おしらせブログ 週刊金曜日から定期購読者の皆様へのおしらせを掲載しています。

913号目次


       913号目次PDF

〈注目記事〉
●「30年代に原発稼働ゼロ」さえ早くも空手形
 私たちを愚弄する民自公の原発推進翼賛体制
 伊田浩之 編集部

野田政権はどこまで私たちを愚弄するのか。国会の同意を得ずに原子力規制委員会の人事を強行したばかりか、「原発ゼロ」を閣議決定せず、新増設を認める――背後には:原子力マフィア”が暗躍している。

●「権力の空白期間」に激化した反日デモ
 党大会控え沈静化図る中国当局
古是三春 軍事評論家

今年は5年に1度の共産党党大会の年。中国国政のトップ、常務委員会メンバーも交替するため、党大会前は権力闘争が激しくなる。その間に激化した反日デモは、どういう思惑がからんでいたのか。

●急速に好戦化する日本社会
 森田 実

●対談 戦後史と自立を問う
 日本はいつまで米国の属国に甘んじているのか
 孫崎享×ガバン・マコーマック

日本の暗部を暴いた『戦後史の正体』が大きな話題となっている。
マスメディアは無視しているが、米国の属国となった隠された事実を、
その著者と、すでに対米従属を分析していた豪州の歴史学者が語り合う。

●高部知子[独占インタビュー]
 私が探し続けているもの
 聞き手 桃江メロン

「よくここまで更生したね」――元女優の高部知子さんが慶應義塾大学に入学したとき、こうほめられたと言う。芸能界にいた三〇年近く前の出来事と、いまも結びつけて語られることがある高部さん。高部さんの目にこの社会はどのように映ってきたのか、そして、高部さんはどんなことを考えて生きているのか。

●マグロと「親書」を北朝鮮にデリバリー!?
 故金正日氏の料理人藤本健二氏の茶番
 成田 俊一

●福島から遠く離れて12
 あらゆる人の心の扉を
 うえのさえこ

原発事故後、母子で福岡に避難していたうのさんですが、
来年からは家族3人での暮らしを再開することに決めました。
危機は収まったわけではないけど、そろそろ次のステップを考える時期なのです。

912号目次


       912号目次PDF

〈注目記事〉
●石原発言が招いた{尖閣紛争}
 政府や”地主家代表”の思惑外れた「国有化」裏事情
 和仁 廉夫

日本政府による尖閣諸島(中国名・釣魚台)の購入(九月一一日)により、四月中旬の石原慎太郎・東京都知事の「尖閣諸島購入」発言以来、高揚していた領土ナショナリズムはついに憂慮すべき事態に入った。一貫して「政府には売らない」と主張してきた自称「尖閣地主家代表」の思惑が崩れた政府購入の背景を探る。

●しぼむ安倍待望論、「元新進党石破」に冷淡な目、石原失言の軽さ……
 衆院選キャンペーン
 みえみえの自民総裁選に吹く秋風
 天城慶

候補者全員が世襲議員で原発賛成。衆院選の結果次第では、首相の椅子に座る可能性がある自民党の総裁選挙だが、有権者の視線は実に冷ややかだ。

●極東最大の米陸軍基地が韓国で建設中
 自国の捜査権及ばぬ地位協定
 犯罪増加に怯える住民
 裵 淵 弘

朝鮮戦争以後も、米軍が駐留し続けている韓国。世界的米軍再編により在韓米軍基地は縮小・国内移転を始めている。歓迎する移転先自治体とは裏腹に住民たちは、米兵の犯罪に不安感を高めている。最近の在韓米兵たちの犯罪を追う。

● 「漁業を終わらせてたまるか!」
 ルポ 南三陸町 進まない漁民の震災復興
 冨田 きよむ

東日本大震災から一年半。壊滅した被災地の漁業は復興するのか。
“水産特区構想”、復興支援事業など、メニューだけは多いが、
福島原発事故の影響も加わった南三陸町の現実はあまりにも厳しい。

●伊藤千尋&さらんの「地熱発電」でいこう!Vol.3
 地熱利用編

火山活動由来の熱ではなく、比較的浅い地中で
一定に保たれた暖かい空気を利用し、
床暖房や温水プール、温室栽培などに利用している
事例も国内外にある。この地熱利用と、これまで紹介してきた地熱発電、
どちらも、技術と資源がある日本なら発展する余地がある。

●自由と創造のためのレッスン 第6回
 出来事を到来させるために
 廣瀬純

「市民」とは、「民主主義」とは、「革命」とは―日本で、世界で、根本的な見直しを迫られているこうした問いに、しばしば言及されるフランスの思想家ジャン + ジャック・ルソーの、可能性の中心を読み解く、その第一回。

●国策捜査 第30回
 クレディ・スイス証券集団申告漏れ事件で脱税に問われた 八田隆さん
 税金天引きの会社員が意図的に脱税するのか
 青木 理

911号目次


       911号目次PDF

〈注目記事〉
●米軍オスプレイ配備に反対する県民大会
 いつまで続く日本の従属、沖縄差別
 写真・文 石川 文洋

8月に予定されながら、超大型台風の接近で延期された県民大会が、
宜野湾海浜公園で開催された。
オスプレイが危険だから反対するのではない。
戦後、絶え間なく沖縄を差別してきた本土と本土政府に対する怒りが、
“全沖縄” の過去最大規模10万1000人の大会に結集した。

◆連帯して東京・国会議事堂前に1万人

●佐藤優の飛耳長目76
 沖縄の青い空は誰のものか
 再発見した沖縄県民大会

●路上から「NO NUKES」06
 自転車でもデモした~い。
100台集まれば国会を包囲!?
「チャリデモ」参加者増加中

●”霊感商法”の統一協会 教祖・文鮮明氏死去後の跡目争い
カネと信者の争奪戦で被害拡大の懸念も
藤倉 善郎

●三重県鳥羽市の戸田家 長時間労働に賃金未払い
 皇族も泊まった老舗旅館が書類送検
 成田 俊一

●伊藤千尋&さらんの「地熱発電」でいこう!
 日本の地熱発電編

●福島から遠く離れて10
 この夏、とてもとても悲しかったこと
 うのさえこ

失われてしまった小さないのちを抱きしめて、
そしてまた、つながっていくいのちを思い、
いのちの連鎖を断ち切るものと闘うことを誓うのでした。

週刊金曜日 書評・本箱の本(2012年9月7日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
画像・リンクをクリックするとAmazonの詳細ページへジャンプします。

■書評

兄~かぞくのくに 生涯編集者 月刊「創」奮戦記
兄 かぞくのくに

by 梁英姫(ヤン・ヨンヒ)=著

¥1680

なぜ、兄は「北」に帰らなければならなかったのか中村 富美子/評
生涯編集者 月刊「創」奮戦記

by 篠田博之=著

¥1470

『創』は著者の生き様そのもの赤岩 友香/評
故郷の本箱 上林曉 傑作随筆集

by 上林曉=著 山本善行=撰

¥2310

忘れていた感情の場所へと鈴木 沓子/評
  

◆本箱 吉田亮子(編集部)/選
  
さがしています (単行本絵本) ハロランの東京大空襲―B29捕虜の消せない記憶 路上の信仰: 韓国民主化運動を闘った一牧師の回想
さがしています

by アーサー・ビナード=作 岡倉禎志=写真

¥1365
ハロランの東京大空襲 B29捕虜の消せない記憶

by 早乙女勝元=著

¥1470
路上の信仰 韓国民主化運動を闘った一牧師の回想

by 朴炯圭=著 山田貞夫=訳

¥2500
子どもがひとりで遊べない国、アメリカ―安全・安心パニック時代のアメリカ子育て事情 たくましく生きよ!  ~響け! 復興輪太鼓 石巻・雄勝中の挑戦~ (ワニプラス) 介助犬を育てる少女たち -荒れた心の扉を開くドッグ・プログラム-
子どもがひとりで遊べない国、アメリカ 安全・安心パニック時代のアメリカ子育て事情

by 谷口輝世子=著

¥1575
たくましく生きよ。響け!復興輪太鼓 石巻・雄勝中の387日

by 佐藤淳一=著

¥1470
介助犬を育てる少女たち 荒れた心の扉を開くドッグ・プログラム

by 大塚敦子=著

¥1365
桜狩り 昭和篇―英伸三写真集 いま、「政治の質」を変える
英伸三写真集 桜狩り 昭和篇

by 英伸三=著 寺本建雄=挿絵 英愛子=文

¥2940円
いま、「政治の質」を変える

by 辻元清美=著

¥1785




『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」を発売します。

臨時増刊  さようなら原発 路上からの革命

9月24日(月)発売! 定価500円

「脱原発」のデモや集会が全国に広がっています。毎週金曜日に行なわれる首相官邸前デモは10万人の規模になり、「7・16」の代々木公園には17万人の人々が集まりました。
 目立つのは、政党や組合の動員ではなくツイッターなどの呼びかけで集まった人々の姿です。子ども連れの若いカップルもたくさんいます。こうした新しい動きに「革命」との評価も出てきています。
 本増刊号はカラー32ページ。「路上からの革命」を写真中心の企画でまとめました。官邸前デモ、「7・16」の空撮を始め、全国のデモの様子も網羅しています。また一般募集した写真を数多く掲載しました。「歴史的事件」を市民の方々とともに残したかったからです。ぜひ、お手にとってください。

臨時増刊 さようなら原発 目次PDF

<おもな内容>
首相官邸前抗議行動/さようなら原発17万人集会/国会大包囲/首相へ直接要求・勧告行動/大飯原発を停止せよ!/全国へ、世界へ路上からの革命のうねり

二重のアセンブリ       柄谷行人
関電のウソ          広瀬隆
アクションの先にあるもの   <鼎談>雨宮処凛/鎌田慧/ミサオ・レッドウルフ
福島の人達のいま       畠山理仁
市民主義の成立(再録)    久野収

この増刊号は書店のみの発売になります。定期購読には含まれませんので、定期読者の方はぜひ書店でお求め下さい。
*「ブックサービス」に電話(0120-29-9625)かWEBサイト(http://www.bookservice.jp/)から注文できます。
*音訳版もあります。

910号目次


       910号目次PDF

今週号の注目記事

■「カネミ油症」被害者救済法成立で
 もはや「カネミ倉庫は倒産してもいい!」
 明石 昇二郎

「美容と健康にいい」との触れ込みでカネミ倉庫(本社・福岡県北九州市)が製造・販売していた食用米ぬか油「カネミライスオイル」に、猛毒のダイオキシン類が混ざっていたことで発生した一大食中毒事件「カネミ油症」。放置され続けた被害者たちに救済の手が差し延べられようとしているが、課題は山積だ。

■満腹の情景 第9回
 水はどこからやってくる
 写真・文 木村 聡

■アイヌ民族のさまよえる遺骨たち
 大学の「墓地発掘研究」と政府の新「慰霊空間」建設計画
 平田 剛士

昭和期、人類学者・医学者たちがアイヌ民族の多数の墓から持ち去った遺骨の大半が、
八〇年以上たった今もいまだ遺族のもとに返されていないばかりか、
新たな政府方針によってさらに研究材料にされ続けようとしている。
不誠実な態度に業を煮やした道内の三遺族が、返還を求めて大学を提訴する。

■最高裁に問う! 
 これで公正な裁判と言えるのか
 被告・信州大学に雇われた裁判官が判決を出す大学教授解雇事件の異常性
 片岡 伸行

被告に雇用されている者を裁判員に選ぶことは法律で禁じられている。
公正な裁判ができないからだ。しかし長野地裁松本支部を舞台に、
それと同様の構図で進められている前代未聞の裁判がある。
問題の裁判官を被告側に派遣した最高裁に問う。

■領土ナショナリズム、大阪維新、谷垣自爆で急浮上
 リベンジ狙う安倍元首相の勘違い
 天城慶

突然の辞任劇で政権を放り出し、この数年すっかり影が薄くなった安倍元首相だが、最近は右派系メディアによいしょされ、注目を浴びている。9月26日に控える自民党総裁選で「安倍総裁」が実現したら、総選挙の結果次第で「安倍首相」が誕生する可能性も視野に入ってきた。日本政治の情けない体たらくもここに極まれりである。

■路上から「NO NUKES」を05
 道庁北門前の金曜デモ 北海道反原発連合
 写真・文/平井康嗣

冬の電力ピークを控え
緊迫する泊原発再稼働

■伊藤千尋&さらんの「地熱発電」でいこう!
 世界の地熱発電編

自然エネルギーの中でも太陽光や風力に比べ目立たない存在の地熱発電。
だが実は火山大国の日本に一番向いている発電方法ではないか。
あまり知られていない地熱発電とはどういうものか、
またどのように活躍しているのか、見ていこう。