おしらせブログ 週刊金曜日から定期購読者の皆様へのおしらせを掲載しています。

バックナンバーの処分について

現在、創刊号~2012年3月30日(889)号および2012年6月22日(900)号は品切れです。保管の都合上、2012年4月6日(890)号~2013年3月29日(937)号を処分します。これらの購入を希望される方は3月28日までにお申込みください。その際には郵便局備え付けの振替用紙をご利用ください。

振替口座番号:00160-5-717087
加入者名:週刊金曜日バックナンバー係
定価:580円 ※4月1日以降、それ以前の発行号は596円となります。
送料:4冊まで100円(5冊以上無料)
振替用紙の通信欄に、ご希望号の発行年月日(号数)および冊数をお書きください。

983号目次

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983号の注目記事

●福島を撮る ドミニク・ナール インタビュー
語られることのない物語

「3・11」直後に東北に入って以来4度目。今年1月から福島県で撮影を続けている。取材費を工面するために拠点としていたナイロビで持ち物を売り払い、福島に駆けつけた若手写真家は、何のために「福島」を撮るのか。

●ネオナチがウクライナ暫定政権の中枢を掌握
黒海の対ロシア包囲戦略と米国の思惑
成澤 宗男

冷戦時代の旧ソ連のように、クリミアの軍事掌握をめぐりロシアが「悪玉」にされている。だが一連の事態は黒海での対ロシア軍事包囲網形成の動きと、ウクライナの政変の影の主役である同国ネオナチの跳躍を抜きに語れない。

●清流・最上小国川に“環境にやさしいダム”!?
山形県の宣伝文句にアユも漁協も騙されない
まさの あつこ

アユで全国的に知られる山形県随一の河川・最上小国川。その清流にダムをつくろうと手段を選ばず仕掛けてくる山形県。ダムに拠らない治水と漁業振興の両立を求め抵抗する漁協。対立は深まり先月、ついに漁協側に犠牲者が出てしまった。

●大阪朝高ラグビー部が目指した「ノーサイド」
弓削田 理絵

朝高チャレッター(よくやった!)――。2010年1月5日。全国高校ラグビー大会(通称・花園)準決勝に駆けつけた朴思柔監督。競技場に響いていたのは溢れんばかりの「ウリマル(私たちの言葉)」だった。

●佐藤優の飛耳長目93
ウクライナ緊迫でロシアが危惧する軍産技術の米流出

●在留邦人が急増!
日本人はなぜマレーシアに向かうのか?
谷瀬 綾子

海外に移住・長期滞在する日本人が増えているが、その行き先のうち最も人気なのがマレーシアだ。しかも高齢のリタイア組のみならず子育て世代の在留者も増加している。なぜ日本人はマレーシアに向かうのだろうか。

●乳幼児や妊婦は十分な注意を!
農薬類は微量・低濃度でも安全とはいえない
岡田 幹治

本誌は消費税増税に反対し定価を据え置きます

読者のみなさまへ
本誌は消費税増税に反対し定価を据え置きます
『週刊金曜日』発行人  北村肇

 弊誌をご愛読いただき、まことにありがとうございます。創刊から21年、『週刊金曜日』は常に読者のみなさまに叱咤激励され、あるいは支えられて歩んでまいりました。改めて感謝の意を表するとともに、社員一同、よりよき誌面つくりに邁進することをお約束します。
 さて、消費税がこの4月より5%から8%に増税となります。弊誌は一貫して消費税増税に反対してきました。消費税そのものについても、誌面で何度となく問題点を追及してきました。
 しかし、遺憾ながら、いかなる悪法や悪制度も成立すると否応なく押し被さってきます。(株)金曜日もそこから逃れることはできず、弊誌の制作費等々、相当程度の負担増が見込まれます。極めて重い現実です。定期購読部数は低減傾向にあり、現在は1万5000部を割り込んでいます。書店売りも少しずつ落ちています。単行本の刊行でしのいでいる状況ですが、書籍の売り上げは安定性に欠け、経営の足を引っ張る危険もあります。出版界全体が冷え込んでいることもあり、正直、弊社もここ何年か営業収支の赤字が続いているのが実態です。
 このような中で、消費税増税への対応をどうするか、昨年から社内で論議を続けてきました。結論から申し上げると、今回は『週刊金曜日』の定価は上げないことにいたしました。定期購読、書店売りとも据え置きにします。つまり、本体価格は値下げするということです。
 まさに苦渋の決断でした。経営的にはありえないことかもしれません。しかし、消費税増税に対する怒りの表明も込めて踏み切りました。今後は、これまで以上に社員一人ひとりの努力で誌面の質向上をめざし、また経費節減にも努めてまいります。
 とはいえ、それだけで苦境を乗り切るのは現実的に困難です。そこで、まことに恐縮ですが、読者のみなさまにお願いがございます。身の回りの方に定期購読を勧めていただけないでしょうか。なかなか新聞広告を出す余裕のない中で、「ご紹介」は本当にありがたく、みなさまのご協力がなければいまの1万5000部はないと思っております。
 5月いっぱいまでを「ご紹介キャンペーン期間」として、ささやかではありますが図書カードをご紹介者と新規購読者の方にそれぞれ2枚ずつ送らせていただきます。「そんなものはいらない」とお叱りを受けるかもしれません。でも、ささやかな中に私たちの切羽詰まった思いがあることをご理解いただければ幸いです。
 来年の「10%」時の対応を含め、将来的には不透明な点もありますが、何としても定期購読部数を増やすことで、可能な限り、ぎりぎりまで、読者のみなさまの負担を回避すべくがんばりたいと思っております。
 安倍政権の暴走は目にあまります。憲法の基本原理である「主権在民」、「平和主義」、「基本的人権の尊重」すべてが蔑ろにされています。このままでは「改憲」あるいは「壊憲」に突き進みそうな勢いです。許すわけにはいきません。断固として安倍政権を倒さなくてはなりません。弊誌は非力かもしれません。でも読者の方々の支援をいただくことで、想像を超える力を発揮できると確信しております。
『週刊金曜日』の灯を消したくない、『週刊金曜日』によってあらゆる人権侵害のない平和な社会をつくりたい、そう強く思っております。どうか、お力をいただけないでしょうか。
何とぞ、ご協力のほど心よりお願いいたします。

<別項>

業務部からのお知らせ

4月1日以降、2014年3月28日(985)号以前の本誌バックナンバーは、現在の本体価格552円に消費税8%が適用されます。従って販売価格が580円から596円となります。なお、4月4日(986)号以降の発行号は本体価格を引き下げ(本体537円)、定価580円に据え置きます。
また、上記「ご紹介キャンペーン」にご協力いただける方は、紹介者のお名前(購読者番号)と住所・電話番号、被紹介者のお名前、住所を明記していただき、FAX・郵便・メールなどで業務部宛お送りください(弊社Webサイト「購読中の方」の「宣伝のお願い」もご利用ください)。