おしらせブログ 週刊金曜日から定期購読者の皆様へのおしらせを掲載しています。

832号目次


832目次PDF

832号の注目記事

■初心者のための税金講座10
 2011年度の税制「改正」の話をしよう
 浦野広明

菅政権は昨年12月16日、2011年度の税制改正大綱を閣議決定しました。
大綱は「消費税を含む税制全体の議論を一体的に行うことが不可欠」だと述べ、
国と地方を合わせた法人税率を下げる一方で、個人に対する所得税、
相続税の増税を行なうといいます。税金講座第10回は、大綱の所要点を見ていきます。

個人所得課税・納税環境整備・資産課税・消費税・法人課税・大網と付則104条

■師弟論 受け継ぐもの、引き継ぐもの
 対談 佐高 信×四方田犬彦

人間関係が希薄となる中、師弟のつながりも弱まっている。現代社会に師弟関係は必要か。本誌名付け親である久野収さんの弟子である佐高信本誌編集委員が『先生とわたし』で知られる四方田犬彦さんと、お互いの師弟関係の印象から、研究のあり方までを語り合った。

自分が追い抜かされることで研究分野が進歩すればいい………四方田

そう思えるのは四方田さんが権威主義から自由だから………佐高

■新連載 残夢
 大逆事件を生き抜いた男 坂本清馬の一生
 鎌田 慧

第1回 我、唱和せず

■浮躁中国32
 蟻族から見えてくる今の中国
 麻生 晴一郎

日本のワーキングプアや非正規雇用問題に匹敵する現象が、中国でも起こり始めている。
就職したいけど職がない、大都市郊外で蟻のように生活する若者たち――蟻族の出現だ。

■いのちの小説 自殺断章
 第5章[いじめ]
 早坂 類 

一九九八年、初めてこの国の
自殺者が年間三万人を超えた。
この一二年間で失われた命は三九万人以上。
去りゆく人はその最期に何を見て、何を思ったのか。
あたたかな命の痕跡をなぞる。

■インド・ナッツの村
 踊り子として生きた女たち
 写真と文 高橋邦典

■[児童労働問題]
 炭坑で働く子どもたち
 文・斎藤 文栄 写真・豊田 直巳

年率9%前後の経済成長を遂げ、
その発展ぶりが注目されているインド。
IT部門などで脚光を浴びる一方、
ILOが「最悪の形態の児童労働」と位置づける
炭坑労働が行なわれている。
インドの影の部分とも言える児童労働の実態とは――

831号目次


        831号目次PDF

831号の注目記事

■佐藤優の飛耳長目57

恥も外聞もなく官僚戦略を
丸呑みする菅首相の実態

■グリーンコープの生活再生事業
 多重債務問題に取り組む生協
 杉山 正隆

九州・福岡県で活動するグリーンコープ生活協同組合(GC)ふくおかが
二〇〇六年八月に生活再生事業を開始して間もなく五年になる。
長引く景気低迷を背景にして、貧困ビジネスが後を絶たないなか、
貴重なセーフティネットとなっているGCふくおかの取り組みを報告する。

■連載いのちの小説
 自殺断章 4章 赤い海[後追い]
 早坂 類

一九九八年、初めてこの国の
自殺者が三万人を超えた。
この一二年間で失われた命は三九万人以上。
去りゆく人はその最期に何を見て、何を思ったのか。
あたたかな命の痕跡をなぞる。

■低温殺菌を選ばなければ
 牛乳を飲む意味はありませんよ
 沢木みずほ

市販牛乳のほとんどは超高温殺菌牛乳。実はこれ、牛乳本来の栄養価は含まれていないのです。

■破壊と希望のイラク 第22回
 イラク支援で教えられたこと[最終回]
 高遠菜穂子

もっと外に目を向け、発信を

■国策捜査 第22回
 官製談合疑惑で有罪判決を受けた 中司宏 前枚方市長
 青木 理

死すら意識した
大阪地検特捜部の
拷問的な取り調べ手法

■高須基仁のアウトサイダーインタビュー
 川崎タツキ
 優しくする人が強いんだ

決して後ろに下がらないボクシングのファイトスタイルで人気のあった川崎タツキさん。少年院、ヤクザ、薬物依存地獄を乗り越えたタツキさんの生き方や語り口に引き込まれた高須基仁が、彼の魅力に迫った。

リングにあがると
「生きてるぞ」と
叫んでる感覚

タツキは
無縁社会と
真逆の生き方

830号目次


       830号目次PDF

830号の注目記事

■不正疑惑でハイチ新大統領選出は混迷
 大地震から一年、復興への道筋はつけられるか
 佐野 一人

■対談 行き先すら分からぬ菅政権へ
 なかにし礼×田中秀征
 司会 佐高信

理念も哲学もなく、確たる方向性もない。そんな菅政権に怒り、呆れる作家・なかにし礼と、元経済企画庁長官の田中秀征が、「政治の在り方」について語り合った。

理想像を掲げてくれないと、
世界に向けて何も発信できない-なかにし

(菅直人は)能力的にも人格的にも、
総理になるべき人間ではなかった-田中

■70年代の光と影 シリーズ13
 1971
 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶
 成澤宗男

■廣瀬純の生の最小回路24
 死を恐れず技芸を生きよ
 シュレーター/カミュ/フーコー

二〇一〇年に逝去した映画作家ヴェルナー・シュレーターの全作回顧上映が今冬
パリのポンピドゥー・センターで行なわれている。この催しにあわせ刊行された
フィリップ・アズーリによる作家論は『ヴェルナー・シュレーター、死を恐れず
に生きた男』と題されている(Philippe Azoury, A Werner Schroeter, qui n’a
pas peur de la mort, Capricci, 2010)。死を恐れることなく生きられる生と
はいかなる生なのか。八一年にシュレーターがミシェル・フーコーに出会ったと
き、そこで語り合われたのがこの問題だった。

■連載 いのちの小説
 自殺断章 3章
 許されざる者 [死刑囚]
 早坂 類

一九九八年、初めてこの国の
自殺者が年間三万人を超えた。
この一二年間で失われた命は三九万人以上。
去りゆく人はその最期に何を見て、何を思ったのか。
あたたかな命の痕跡をなぞる。

■2011年は「食」の大きな転換年。
 行政の動きをウォッチすべし
 垣田達哉

今年は食に関して、大きな動きのある年になるようです。どんな1年か、俯瞰してみました。

■ひそかに人気進行中
 森のめぐみ「シカ・ジビエ」をいただきます
 平田剛士

シカ肉料理を出す飲食店が増えています。おいしくヘルシーでエコロジカルな「国産ジビエ」を、ぜひご賞味あれ。

「一匹の羊へ」届く言葉(2010年12月24日)

『週刊金曜日』2010年12月24日号の記事

ポスト“秋葉原”時代の文学『俺俺』
「一匹の羊へ」届く言葉
対談 星野智幸×中島岳志 に掲載された本です。

画像・リンクをクリックするとAmazonの詳細ページへジャンプします。

俺俺
俺俺

by 星野 智幸

¥ 1,680










  

根本から何かを変えうる言葉を
  
  

中島岳志
  
中村屋のボース―インド独立運動と&# 
36817;代日本のアジア主義 パール判事―東京裁判批判と絶対平&# 
21644;主義
ヒンドゥー・ナショナリズム―印パ緊張の背景 (中公新書ラクレ)

by 中島 岳志

¥ 819
中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア
主義


by 中島 岳志

¥ 2,310
パール判事―東京裁判批判と絶対平和主義

by 中島 岳志

¥ 1,890
朝日平吾の鬱屈 (双書Zero)
朝日平吾の鬱屈 (双書Zero)

by 中島 岳志

¥ 1,470








  

星野智幸
  
ファンタジスタ ロンリー・ハーツ・キラー
ファンタジスタ

by 星野 智幸

¥ 1,785
ロンリー・ハーツ・キラー

by 星野 智幸

¥ 1,890
虹とクロエの物語

by 星野 智幸

¥ 1,575
無間道
無間道

by 星野 智幸

¥ 1,680