現代アートの世界でも「萌え」が席捲している。しかし、はたしてその作品群は、オトナの鑑識眼に耐えうるものなのだろうか?

■北朝鮮はいま

2012年に向かって必死
先軍政治を修正し党体制を整備
和田 春樹

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で四四年ぶりに朝鮮労働党代表者会が開かれた。
新聞テレビは後継者問題を詳報するだけだが、他にも見逃せない動きが多くあるという。

先端技術の応用で生産力増強に突き進む
「自給自足国家」へ向かう熱気
成田 俊一

核保有国となった北朝鮮は自国の行く末に自信を持っている。
たとえ米国が金融制裁を強化しようが、国内経済体制の基盤づくりは予想以上に進んでいる。

■教育があぶない2010
 北海道
 道教委が教職員の「密告」を奨励
 組合活動で初の処分者も
 平舘 英明

二四日に行なわれた衆院北海道五区補選で、自民党前職の町村信孝氏が当選した。一方、補選の端緒となった北教組幹部の民主党議員への違法献金事件は、教育行政による強権的な管理統制を北の大地にもたらしている。

■最高裁が「借金取り」になる!?
 司法修習生の給費制廃止の裏にあるものは
 北 健一

法律家の卵を借金漬けにしようという暴挙。
背景を調べると、実施主体である最高裁の後ろに、問題金融業者の影が浮かび上がった。

◆オリコは企画競争で選んだ――最高裁に訊く

■11・28沖縄知事選 再燃する普天間
 第三の候補を画策した下地幹郎氏
 ひどい言行不一致の裏にある本音
 横田 一

国民新党の下地幹郎幹事長(衆院沖縄一区)は沖縄県知事選に、
「第三の候補者」を擁立しようとした。この下地氏ほど、
言行不一致がはなはだしい政治家はあまりいないだろう。

■知っているようで知らなかったお米のはなし(5)
 「はじめちょろちょろ」で米を炊く
 佐藤 洋一郎

おいしいごはんを食べたいと思うならば、
自分でお米を炊いてみるべし。
炊飯器まかせでは味わえない至福のごはんだ。

■特定社会保険労務士・イナゲが教える
 不払いの残業代を取り戻せ! 上
 稲毛由佳

働く人にとって深刻な、残業代をめぐるトラブル。払われるべき残業代が払われていないことに気がついたら、こうしましょ。

【緊急・転送希望】上関原発反対声明文

【緊急・転送希望】上関原発反対声明文

内閣総理大臣 殿
経済産業大臣 殿
㈱中国電力 殿

「上関原発建設中止を求める、ジャーナリスト・言論文化人の会」の緊急声明

私たちは、山口県上関町田ノ浦に、中国電力が上関原発を建設しようとして、いよいよ埋め立て工事に乗り出したことを知り、いてもたってもいられず、工事の中止を求める緊急声明文の発表を決定しました。

上関原発が建設されようとしている田ノ浦は、希少動物の宝庫として知られています。
生物多様性のモデル地区と言われるこの地域は、瀬戸内海でも珍しく自然海岸が残されてきた地域でもあります。そのためここには多くの天然記念物や希少生物が息づいています。
原発に最も近い、対岸の祝島の漁民は、30年間近くも建設に反対し続けてきました。それは子孫に豊かな自然を残したいという思いからのことです。
私たちが失おうとしている自然は、かけがえのないものであり、失うと取り返しのつかないものです。

しかも今中国地方で、原発建設を強行しなければ電力が不足するという報告もありません。
この一帯が地震帯であることも、私たちが反対する理由の一つです。
ひとたび事故が起これば、それは上関町だけの問題ではなく、山口県、そして中国地方から四国・九州・関西にまでまたがる広域の問題となることは、25年前に起こったチェルノブイリ原発事故が実証しています。

中国電力には、田ノ浦の埋め立てをすぐに中止し、自然と未来を破壊する原発の建設計画を放棄するように求めます。
政府には、原発推進政策を直ちに転換して、自然エネルギー推進政策をとるよう求めます。

2010年10月17日

呼びかけ人
広河隆一(DAYS JAPAN編集長) 平井康嗣(週刊金曜日編集長)

ジャーナリスト・言論文化人による賛同人リスト一部(2010年10月22日)
1 アイリーン・美緒子・スミス 環境ジャーナリスト
2 青木 理 ジャーナリスト
3 青山貞一 東京都市大学環境情報学部教授
4 明石昇二郎 ルポライター
5 浅野健一 同志社大学教授
6 天笠啓祐 市民バイオテクノロジー情報室
7 雨宮処凛     作家・『週刊金曜日』編集委員
8 アンドリュー・デウィット 立教大学教授
9 飯田哲也     環境エネルギー政策研究所所長
10 池田佳代 OurPlanet-TV理事
11 池田香代子 翻訳家
12 石井千春    通販生活編集長
13 石川逸子 詩人
14 石川文洋 写真家
15 石坂 啓     マンガ家、『週刊金曜日』編集委員
16 井田徹治  環境ジャーナリスト
17 伊田浩之 『週刊金曜日』企画委員
18 市野和夫 元愛知大学教授
19 井上澄夫    フリージャーナリスト
20 今中哲二 京都大学原子炉実験所
21 岩本太郎 ライター
22 上野 蓮 ライター
23 鵜飼 哲 一橋大学教員
24 宇野八岳    フォトジャーナリスト
25 魚住葉子 DAYSJAPAN
26 永 六輔 ラジオタレント
27 温野まき フリーライター・編集者
28 大石芳野 フォトジャーナリスト
29 岡 真理 京都大学教員
30 葛城貞三    立命館大学先端総合学術研究科  
31 加藤登紀子 歌手
32 加納実紀代 敬和学園大学教員
33 鎌仲ひとみ 映像作家
34 鎌田 慧 ルポライター
35 神尾 京子   編集者
36 川田マリ子 日本ジャーナリスト会議
37 川田豊実 日本ジャーナリスト会議
38 川口直美  元TBSテレビプロデューサー
39 川崎 陽子 環境ジャーナリスト
40 熊切圭介 フォトジャーナリスト
41 熊本一規     明治学院大学教授
42 紅林 進 フリージャーナリスト
43 黒田光太郎  名城大学教授
44 桑原ヒサ子 敬和学園大学教員
45 小出裕章   京都大学原子炉実験所
46 河野 昭一 京都大学名誉教授、国際自然保護連合生態系管理委員会 北東アジア地域担当・副委員長
47 小室 等 フォークシンガー
48 紺野茂樹 哲学・倫理学研究者
49 コリン・コバヤシ  グローバル・ウォッチ・パリ
50 斎藤貴男 ジャーナリスト
51 崎山比早子 高木学校
52 佐高 信    評論家・『週刊金曜日』編集委員
53 佐藤秀明   写真家
54 椎名 誠 作家
55 清水昭信 元名古屋市立大学教授
56 志葉 玲   フリーランスジャーナリスト 
57 芝野由和 長崎総合科学大学長崎平和文化研究所
58 白石 草    ビデオジャーナリスト/OurPlanetTV代表
59 辛 淑玉 人材育成コンサルタント
60 菅波 完 高木仁三郎市民科学基金事務局 
61 杉村 使乃   敬和学園大学
62 杉村 昌昭 龍谷大学教授
63 砂川 浩慶 立教大学准教授
64 鈴木邦男 著作家
65 高橋 巌 日本大学教員
66 高橋邦典 フォトジャーナリスト
67 高島伸欣 琉球大学名誉教授
68 高島美登里 長島自然を守る会
69 龍村ゆかり ドキュメンタリー映画プロデューサー
70 田中三彦 著述家・翻訳家
71 田島泰彦 上智大学教授
72 武田 俊輔  滋賀県立大学 人間文化学部 地域文化学科 講師
73 田沼武能 写真家
74 辻 信一 明治学院大学教員
75 寺尾光身 名古屋工業大学名誉教授
76 どい かや  絵本作家
77 東条雅之 ジャーナリスト
78 豊田直巳  フォトジャーナリスト
79 中川 敬 ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン
80 中川真希 役者
81 中嶋啓明 通信社記者
82 那須圭子 フォトジャーナリスト
83 中野佳裕 立命館大学客員研究員
84 成田俊一   ジャーナリスト
85 西尾漠 原子力資料情報室共同代表、はんげんぱつ新聞編集長
86 西谷 修    東京外国語大学教授
87 仁藤 万友美   女性のためのすずめの木相談室
88 丹羽 理 フォトジャーナリスト
89 野村修身  市民情報研究所
90 野田隆三郎 岡山大学名誉教授
91 ノーマ・フィールド シカゴ大学
92 橋本 佳子 プロデューサー
93 橋野高明      同志社大学人文科学研究所研究員
94 長谷川公一  東北大学大学院教授(環境社会学)
95 服部孝章 立教大学社会学部教授
96 羽生のり子 在仏ジャーナリスト
97 樋口健二 フォトジャーナリスト
98 平野裕二     編集者
99 布施祐仁 ジャーナリスト
100 広瀬 隆 作家
101 福島菊次郎 フォトジャーナリスト
102 古居みずえ   フォトジャーナリスト
103 星川 淳 作家・翻訳家、
104 細川弘明 京都精華大学教員
105 本多勝一 『週刊金曜日』編集委員
106 前田実津 フォトジャーナリスト
107 松崎菊也 戯作者
108 三品真美 歌手
109 宮崎 慈    京都反原発めだかの学校
110 宮永正義     あいち自然ネット会長
111 宮本ゆき  Assistant Professor DePaul University
112 室田元美 フリーランスライター
113 森 達也     映画監督・作家
114 森住 卓 フォトジャーナリスト
115 八柏龍紀     批評家(社会哲学)
116 山口正紀 ジャーナリスト
117 山口泰子 ふぇみん婦人民主クラブ
118 山口智美 モンタナ州立大学社会学・人類学部教員
119 山田洋次 映画監督
120 横田 一     フリー記者
121 横堀幸司 映像作家
122 吉池俊子    アジア・フォーラム横浜
123 吉田 タカコ ノンフィクション・ライター
124 ヨシノユギ 立命館大学先端総合学術研究科
125 竜頭万里子 エニアグラム性格学講座・主宰
126 渡辺一枝 作家
127 渡辺葉 翻訳家
128 綿井健陽 ジャーナリスト 
129 綿貫礼子 サイエンスライター

このほか約200 人の方にご賛同頂きました。10月22日現在

820号目次


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820号の注目記事

■閉め切りから13年の諫早湾
 「もう限界です」
 ――有毒アオコで漁民らが開門調査要求へ
 永尾 俊彦

かつてはムツゴロウなどが棲息し、水質浄化能力も高かった長崎県・諫早湾が今、
有毒なアオコで汚染されている。諫早湾内三漁協のうち一つが全会一致で開門調査賛成に方針転換。
最終局面に入った開門をめぐる攻防をルポする。

■新学習指導要領
 「道徳教育」を本格的に導入
 小学校新教科書の仰天内容
 俵 義文

二〇〇三年一〇月二三日の東京都教委による「日の丸・君が代」強制指導から七年。
今度は「道徳内容」を強調した小学校教科書が、来年度から子どもたちの手に渡る。
全教科に取り込まれた「道徳教育」は、国家による子どもへの思想教育だ。

■横浜市
 使用始まった自由社版中学校「歴史」教科書
 教員らが「資料集」で大反撃
 星 徹

昨年八月、横浜市教育委員会は自由社版中学校「歴史」教科書を市内八区で採択した。
反発した教職員組合が「資料集」を作成・配布すると市教委と「つくる会」は組合を批判。
しかし、歴史研究者や市民にも採択反対の動きは広まっている。

■新 買ってはいけない154
 肌への影響が心配な柔軟仕上げ剤
 渡辺雄二

柔軟仕上げ剤のテレビCMをよく見かけます。洗濯物を柔らかく仕上げて、よい香りをつけ、しかも、肌への影響がないことをうたっています。しかし、柔軟仕上げ剤は本来必要ないものですし、肌への影響も少なからずあるのです。

■「AIG2社の株式売却」報道で考える
 保険との賢いつきあい方
 後田亨

AIGスター生命と同エジソン生命。株式譲渡のニュースにビックリした契約者は多いはず。

■佐藤優の歴史人物対談19
 フリードリッヒ・シュライエルマッハーと語る
 民族とは近現代人にとって主流の宗教

沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を巡り、日中双方でデモが起こっている。
戦争への道を開きかねない民族意識の高揚はなぜ起こるのだろうか。
人間の内面を重視する神学を構築し、ナショナリズムをつくり出す源泉となったと
批判されるシュライエルマッハーはこの現状をどう考えるだろうか。
民族の本質を探るとともに、危険を回避する方法を考える。

■浮躁中国
 広州「八〇後」世代の広東語防衛運動
 和仁 廉夫

「広東語のテレビ放送をやめ、普通話に」という方針に対し、
広州や香港の市民たちが反発を強めている。
これまでのネットや新聞の報道などをまとめてみた。

■高遠菜穂子リポート
 破壊と希望のイラク メソポタミアの地で出会った人々第20回
 路上でSOS 「ナオコ、いつ来る?」
 戦争孤児たちとの約束

819号目次


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819号の注目記事

■国策捜査 第21回
 狭山事件で再審請求を続けている 石川一雄 さん
 青木 理

半世紀前から
変わらぬ
刑事司法の根深き病巣

■オリックス
 「派遣法」を歪めたインサイダー・ビジネスの亡霊
 まさの あつこ

「派遣切り」を招いたとされる派遣法の規制緩和。
これを推し進めたのはオリックスの会長・宮内義彦氏だ。
二〇〇二年にオリックス人材株式会社を設立、
インサイダー・ビジネスともとれるやり方で派遣業を拡大させた。
その内幕を追う。

■お味噌の薬効を失いつつある
 インスタントみそ汁
 沢木みずほ

よかれと思って飲むお味噌汁、実は体に悪かった――いや、「手前味噌」な話ではありませんて。

■美術
 バッタもん・リターンズ!
 岡本光博 おかもと みつひろ/美術家

ルイ・ヴィトンの
抗議による撤去
から再展示へ

■検証 冤罪
 大阪地裁所長襲撃事件
 “自白”に頼った「密室捜査」の果てに
 村上 恭介

ひったくりなど街頭犯罪が多発する大阪で六年前、大阪地裁の所長が路上で強盗に襲われる事件があった。犯人とされた成人二人は冤罪が証明され、裁判で無罪が確定したが、警察・検察は違法、ずさんな捜査の責任を認めていない。密室の取り調べで何があったのか。

■学びの場、大丈夫? 番外編
 田中美絵子 × 雨宮処凛
 どこか似ている同世代の私たち

二五歳までフリーターだったので、
年収一五〇万円くらいでしたね…………雨宮

新卒時には就職が決まらずに、
第二新卒でやっと夏ぐらいに…………田中

■サンデル・ブームに逆らって
 日本で「正義」を語ること

正義は
語られた方がよいのだが
どんな具合に
語られているのだろう
立岩真也

美味いものは「美味い」、
不味いものは「不味い」と
言うことの難しさと
大事さについて
白井聡

週刊金曜日 書評・本箱の本(2010年10月8日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
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■書評

休戦 (岩波文庫) 藩と県 日本各地の意外なつながり 沖縄と日米安保―問題の核心点は何か (ちきゅう座ブックレット)
休戦

by プリーモ・レーヴィ=作 竹山博英=訳

¥987

「アウシュビッツ的悪」 絶望的な漆黒の闇を描く  八柏 龍紀/評
藩と県 日本各地の意外なつながり

by 赤岩州五、北吉洋一=著

¥1470

お国柄によって変化する味わい  阿武 秀子/評
沖縄と日米安保 問題の核心点は何か

by 塩川喜信=編集

¥1200

自身の闘いの課題として  成澤 宗男/評
  

◆本箱 土井 伸一郎(編集部)/選
  
考える人 2010年 08月号 [雑誌] ガラスの巨塔 今夜は最高な日々
『考える人』2010年 夏号 〈特集〉村上春樹ロングインタビュー

by 0

¥1400
ガラスの巨塔

by 今井彰=著

¥1680
今夜は最高な日々

by 高平哲郎=著

¥1785
アクターズ・スタジオ・インタビュー―名司会者が迫る映画人の素顔 若松孝二―性と暴力の革命 若松孝二全発言
アクターズ・スタジオ・インタビュー 名司会者が迫る映画人の素顔

by ジェイムズ・リプトン=著 酒井洋子=訳

¥3990
若松孝二 性と暴力の革命

by ¥鈴木義昭=著

2100
若松孝二全発言

by 若松孝二=著 平沢剛=編

¥2100
ひとり語り―女優というものは 幸子さんと私―ある母娘の症例 傷だらけの店長 〜それでもやらねばならない〜
ひとり語り 女優というものは

by 吉行和子=著

¥1500
幸子さんと私 ある母娘の症例

by 中山千夏=著

¥1575
傷だらけの店長 それでもやらねばならない

by 伊達雅彦=著

¥1365
希望の書店論 鉄の骨 乱心タウン
希望の書店論

by 福嶋聡=著

¥1890
鉄の骨

by 池井戸潤=著

¥1890
乱心タウン

by 山田宗樹=著

¥1785
名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫) 身の上話 なぜ友は死に 俺は生きたのか ─戦中派たちが歩んだ戦後─
名前のない女たち 最終章 セックスと自殺のあいだで

by 中村淳彦=著

¥480
身の上話

by 佐藤正午=著

¥1680
なぜ友は死に俺は生きたのか 戦中派たちが歩んだ戦後

by 堀切和雅=著

¥1470
エリック・ホッファー自伝―構想された真実
エリック・ホッファー自伝 構想された真実

by エリック・ホッファー=著

¥2310

週刊金曜日 書評・本箱の本(2010年10月1日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
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■書評

日本映画空振り大三振 ~くたばれ!ROOKIES (映画秘宝COLLECTION 41) 島尾敏雄日記―『死の棘』までの日々 ありふれた長崎‐あの日から65年―松村明写真集
日本映画空振り大三振  くたばれ! ROOKIES

by 柳下 毅一郎、江戸木純、クマちゃん=著

¥1575

カス映画は犬に喰わせろ!  佐野 華英/評
島尾敏雄日記 『死の棘』までの日々

by 島尾敏雄=著

¥2310

成熟を追うには恰好の素材  陣野 俊史/評
ありふれた長崎 あの日から65年 松村明写真集

by 松村明=著

¥3360

記録する面白さ 滲み出る名著  福田 文昭/評
  

◆本箱 白井 基男(編集部)/選
  
逆徒「大逆事件」の文学 (インパクト選書) 一握の砂 (朝日文庫) 『遠野物語』を読み解く (平凡社新書 460)
逆徒「大逆事件」の文学

by 池田浩士=編

¥2940
一握の砂

by 石川啄木=著

¥546
「遠野物語」を読み解く

by 石井正己=著

¥777
近代日本政治思想史入門―原典で学ぶ19の思想 明治思想家論 (近代日本の思想・再考) 氷川清話 (講談社学術文庫)
近代日本政治思想史入門 原典で学ぶ19の思想

by 大塚健洋=編著

¥2940
明治思想家論 近代日本の思想・再考Ⅰ

by ¥末木文美士=著

2940
氷川清話

by 勝海舟=著 江藤淳、松浦玲=編

¥1050
横井小楠―維新の青写真を描いた男 (新潮新書) 東アジアの王権と思想 明治の人物誌 (新潮文庫)
横井小楠 維新の青写真を描いた男

by 徳永洋=著

¥714
東アジアの王権と思想

by 渡辺浩=著

¥3570
明治の人物誌

by 星新一=著

¥700
大杉栄語録 (岩波現代文庫) 日本の近代 9 逆説の軍隊 断髪のモダンガール―42人の大正快女伝
大杉榮語録

by 鎌田慧=編

¥1050
逆説の軍隊 日本の近代(9)

by 戸部良一=著

¥2520
断髪のモダンガール 42人の大正快女伝

by 森まゆみ=著

¥1800
五・一五事件―橘孝三郎と愛郷塾の軌跡 (中公文庫) 日本政治思想研究―権藤成卿と大川周明 思想としての右翼
五・一五事件 橘孝三郎と愛郷塾の軌跡

by 保阪正康=著

¥1100
日本政治思想研究 権藤成卿と大川周明

by 大森美紀彦=著

¥3780
思想としての右翼

by 松本健一=著

¥3150
日本近代の世紀末

by 饗庭孝男=著

¥2000

週刊金曜日 書評・本箱の本(2010年9月24日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
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■書評

西原理恵子月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気 パリのモスク―ユダヤ人を助けたイスラム教徒 ボクらの時代 ロングヘアーという生き方
西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話 アルコール依存症という病気

by 西原理恵子、月乃光司=著

¥980

最大のテーマ&メッセージは「アルコール依存症は病気です」藤田 正/評
パリのモスク ユダヤ人を助けたイスラム教徒

by カレン・グレイ・ルエル、デボラ・ダーランド・デセイ=文と絵 池田真里=訳

¥1575

夕暮れの色か 希望の色か阿武 秀子/評
ボクらの時代 ロングヘアーという生き方

by みうらじゅん、高見沢俊彦、リリー・フランキー=著

¥1050

飄々と だが攻める佐野 華英/評
  

◆本箱 成澤 宗男(編集部)/選
  
Washington Rules: America's Path to Permanent War (American Empire Project) The American Way of War: How Bush's Wars Became Obama's The Road to 9/11: Wealth, Empire, and the Future of America
WASHINGTON RULES AMERICA’S PATH TO PERMANENT WAR

by Andrew Bacevich=著

¥25$
THE AMERICAN WAY OF WAR How Bush’s Wars Become Obama’s

by Tom Engelhart=著

¥16,95$
THE ROAD TO 9/11 Wealth, Empire, and the Future of America

by Peter Dale Scott=著

¥18.95$
JFK and the Unspeakable: Why He Died and Why It Matters Corporatism: The Secret Government of the New World Order The Dark Side: The Inside Story of How the War on Terror Turned Into a War on American Ideals
JFK AND THE UNSPEAKABLE WHY HE DIED & WHY IT MATTERS

by James Douglass=著

¥30$
CORPORATISM THE SECRET GOVERNMENT OF THE NEW WORLD ORDER

by ¥Jeffrey Grupp=著

19.95$
THE DARK SIDE  The Inside Story of How The War on Terror Turned into a War on American Ideals

by James Mayer=著

¥15.95$
The Pornography of Power: How Defense Hawks Hijacked 9/11 and Weakened America Invisible History: Afghanistan's Untold Story Georgia: Pawn in the New Great Game
THE PORNOGRAPHY OF POWER  How Defense Hawks Hijacked 9/11 and Weakened America

by Robert Scheer=著

¥24.99$
Invisible History AFGHANISTAN’S UNTOLD STORY

by Paul Fitzgerald Elizabeth Gould=著

¥18.95$
GEORGEA Pawn in the New Great Game

by Per Gahrton=著

¥17.99$
The Mysterious Collapse of World Trade Center 7: Why the Final Official Final Report About 9/11 Is Unscientific and False Osama Bin Laden: Dead or Alive? The 9/11 Mystery Plane And the Vanishing of America
THE MYSTERIOUS COLLAPSE of WORLD TRADE CENTER 7 Why the Final Official Report about 9/11 is Unscientific and False

by David Ray Griffin=著

¥20$
Osama Bin Laden Dead or Alive?

by David Ray Griffin=著

¥10.20$
THE 9/11 MYSTERY PLANE

by Mark Gaffney=著

¥19.95$
American Conspiracies: Lies, Lies, and More Dirty Lies That the Government Tells Us The Secret Sentry: The Untold History of the National Security Agency The Shadow Factory: The NSA from 9/11 to the Eavesdropping on America
AMERICAN CONSPIRACIES

by Dick Russell=著

¥24.95$
THE SECRET SENTRY THE UNTOLD HISTORY OF THE NATIONAL SECUREITY AGENCY

by Matthew Aid=著

¥19$
The Shadow Factory The Ultra-Secret NSA from 9/11 to the Eavesdropping on America

by James Bamford=著

¥16$
The Shadow Masters: How Governments And Their Intelligence Agencies Are Working With Drug Dealers and Terrorists For Mutual Benefit And Profit
SHADOW MASTERS

by Daniel Estulin=著

¥24.95$

読者会から(全文)2010年10月8日

週刊金曜日を応援する会 
神奈川読者会のH・Nさん、安らかに

私たちの読者会は『金曜日』創刊前の1993年2月から活動を開始しました。およそ一カ月に1回のペースで「誌面批評会」なる集まりを行い、本多勝一さんや佐高 信さん、辛 淑玉さん、また『イラク派兵反対』と題して天木直人さんの講演会なども㈱金曜日の協力を得て行ってきました。
この集まりの最初から、つまり週刊金曜日創刊準備の時代から熱心に関わってこられたH・Nさんが70歳で病に倒れました。女性の立場で、誰もが尊厳ある最期を迎えられるように、個人の自立とそれをサポートする政治を求めて『単身けん』・『介護保障を考える市民の会』等のグループで活動され、その観点から現状の介護保険制度を鋭く批判されていました。
また、私たちの読者会は、その昔、日本政府がベトナム戦争に犯罪的に加担していた時代、時の佐藤首相の訪米にその身を焼いて抗議されたエスペランティストのご子息で、『私は一市民です』という遺稿集を遺されたY・Iさんも69歳でかつてお見送りしました。
ともに市民の視点に立ったメディアの必要性を痛く感じられ、幅広く拡めんと強く活動をされていました。私たちの読者会はこの先達の遺志をこれからも引き継いでいこうと考えています。
2010年10月3日
(週刊金曜日を応援する会 神奈川)

817号目次


       817号目次PDF

817号の注目記事

■高須基仁のアウトサイダーインタビュー
 石井和義
 信念と生き様は曲げたくない

総合格闘技ブームの火付け役である石井和義K-1元プロデューサー。三大ドームで興行をし、成功の絶頂の最中、一年一〇月の実刑を受け下獄した。出所から二年、石井氏が考えてきたことは。

■民意を消す小選挙区制
 少数政党を抹殺する「比例定数削減」
 志田なや子弁護士に聞く

大きな欠陥を抱えている小選挙区制。
その弊害を少しでも是正している比例代表の定数を、
民主党政権はさらに削減しようとしている。
その先に待ち構えているのは、
共産党・社民党の抹殺と改憲だ。

◆小選挙区制はこうしてなくそう
 佐藤和之

◆国会議員定数は減らすべき?
 各党アンケートの回答結果

■「くに」のかたち
 HIGHWAY LANDSCAPES OF JAPAN
 写真 稲宮康人

◆稲宮康人インタビュー 未来からの視線

■知っているようで知らなかったお米のはなし1
 今年は豊作かな~?新米の季節、先人に感謝
 佐藤洋一郎

10~12月のコラムは、お米の話でお楽しみくださいね。
猛暑を乗り越え、待ちに待った新米の季節到来。
それもこれも、先人の知恵があったからこそですよ~。

■薬がきかなくなってしまう
 スーパー耐性菌って何だ!?
 志村岳

複数の薬剤への耐性を獲得してしまった「スーパー耐性菌」。日本の医療を危機に陥れる存在なのです。

■みんなが変わっていく
 薬物依存からの社会復帰めざす栃木ダルク
 野村 昌二

薬物依存からの脱却をサポートする民間組織「ダルク(DARC)」。
各地の施設が独立し、共同生活をしながら回復へのプログラムに取り組む。
栃木ダルクでは、社会復帰をめざす人たちが生き生きと農作業をしていた。

■放火事件の犯人から告発された警部補
 成澤 宗男

以前から疑惑が報じられている広島県警の川崎進警部補。
今度は神戸テレフォンクラブ放火事件の主犯から
捜査情報と交換に現金を渡したと告発された。