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週刊金曜日 書評・本箱の本(2012年8月24日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
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■書評

福島、飯舘 それでも世界は美しい 海賊のジレンマ  ──ユースカルチャーがいかにして新しい資本主義をつくったか
福島、飯舘 それでも世界は美しい 原発避難の悲しみを生きて

by 小林麻里=著

¥1890

放射能汚染を超えて「いのちのつながり」の中で生きる渡辺 妙子/評
海賊のジレンマ ユースカルチャーがいかにして新しい資本主義をつくったか

by マット・メイソン=著 玉川千絵子、八田真行、鈴木沓子、鳴戸麻子=訳

¥2730

「海賊」たちのパラドックス佐々木 敦/評
原発のない未来へ まだ、何もはじまっていない

by 出版労連・原発問題プロジェクト委員会=編

¥735

原発ゼロをめざす出版労働者の闘い片岡 伸行/評
  

◆本箱 本田政昭(編集部)/選
  
浄瑠璃を読もう 河村要助の真実 (P‐Vine BOOKs) 哲学大図鑑
浄瑠璃を読もう

by 橋本治=著

¥2100
河村要助の真実 (P‐Vine BOOKs)

by 河村要助=著 藤田正=監修

¥3990
哲学大図鑑

by ウィル・バッキンガムほか=著 小須田健=訳

¥3990
秘密基地の作り方 あした、せかいが 装幀のなかの絵 (四月と十月文庫3)
秘密基地の作り方

by 尾方孝弘=著 のりたけ=イラスト

¥1365
あした、せかいが

by 三角みづ紀=言葉 青山健一=絵

¥1575
装幀のなかの絵 (四月と十月文庫3)

by 有山達也=著

¥1260
酒の肴 純喫茶コレクション
酒のさかな

by 高橋みどり=著

¥1365円
純喫茶コレクション

by 難波里奈=著

¥1680




908号目次


       908号目次PDF

〈908号注目記事〉
●尖閣と竹島
 日本の国益のために戦略的な対応を
東郷 和彦

竹島(独島)訪問・天皇の韓国訪問時の謝罪発言・「慰安婦」問題を
「人類の普遍的価値」に関する問題と述べた李明博大統領の日本批判、
これにつぐ、香港活動家の尖閣への上陸。これらの問題の根源を考え、
日本の国益のためによい方策を探るべく、元外務官僚が提言する。

●自壊する民主党4
 増税したら経済がどうなるか首相はわかっているのか!

本誌取材班

●ウェブ化で学級崩壊やいじめが増える!?
 新潟県で行なわれているテスト漬けのシステム
 木附 千晶

新潟県では、インターネットを利用して問題を配信・集計する学力テストが盛んに行なわれている。
しかしその結果、学力は上がらず、教師と子どもの信頼関係が築きにくくなったという。
一方、米国では州標準テストの各学校別結果と住宅価格が連動する事態にまでなっている。

 ◆テスト結果が上がると住宅価格が上昇
 結果公表と学校選択制で大阪市が米国になる
 谷口 輝世子

●「誘導面割」が招く恐怖の冤罪
 高槻市の強制猥褻致傷事件
 粟野 仁雄

警察用語に「面割」がある。事件の被害者に容疑人物を密かに見せたり、
複数の写真から犯人を特定してもらう捜査手法だ。
だが、捜査側の「誘導面割」が、冤罪悲劇を生み出すことはあまり知られていない。

●福島から遠く離れて 7
 炭坑節とお月様
 うのさえこ

福島から福岡に避難してきて1年経ちました。
お月様が見守ってくれる中で、子どもの頃も踊った炭坑節。
炭坑の歴史に、原発のあれやこれやを重ねてしまうのでした。

● 原告側弁護士 単独インタビュー
 欠陥・情報隠しが明らかになれば致命的
 トヨタが神経をすり減らす米国集団統合訴訟
 平井康嗣

トヨタ自動車の訴訟引き延ばし戦術も限界となり、米国では近々、集団訴訟が表舞台へと浮上する。本誌は極秘に来日していた原告側弁護士と会見し、この大企業を取り巻く事件の本質について話を聞いた。

●路上から「NO NUKES」を03
 抗議行動を陰で支える「官邸前見守り弁護団」
 竹内一晴

原子力政策の賛否は問わず民主主義擁護の観点で