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週刊金曜日主催「資本論講座」__〈経済と国家──宇野経済学を通して『資本論』を21世紀にどう生かすか〉第1期の受講者募集について

【内容紹介】
国家を『資本論』からどう読み解いていくかを考えます。
『資本論』は社会主義革命を目指したイデオロギーの書ではありません。資本主義社会の内在的論理を解明した書です。その考え方に立つ鎌倉孝夫さんに、佐藤優さんがわかりやすく質問する形式で講義を進めます。
本講座では、『資本論』全3巻を通して講義します。すべて終了するまでに約2年間を予定しています。今回は第1期の募集です。

【講師】鎌倉孝夫(経済学者)、佐藤優(作家)

【講座日程】第1期「総論」
6月20日(金)、7月4日(金)、8月8日(金)
いずれも15:00~17:00(14:30開場)

【受講料】第1期2万円

【会場】ちよだプラットフォームスクウェア401
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3‐21
電話:03-3233-1511
http://yamori.jp/access/

【定員】40人(先着順)
お申し込みは「金曜日」までファクスかメールでお願いします。
受講者の氏名と連絡先電話番号、電子メールアドレスを記入してください。
FAX 03-3221-8522
メール henshubu@kinyobi.co.jp
(メールのタイトルに〈「経済と国家」申し込み〉と明記してください。

【参考文献】
*入手していたく書籍
『経済原論』(宇野弘蔵著、岩波全書)
『はじめてのマルクス』(鎌倉孝夫・佐藤優著、金曜日)
『「資本論」を超える資本論──危機・理論・主体』(鎌倉孝夫編著、社会評論社)

*古本市場で現在品薄ですが、入手していただきたい書籍
『資本主義の経済理論──法則と発展の原理論』(鎌倉孝夫著、有斐閣)

*入手が望ましい書籍
『資本論(全9冊)』(マルクス著、岩波文庫)
『資本論研究(全5冊)』(宇野弘蔵編、筑摩書房)
『資本論五十年(上、下)』(宇野弘蔵著、法政大学出版局)

【講師紹介】
鎌倉 孝夫(かまくら たかお)
1934年生まれ、経済学博士・埼玉大学及び東日本国際大学名誉教授。埼玉大学文理学部を卒業後、東京大学大学院経済学研究科博士課程を修了。埼玉大学助手、講師、助教授、教授、学部長を歴任。2000~2006年、東日本国際大学学長を務める。向坂逸郎(1897~1985年)、宇野弘蔵(1897~1977年)に師事、宇野経済学を継承、発展させている。『資本主義の経済理論―法則と発展の原理論』(有斐閣)など著書多数。

佐藤 優(さとう まさる)
1960年生まれ、作家、元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館や本省国際情報局分析第一課などに勤務。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、09年最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。2013年6月に執行猶予期間が満了し、刑の言い渡しは効力を失った。浦和高校生時代に、鎌倉孝夫さんの『資本論』勉強会に参加している。

989号目次

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989号の注目記事

●佐高信×辺見庸
追い詰められた情況の中で〈下〉
根生いのファシストに「個」として戦えるか?

暴力の時代がきつつある。にもかかわらず、ジャーナリストも知識人もファシズム(全体主義)に取り込まれてはいないか?ギリギリまで追い詰められた情況の中で、どんな戦いができるのか、抵抗ができるのか。それがいま、一人ひとりに問われている。

●砂川闘争・伊達判決・最高裁判決から55年後の新事実
米大使と密談重ねた最高裁判事は違法だと再審請求へ
長沼 節男

安倍晋三首相は「最高裁砂川判決」が集団的自衛権を否定していないと主張する。しかし、この最高裁判決の背景には政治的圧力があったとして、この夏にも再審が請求される。

◆米公文書入手の布川玲子・元山梨学院大学教授に聞く
集団的自衛権の根拠に使うのはヤブヘビ

●セブン-イレブン“鈴木帝国”の落日 連載第5回
全米の店舗オーナー代表団が緊急来日“日米FC紛争”に発展か!?
渡辺 仁

セブン-イレブンのフランチャイズ(FC)商法が追いつめられている。東京高裁の「セブン本部による見切り販売妨害は違法」との判決に続き、岡山県労働委員会が「加盟店オーナーは労働組合法上の労働者だ」と断定し「独立の事業者」とする契約のウソを暴いたからだ。そして4月28日には米国セブンの全米オーナー代表団が緊急来日。日米挙げて不平等契約の実態を糾弾する動きが加速しようとしている。フランチャイズの本家、米国でなにが起こっているのか。

●映画『ゼウスの法廷』に見る「裁判官という人間」のつくられ方
対談 寺西和史×高橋玄
司会・構成 境分 万純

映画『ゼウスの法廷』が公開中だ。エリートの階段を昇ろうとする若い判事補と、その婚約者が主人公。二人はある事件をきっかけに、裁く側と裁かれる側として法廷で対峙する。
異色の社会派ラブストーリーであり、またふだんは市民から遠い存在である裁判官の「人間」が感じられる映画でもある。監督の高橋玄さんと、現職裁判官で小誌投書欄でもお馴染みの寺西和史さんに、現実の裁判官をめぐる諸問題を語ってもらった。

●「ロヒンギャを救ってください」
群馬県館林市で暮らす少数民族
写真・文 狩新那 生助

ビルマ西部で暮らすイスラム系の少数民族、ロヒンギャ。
60年代に軍事政権がはじまると迫害、悲劇の歴史がくり返されてきた。
助けを求めて命がけで日本へきても、難民認定を受けられず、
ほとんどの大人や子どもまで厳しい生活を強いられている。

◆悲劇をくり返してきた民族の歴史

●主要メディアが報じないイラク最新リポート
泥沼化する宗派対立と人道の危機
高遠 菜穂子

イラク戦争開戦から11年。イラクはすでに内戦化しており、
「解決策」どころか、混乱と泥沼の出口すら見えない。
米政府をバックにした政府軍による市民への無差別攻撃と先鋭化する宗派対立。
そうした中、4月30日には国民議会の選挙が実施される。

◆スンニ派指導者、アブドゥルマリック師に聞く
「シーア派至上主義の憲法改正を」

●樹木希林さんインタビュー
「尊いもの」の中だけでは暮らしていけない

2013年は20年に一度の式年遷宮の年。ドキュメンタリー映画『神宮希林 わたしの神様』で、俳優の樹木希林さんが旅人となり、伊勢神宮を訪ねた。そこで感じたことは――

988号目次

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●対談 辺見庸×佐高信(中)
「心」と言い出す知識人とファシズムの到来

●武器輸出禁止の撤廃は平和の脅威だ
成澤宗男

●自治体初! 大間原発の建設差し止めを求める函館市
国と電源開発の「禁じられた遊び」
鎌田慧

●大阪市長選で明らかになった橋下維新の落日
及川健二

●「食文化」か「残酷」か
動物福祉から見た「フォアグラ論争」
森映子

●自由と想像のためのレッスン 23
アントニオ・ネグリと現代思想(1)
廣瀬純

●アクト・オブ・キリング監督インタビュー
パフォーマンスという感覚が大量殺人を可能にした
中村一成

5月末日まで読者紹介キャンペーンを実施中!

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ご紹介いただいた方には見本誌送付時に紹介者のお名前をお伝えし、その方が定期購読された場合、その方と紹介者のそれぞれに図書カード(500円)を2枚進呈させていただきます。

書式は自由です。紹介者のお名前と購読者番号(定期購読者以外の方は住所・電話番号も)、被紹介者のお名前、住所を明記していただき、FAX・郵便・メールなどで業務部宛お送りいただくか、Webサイト「ご紹介フォーム」https://ssl.kinyobi.co.jp/consult/input.php?id=siをご利用下さい)。

金曜日 業務部

987号目次

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●国際法上は濫用の指摘も
過去の事例から浮かび上がる「集団的自衛権」の危うさ
まさの あつこ

集団的自衛権行使容認に向けて着々と準備が進んでいる。「他国と同様に集団的自衛権が行使できるということとは違う」ち安倍首相は言うが、なし崩し的に拡大解釈されていったらどうなるのだろう。他国の事例をみてみたい。

●ウソ重ねて破綻した安倍首相
「砂川判決」で集団的自衛権行使を合憲加できない
成澤 宗男

集団的自衛権の合憲解釈のため、安倍首相や自民党は砂川事件最高裁判決等を持ち出し、「限定的容認論」を唱えている。だが、そうした主張に根拠は乏しい。

◆超党派議員と市民が集団的自衛権めぐり勉強会
星 徹

●司法を正す第8回
日弁連えん罪原因究明第三者機関ワーキンググループ副座長 小池振一郎弁護士
盗聴法の強化拡大など焼け太り狙う法務官僚
青木 理

●「工作員」と呼ばれても
~わかっちゃいるけどやめられない!北朝鮮ポップス最新事情~
北岡 裕

日朝関係は冷え切っているが、音楽に関しては過去最高レベルに熱く接近している――。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)ポップスに魅了されて20年以上。ラジオで:うっかり”平壌放送を拾って以来、:無慈悲なる北上”を続けていた筆者がこう確信したのは昨年末。東京で行なわれた音楽の南北頂上対決イベントと、北朝鮮ポップス縛りのカラオケ大会に参加してからだった。北朝鮮ポップスの驚くべき最新事情とは……。

●セブンイレブン“鈴木帝国”の落日 第4回
「加盟店オーナーは労働者」
岡山県労働委員会が画期的な判断
詐欺まがい契約の実態を暴く
渡辺 仁

岡山県労働委員会は3月20日、「セブン店加盟店主は労働組合法上の労働者だ」との衝撃的な判断を示した。セブン-イレブンの契約書で「独立の事業者」とするウソが暴かれたのだ。4月28日には、全米オーナー代表団が初来日し、フランチャイズ契約の不当性を告発するなど、40年にわたり野放しにされてきた「鈴木敏文商法」が日米の店舗オーナーによって弾劾されようとしている。そこには最高裁判所も断罪した、セブン-イレブンの詐欺まがいの契約実態があった。

●佐藤優の飛耳長目94
ウクライナ危機と米国が陥った「恐露病」

●高須芸能
小保方晴子も佐村河内守も安倍首相に比べれば“罪”は軽い

『週刊金曜日』臨時増刊号のお知らせ

4月17日に臨時増刊号『さらば、独裁者――検証 暴走する安倍政権』(税込700円)を発売します。書店のみの発売です。定期購読には含まれませんので、最寄りの書店でお求め下さい。
※一部、本誌掲載記事を再録しています。
※音訳版も発行します。

20140417-3

定期購読のお届けに関して

消費税増税に伴う、駆け込み需要の荷物増加の影響を受け、物流状況に大きな混乱が生じており、3月28日(985)号のお届けが大幅に遅れました。誠に申し訳ございません。また、現在も物流は回復に至っておらず、4月4日(986)号もお届けが遅れています。重ねてお詫び申し上げます。引き続きご迷惑をお掛けしますが、現状を鑑みて、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

986号目次

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986号の注目記事

●満腹の情景 第28回
凍てつく大豆
農家が守る「凍み豆腐」の技
写真・文 木村 聡

 宮城県は北海道に次ぐ全国2番目の大豆生産地。大崎平野の岩出山周辺も水稲からの転作で大豆作りが多く行なわれている。
 その大豆から作るのが、豆腐の保存食「凍み豆腐」である。岩出山は温泉は出ないが、いい水が出た。豆を煮るための薪も、近くの山から容易に調達できた。そして、冬の冷え込みと乾燥した気候。自然環境を生かした凍み豆腐作りは、いまに続く農閑期の伝統的な仕事だ。
 昔は自然のままに凍結、解凍、乾燥させていたが、現在は豆腐を作ったらすぐに冷蔵庫で凍らせる。その後に1週間ほど熟成させてから天日干し。この熟成工程がほかの地域にない味わいを生む。確かな歯ごたえ。かみしめると漂う豆の素朴な香り。風土が培うというあたり前で、貴重な味である。

●報道されない国際会議の議論の中身
放射線の影響を否定できない福島の甲状腺がん増加
まさの あつこ

福島県で甲状腺がんと確定、または疑いありとされた子は75人。事故前、100万人に1人とも言われた病で、36万人中(0~18歳)27万人しか検査していない段階でだ。国際会議では放射線の影響を否定する議長コメントが発表されたが、実態は――。

●「みんな」と「維新」の存在感急低下の一方で
集団的自衛権行使めぐり連立の意味を問われる公明党
横田 一

みんなの党の渡辺氏の借金問題と維新の橋下代表の空振り市長選で、安倍首相が代替連立相手と目論んでいた両党の存在感が急低下。公明党の存在感が増すなかで、集団的自衛権行使をめぐって溝が横たわる自・公が、連立協議に向けて準備を本格化させている。

●「戦後」の墓碑銘 03
STAP細胞騒動、捏造列島に夜明けは来るか
白井 聡

●大西巨人さんを悼む――『神聖喜劇』連載のころ
木下 昌明

作家の大西巨人さんが3月に亡くなった。戦後文学の金字塔と言われる『神聖喜劇』や、鋭い批評などで知られる。本誌とは、創刊号から2年ほど連載コラムを持つなど、縁も深い。『新日本文学』に「神聖喜劇」が掲載された当時、編集者を務め、その後も半世紀にわたって親交のあった木下昌明さんに寄稿して貰った。

●水俣を継承する〈東北〉へ
山内 明美

3年前のあの日の夜、通信機器は使えず、故郷である宮城県南三陸町がどういう状態にあるのかわからぬまま、石牟礼道子さんの『苦海浄土』を手に取り、読みはじめた。なぜ『苦海浄土』だったのだろう――山内明美さんはそう振り返る。2011年3月11日の夜を、あの出来事を迎えるにいたったのは、ひとりの人間の単あるめぐりあわせというより「近代の帰結」であったといえるのではないか。東日本大震災から4年目にして、山内さんはようやく水俣へたどり着くことができた。あの日の夜から連なる水俣は、〈東北〉へと、どのようにつながっているのか。水俣病の震源地となった茂道や坪谷を歩き、胎児性水俣病患者、半永一光さんらにお会いした。(編集部)

●『産経新聞』のキャンペーンに反論する
「河野談話見直し」の策動を許してはならない
林 博史

従軍「慰安婦」問題で政府が謝罪した河野談話の見直しを求める動きが、『産経』を中心に続いている。安倍首相は見直しはしないと国会で発言したが、自民党や「維新」の談話攻撃も止む気配はない。

◆始まった河野談話擁護の運動(編集部)

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消費税増税に伴う、駆け込み需要の荷物増加の影響を受け、物流状況に混乱が生じており、3月28日(985)号のお届けが大幅に遅れております。誠に申し訳ございません。また、現時点で流通の回復具合が不透明であり、4月4日(986)号以降もお届けが遅れる場合がございます。現状を鑑みて、ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。