983号目次PDF
983号の注目記事
●福島を撮る ドミニク・ナール インタビュー
語られることのない物語
「3・11」直後に東北に入って以来4度目。今年1月から福島県で撮影を続けている。取材費を工面するために拠点としていたナイロビで持ち物を売り払い、福島に駆けつけた若手写真家は、何のために「福島」を撮るのか。
●ネオナチがウクライナ暫定政権の中枢を掌握
黒海の対ロシア包囲戦略と米国の思惑
成澤 宗男
冷戦時代の旧ソ連のように、クリミアの軍事掌握をめぐりロシアが「悪玉」にされている。だが一連の事態は黒海での対ロシア軍事包囲網形成の動きと、ウクライナの政変の影の主役である同国ネオナチの跳躍を抜きに語れない。
●清流・最上小国川に“環境にやさしいダム”!?
山形県の宣伝文句にアユも漁協も騙されない
まさの あつこ
アユで全国的に知られる山形県随一の河川・最上小国川。その清流にダムをつくろうと手段を選ばず仕掛けてくる山形県。ダムに拠らない治水と漁業振興の両立を求め抵抗する漁協。対立は深まり先月、ついに漁協側に犠牲者が出てしまった。
●大阪朝高ラグビー部が目指した「ノーサイド」
弓削田 理絵
朝高チャレッター(よくやった!)――。2010年1月5日。全国高校ラグビー大会(通称・花園)準決勝に駆けつけた朴思柔監督。競技場に響いていたのは溢れんばかりの「ウリマル(私たちの言葉)」だった。
●佐藤優の飛耳長目93
ウクライナ緊迫でロシアが危惧する軍産技術の米流出
●在留邦人が急増!
日本人はなぜマレーシアに向かうのか?
谷瀬 綾子
海外に移住・長期滞在する日本人が増えているが、その行き先のうち最も人気なのがマレーシアだ。しかも高齢のリタイア組のみならず子育て世代の在留者も増加している。なぜ日本人はマレーシアに向かうのだろうか。
●乳幼児や妊婦は十分な注意を!
農薬類は微量・低濃度でも安全とはいえない
岡田 幹治