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977号目次

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977号の注目記事

●東京都知事に望むこと
市民団体はどう動くのか
本誌取材班

新人16人が出馬した東京都知事選だが、告示日前の公開討論会は開かれず、きちんとした政策論議なしの異例の選挙戦。主役の1300万都民は新都知事に何を期待するのか。市民団体代表らに聞いた。

●多民族国家インド
冬の寒さに凍える宗教対立の犠牲者
高橋 邦典

●浮上するアジア危機
安倍晋三首相による靖国神社への強行参拝、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)ナンバー2だった張成沢氏の処刑……
アジアの地勢図に、これらは何をもたらすのか。浮上するアジア危機を追う。

中国軍特殊部隊「尖閣を急襲」説の真相
成田俊一・ジャーナリスト。

朝鮮半島「統一」を唱えだした韓国。その思惑は?
渡部睦美・本誌編集部。

●浮躁中国
カイロ宣言70周年が暗示する日本の未来
本田 善彦

当の日本がすでに忘れている「カイロ宣言」の再評価が、台湾で取り組まれている。
尖閣や竹島など、現在進行形の問題とどう重なるのか。

●未だ過去を克服できない現実が問われている
「安倍靖国参拝」で世界の孤児になった日本
高橋 哲哉

昨年末の突然の安倍晋三首相による靖国神社参拝以降、近隣諸国のみならず世界各国から日本への批判は続いている、政府がこれに耳を貸す気配は一切ないが、いつになったらこの国は過去と真摯に向き合うつもりなのか。

●籾井勝人会長発言の衝撃
計算がずれはじめた安倍晋三政権のNHK支配計画
伊田 浩之

籾井勝人NHK新会長の就任会見(1月25日)での発言は、あまりにも常識はずれだった。
「あり得ない発言、即刻辞任すべき」との批判まで閣僚から飛び出している。

◆籾井NHK新会長の主な発言

●大手牛丼チェーン店 性的搾取の闇
卑劣な労務管理で店を回す業界の実態
ガンガーラ 田津美

はやさと安さを売り文句に、日本社会にすっかり定着したファストフード。
業界の急速な成長の陰で、密かに行なわれてきた性的搾取による労務管理がある。
その卑劣な実態を暴き、背景にある過酷な労働環境を告発する。

◆「意に反する」場合はセクハラ
圷 由美子弁護士に聞く

976号目次

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976号の注目記事

●沖縄の民意は新基地にNO!
名護市長選 現職・稲嶺進氏が制す
野中 大樹

全国の注目を集めていた沖縄・名護市長選は「海にも陸にも新しい基地はつくらせない」と訴えていた現職の稲嶺進氏が再選された。普天間飛行場の辺野古への移設に民意は改めて「NO」をつきつけた。

●真相追及キャンペーン第1弾
人材派遣大手パソナグループ社長
南部靖之氏の消したい過去
「全財産40億円を失った」と友人が怒りの告発
佐々木 実

かつて「ベンチャー三銃士」の1人ともてはやされ、派遣会社パソナを業界大手に急成長させた南部靖之氏。
しかし、そのビジネスが軌道にのり出す前に南部氏を世話した友人は今、怒りに震えている。
労働者の商品化によって大成功した南部氏は過去、何をしていたのか。
近著でパソナグループ会長竹中平蔵氏と政治の関係をあぶりだした気鋭のジャーナリストが、南部氏の過去を解きあかす。

●前ミス・インターナショナルが大手芸能事務所幹部を告発
大手メディアも完黙の不可解さ
高田 欽一+本誌編集部

2012年に日本人初のミス・インターナショナルとなった吉松育美さんが昨年12月、日本外国特派員協会で芸能界の闇を告発し、世界で報じられた。
だが一部報道をのぞきマスコミは完黙。大手芸能事務所バーニングの圧力か、との見方もある。

●特定秘密保護法は廃止を!!!
情報保全諮問会議の座長に渡邉恒雄氏(87歳)を据えた官邸の思惑
「法律必要」読売新聞グループの本社会長兼主筆
本紙取材班

「よりによって彼が座長とは」――特定秘密の指定、解除などの運用基準策定にあたって意見を聞く「情報保全諮問会議」の構成員が発表された1月14日、驚きの声が上がった。露骨な政府・与党よりの人事だからだ。

●次世代に巨大なツケを残さないために
新国立競技場建設で噴出する疑問
森 まゆみ

2020年東京五輪のメインスタジアムとなる新国立競技場建設をめぐり、デザイン競技の妥当性から維持費の巨額さまで、さまざまな問題が浮上してきた。
招致の知事が辞めたのだから、五輪は返上するのが、一番すっきりするのだが……。

●アリエル・シャロンの孤独な死
小田切 拓

「虐殺者」「和平の推進者」などさまざまな評価があるイスラエルのシャロン元首相が1月11日に死亡した。
現地に長年入り続けるジャーナリストが、この政治家が残した軌跡を振り返りながら人物像を描く。

●〈脱〉混迷ニッポン(14)
(株)エス・シー・エス社長 木之本 興三
「金儲け」より「人儲け」 病と闘い立ち上げたJリーグ
山岡 淳一郎

プロサッカーのJリーグが発足して21年。今でこそ海外で選手が活躍する姿は当たり前だが、その陰には「アマチュアリズム」の壁と闘い、病と闘いながら尽力した人物がいる。現在も関係者から頼りにされる木之本興三さんだ。

975号目次

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●元行員だけでやれたのか?
融資詐欺事件の責任逃れを続けるみずほ銀行

暴力団関係者への融資問題で闇を垣間みせたみずほ銀行だが、
現在、当事者が姿をくらます融資詐欺事件も抱えている。
元行員に銀行は責任をおしつけ、事件の幕は引かれようとしている。

高田 欽一

●新わたしと憲法シリーズ 高良鉄美
平和と人権を追い求める基地の島・沖縄の憲法学者

沖縄にとって憲法は、
復帰運動を通して
自ら勝ち取りにいったもの。

●自由と創造のためのレッスン20
「肉の壁」から「別の生」へ

廣瀬 純

●まんが新連載
郡山もんもんライフ 第1回

芳賀 由香

●阪神・淡路大震災から19年
神戸市長田区に見る「復興災害」

6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から19年。業火から
立ち上がった神戸市長田区の商店主らは今、新たな地獄にあえぐ。
商店街に「創造的復興」を掲げて高層ビルを並べた結果に、
責任を取る神戸市の行政担当者はいない。

粟野 仁雄

●佐藤優の飛耳長目91

沖縄をネズミと見なす
中央政府への激しい異議

●満腹の情景第25回
写真・文 木村 聡

もっとも贅沢なおせちの時代

974号目次

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974号の注目記事

●官邸が民主主義を歪めてまで勝ちたい名護市長選
首相官邸、自民党、『産経新聞』東京からのおぞましい「一本化」圧力
野中 大樹

普天間飛行場の辺野古移設問題が最大争点となる名護市長選挙が1月19日に投開票される。仲井眞弘多知事の埋め立て「承認」を奇貨として政府、一部マスコミが一体となって地元に襲いかかっている。

●朝鮮総聯落札の50億円は日本の資金か?
モンゴル現地でキーパーソン・旭鷲山を取材
成田 俊一

朝鮮総聯(在日本朝鮮人総聯合会)中央本部の2回目の競売(昨年10月)で、約50億円という高額で落札したモンゴルのアヴァール社の資金背景を現地取材。すると「日本のカネ」が絡んだ巧妙な資金調達疑惑に突き当たった。さらに競売の背後には、豊富な鉱物資源をもつモンゴルに莫大な資金援助をちらつかせる一方で、拉致問題解決の代理交渉を画策する安倍首相の焦りが見え隠れしていた。

●新わたしと憲法シリーズ
ロベルト・サモラ
軍隊がないコスタリカで「平和の文化」を守る弁護士

何も行動しないならば
憲法と平和は形骸化していく

●「食」と「健康」の安全・安心について
今年は分水嶺の年になる
垣田達哉

“食”に関して、今年は昨年以上に重要な出来事が予想されます。
1年通じて関心を持っていてくださいねー。

●主婦の科学1
おせち料理には保存のコツが詰まってるんです
アズマカナコ

「昭和の暮らし」には、現代でも使える暮らしの知恵がたくさん。
東京の郊外でそんな昭和暮らしを実践中の「節電母さん」こと
アズマカナコさんによる連載が始まります。