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週刊金曜日 書評・本箱の本(2012年6月29日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
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■書評

「蛍の光」と稲垣千頴―国民的唱歌と作詞者の数奇な運命― 非選抜アイドル (小学館101新書) 小川プロダクション『三里塚の夏』を観る――映画から読み解く成田闘争 (DVDブック)
「蛍の光」と稲垣千頴 国民的唱歌と作詞者の数奇な運命

by 中西光雄=著

¥1800

卒業シーズンの国民的唱歌に「仕組まれた意識」解き明かす伊藤 氏貴/評
非選抜アイドル

by 中谷明香(AKB48)=著

¥735

少女の居場所は誰が塗り潰した?倉本 さおり/評
小川プロダクション『三里塚の夏』を観る 映画から読み解く成田闘争

by 鈴木一誌=編著 大津幸四郎ほか=著

¥3500

強い信念と存在の迫力佐々木 敦/評
  

◆本箱 片岡伸行(編集部)/選
  
失われた30年―逆転への最後の提言 (NHK出版新書 381) 橋下「維新の会」の手口を読み解く―競争、統制、自己責任
失われた30年 逆転への最後の提言

by 金子勝、神野直彦=著

¥819
災害派遣と「軍隊」の狭間で 戦う自衛隊の人づくり

by 布施祐仁=著

¥1575
橋下「維新の会」の手口を読み解く 競争、統制、自己責任

by 小森陽一=著

¥600
避難する権利、それぞれの選択――被曝の時代を生きる (岩波ブックレット) 生命(いのち)たちの悲鳴が聞える―福島の怒りと脱原発テント 検察の罠
避難する権利、それぞれの選択 被曝の時代を生きる

by 河崎健一郎、菅波香織、竹田昌弘、福田健治=著

¥525
生命(いのち)たちの悲鳴が聞える 福島の怒りと脱原発テント

by エイエム企画=編 黒田節子ほか=述

¥1050
検察の罠 小沢一郎抹殺計画の真相

by 森ゆうこ=著

¥1575
9条「解釈改憲」から密約まで 対米従属の正体―米公文書館からの報告 緒方竹虎とCIA アメリカ公文書が語る保守政治家の実像 (平凡社新書)
対米従属の正体 9条「解釈改憲」から密約まで 米公文書館からの報告

by 末浪靖司=著

¥2310円
緒方竹虎とCIA アメリカ公文書が語る保守政治家の実像

by 吉田則昭=著

¥819




901号目次


       901号目次PDF

〈901号注目記事〉

●若狭の原発を動かしてはならない
 安全審査を歪めた御用学者の「罪」
 渡辺 満久

なぜ日本で最も活断層が集中する若狭湾が、大飯原発など有数の原発密集地域となったのか。
その背後に、一人の御用学者の存在が浮かび上がる。

 ◆衣笠善博氏に司直の裁きを
  明石 昇二郎

●裁判所が認定していても「いじめの事実はない」?
 海自「たちかぜ」会見で森本:軍人大臣;が妄言
 三宅 勝久

●どうなる? 人工呼吸器利用者の計画停電対策
 昨夏は東電管区で混乱
 吉田 敬三

●福島の空を見上げて12
 福島の女たちの怒りを「一票一揆」で伝えていく
 佐藤幸子

3カ月続いたこのコラムも、最終回となってしまいました。
福島の怒り、女たちの怒りを、我がこととして受け止めてほしい。
そして今、何をすべきなのかを、一緒に考えませんか。

●毒か薬か?「バナジウム天然水」
はたして人間にとって必須なもの?
植田武智

さまざまな宣伝文句で売られる「バナジウム天然水」。調べてみると、効果ははっきりしないのでした。

●日本ペンクラブは使命をまっとうせよ
 2010年の東京大会で不正会計
 おまけに杜撰な事後処理まで!
 まさの あつこ

「必要以上の大盤振る舞い」と「ドンブリ勘定」。
日本ペンクラブ会長の浅田次郎氏は五月二五日の日本ペン総会で、
二年前の「国際ペン東京大会」の不正会計処理をこう総括して
会員に詫び、内部調査委員会に「大変なご苦労をかけた」と労った。

●脱 混迷ニッポン3
 医師 レシャード・カレッド
 混乱と破壊の祖国アフガンで黙々と患者と向き合う
 山岡淳一郎

前回(五月二五日号)は、レシャード医師が静岡県島田市で「介護医療一貫ケア」を確立させるまでを紹介したが、今回は祖国アフガニスタンでの医療活動が中心だ。「カレーズの会」では二八万人の患者を診たという。