955号目次
2013年8月9日7:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
955号の注目記事
●「民主主義」を実践する
極右、ファシズムと闘うドイツの「アンティファ運動」
写真・文 矢嶋 宰
「在日特権を許さない市民の会」のヘイトスピーチはドイツなら刑罰にあたる。ドイツでは市民レベルでファシズムと闘う経験が培われている。その運動とは、どのようなものか。ドイツからのリポート。
●ハイエクから見る日本国憲法改正議論
憲法は国民の共通の信念を反映するもの
仲正 昌樹
安倍首相の憲法九六条改正発言をきっかけに、一躍注目を浴びた「立憲主義」。その結果、「憲法は権力(国家)を縛るもの」だと自由主義的に言われるようになったが、一方、国民は福祉など国家への期待も強い。強烈な自由主義者ハイエクの憲法観を敢えて借り、日本の混沌とした議論に風穴を開けることを期待したい。
●安倍晋三首相が執念を燃やす集団的自衛権のトリック
世界最強の米国を自衛隊が守るというのか
半田 滋
七月二二日、自民党本部で記者会見した安倍晋三首相は、集団的自衛権の行使容認に向けた議論を八月にも再開する考えを表明した。だが、集団的自衛権は「国のかたち」を変えることになる。
●不当解雇や賃金未払い
多重下請けで“使い捨て”、偽装請負も
闘う原発労働者たち
桐島 瞬
安倍政権による原発再稼働の動きが加速される一方で、次々と問題が起きる福島第一原発の事故収束。多重下請け構造の下で過酷な労働を強いられた上、使い捨てにされている労働者だが、その中から、闘う労働者が出てきた。
●日本政府は誰の味方をしているのか?
オスプレイ運用に募る沖縄の不信
池田 哲平
●AFRIKA WAR JOURNAL
写真・文 亀山 亮
亀山 亮インタビュー
構成・聞き手 西山俊一(編集者)
写真の良さは物事を
白黒に分けることではなく
灰色の部分を大切にすること。
●TPPで水産業を壊滅させていいのか
イカ釣り漁の現場から見える「絶望の未来」
今田 真人
円安による燃料代の高騰と、中国からの水産加工品の増大で、日本の漁業は大打撃を受けている。これでTPPが加わったら、どうなるのか。