832号目次
2011年1月28日9:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
832号の注目記事
■初心者のための税金講座10
2011年度の税制「改正」の話をしよう
浦野広明
菅政権は昨年12月16日、2011年度の税制改正大綱を閣議決定しました。
大綱は「消費税を含む税制全体の議論を一体的に行うことが不可欠」だと述べ、
国と地方を合わせた法人税率を下げる一方で、個人に対する所得税、
相続税の増税を行なうといいます。税金講座第10回は、大綱の所要点を見ていきます。
個人所得課税・納税環境整備・資産課税・消費税・法人課税・大網と付則104条
■師弟論 受け継ぐもの、引き継ぐもの
対談 佐高 信×四方田犬彦
人間関係が希薄となる中、師弟のつながりも弱まっている。現代社会に師弟関係は必要か。本誌名付け親である久野収さんの弟子である佐高信本誌編集委員が『先生とわたし』で知られる四方田犬彦さんと、お互いの師弟関係の印象から、研究のあり方までを語り合った。
自分が追い抜かされることで研究分野が進歩すればいい………四方田
そう思えるのは四方田さんが権威主義から自由だから………佐高
■新連載 残夢
大逆事件を生き抜いた男 坂本清馬の一生
鎌田 慧
第1回 我、唱和せず
■浮躁中国32
蟻族から見えてくる今の中国
麻生 晴一郎
日本のワーキングプアや非正規雇用問題に匹敵する現象が、中国でも起こり始めている。
就職したいけど職がない、大都市郊外で蟻のように生活する若者たち――蟻族の出現だ。
■いのちの小説 自殺断章
第5章[いじめ]
早坂 類
一九九八年、初めてこの国の
自殺者が年間三万人を超えた。
この一二年間で失われた命は三九万人以上。
去りゆく人はその最期に何を見て、何を思ったのか。
あたたかな命の痕跡をなぞる。
■インド・ナッツの村
踊り子として生きた女たち
写真と文 高橋邦典
■[児童労働問題]
炭坑で働く子どもたち
文・斎藤 文栄 写真・豊田 直巳
年率9%前後の経済成長を遂げ、
その発展ぶりが注目されているインド。
IT部門などで脚光を浴びる一方、
ILOが「最悪の形態の児童労働」と位置づける
炭坑労働が行なわれている。
インドの影の部分とも言える児童労働の実態とは――