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993号目次

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993号の注目記事

●取材され漫画に登場した側として 
「美味しんぼ」と「鼻血」の真実
松井英介

●セブン‐イレブン“鈴木帝国”の落日
「鈴木商法と戦うためにやって来た!」
ハシム・サイード米国セブン加盟店協会シカゴ代表独占インタビュー
渡辺 仁

●浮躁中国 69
「崩世代」から見えた台湾 「 ヒマワリ学生運動」の背景
本田善彦

●「99%対1%」の闘いの原点 スペインの今
15Mの精神を持つ市民グループや政党が活躍中 34
教育現場にも広がりはじめた「時間銀行」
工藤律子

●忌野清志郎を巧妙に貶めるNHK「ラストデイズ」
藤田 正

●新連載 新宿2丁目ブルボンヌママの虹の向こうへ

●旅客船沈没に憂える韓国社会
金子正浩

992号目次

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992号の注目記事

●石川文洋 ベトナム50年を旅する

ベトナム戦争終結から39年。かの地の戦争は人々に何をもたらしたのか。
1964年からベトナムを記録し続けてきた石川文洋の眼を通して、ベトナムのこの50年を辿る。

●映画『SAYAMA』が静かに伝える石川一雄さんの今
「みえない手錠」はいつはずれるのか
対談 金聖雄 × 小室等

「袴田事件の次は、狭山事件の再審の扉を!」との声が高まるなか、逮捕から51年、石川一雄さんと、妻・早智子さんんお日常を追ったドキュメンタリー映画『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』が劇場公開される。金聖雄監督と音楽参加の小室等さんが、映画への思いを語る。

●憲法骨抜き、安倍首相の集団的自衛権行使容認の今後
連立離脱賭けて公明党は抵抗するのか
横田 一

憲法を骨抜きにする安倍晋三首相の集団的自衛権行使のための茶番会見に、多くの疑問と怒りの声が巻き起こる。与党協議の中で公明党の連立離脱を賭けた抵抗が本格化すれば、安倍政権のもくろみは頓挫しうるが――。

●佐藤雄平・福島県知事、菅義偉・官房長官、森まさこ・消費者相、石原伸晃・環境相、麻生太郎・副総理
「美味しんぼ」で問題提起された低線量被曝をごまかしたい人々の“集団バッシング”

●新買ってはいけない197
「虫よけプレート」にどんな効果があるのだろうか
渡辺 雄二

暖かくなると、どこからともなくハエや蚊がやってきて、家の中に侵入してこようとします。それを防ぐことをうたった虫よけプレートが売り出された、テレビでも盛んに宣伝されています。ベランダや軒下などにつり下げると、殺虫成分が放出されて、虫を寄せ付けないというものです。しかし、殺虫成分は空気中に拡散するので、効果はほとんど期待できません。また、殺虫成分の人体への影響が心配されるのです。

●格闘する思想 中山智香子
消費中毒の日本でこそ「経済的不服従」を
ナビゲーター 本橋哲也

経済学はお金を手懐けることができず、予測もできない。そのことに逆ギレした経済学者が、市民を難解な数学で煙に巻き、政治家や実業家らと結託して甘い汁を吸う。――経済学を相対化する経済学者自身の応答責任とは?

●自由と創造のためのレッスン
アントニオ・ネグりと現代思想(2)
広瀬 純

現代思想において、「情勢の下で思考する」とは何を指すのか、を考える第2回、前衛知識人/労働者大衆、教師/生徒という垂直分割を批判するランシエールに決定的に欠けている思考とは何か。

991号目次

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991号の注目記事

●インド・ヒマラヤ 山と水の巡礼(上)
すべてを受け入れ、受け入れられる
写真・文 高崎 咲耶子

広告制作会社を辞めて、長い一人旅に出た筆者が、最終地点に計画していたのはインド・ヒマラヤ、実際に訪れて、何を見、何を思ったか、全2回の1回目はインド。

●日本初の試み「障害平等研修」って何?
久野 研二

英国で発展し、途上国でも推進されている「障害平等研修」。日本での推進が始まり、日本初のセミナーも行なわれた。障がい体験とは違うこの研修、どういうものなのだろうか。

●“生涯派遣”“残業代ゼロ”で「産めない社会」を強化?!
出生率の数値目標設定前にやるべきことはある
竹信 三恵子

少子化対策として、出生率の数値目標を掲げるかどうかの検討が始まった。一方で、「産めない社会」の強化ともいえる政策が次々と提起されている。「産む側の私たち」の思いとはかけ離れたところで、ことは進んでいる。

●リストラゼロ、障がい者雇用、黒字経営
社員の幸せや地域貢献を実現するホワイト企業
樫田 秀樹

ブラック企業ばかりがニュースになるが、今の日本にも対極のホワイト企業が存在する。共通するのは、「人に優しい」経営だ。先ごろ表彰されたホワイト企業などを紹介する。

●再審開始へ 袴田事件で差別・偏見はねのけた元ボクサーらの意地
粟野 仁雄

「ボクサー崩れ」。ひと昔前はよく聞いた言葉である。プロボクサーとして大成できず若くして引退した人への侮蔑表現だ。「殺傷力」を持つ素手と相俟って時に危険人物のレッテルを貼られる。こうした世間の偏見を見越した静岡県警によって証拠を捏造されたのが、死刑冤罪「袴田事件」だった。

●東電福島原発事故 「全」外部電源喪失の謎
海鵜と地質学者の教えを無視した豊田元副社長
まさの あつこ

事故から3年を前にした今年2月、メディアに公開された東京電力福島第一原子力発電所。この日、取材に目玉となる原子炉建屋へと記者団を運ぶ東電のバス車上で筆者の目を釘付けにしたのは、倒れたままの「夜の森線27号鉄塔」だった。何故倒れたのか、謎解きでわかったのは、全外部電源喪失という「事件」の根本原因だった。

●佐藤優の飛耳長目95
尖閣紛争に米軍出動はないとする岡本行夫氏の見立て

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990号の注目記事

●気に入らない職員は「監視カメラ付き追い出し部屋」に!
食い物にされる社会福祉法人と行政の責任たらい回し
野中 大樹

社会的共通資本ということで非営利・非課税で運営されているのが社会福祉法人。しかし近年、医療・福祉とは畑違いの民間業者らが経営をのっとる事例が出てきている。そのひとつ、神奈川県大磯町で起きている社会福祉法人大磯恒道会の事例をリポートする。

●国民不在のスピード審議
7党共同翼賛体制で改憲手続法改定強行へ
高田 健

安倍政権は解釈改憲に向けての党内の意見を集約しつつ、一方で解釈改憲という乱暴な政治手法の限界を見据え、明文改憲に向けて動き出した。衆議院憲法審査会での質疑では、自民・船田議員の答弁が正当な根拠を欠いていることが暴かれた。

●「戦後」の墓碑銘
対米宣戦布告、アベノクラシーのアンビバレンス
白井 聡

●浮躁中国
前衛と社会性を模索する中国現代アート
麻生 晴一郎

かつて鋭い政治批判で一躍名をはせた中国の現代アート。今や世界中からの投機対象となり、本来の批判精神は失いつつある。そんな中、重慶で活動する前衛アート集団に刮目したい。

●満腹の情景
桜の宴に酔いしれる 避難指示解除準備花見
写真・文 木村 聡

 伝統の祭り「相馬野馬追」の神事が夏に行なわれる相馬小高神社(福島県南相馬市)。春は桜の名所として近隣に知られる場所だ。
「ここは南相馬だけじゃなく、前から浪江、双葉、大熊などの浜通り一帯からお参りにいらっしゃってました」(社務所)
 数年前は見ることさえかなわなかった桜に、今年は多くの人が会いにきている。数は少ないが、境内で飲食する姿も復活。そういえば、震災直後に一斉に自粛ムードが漂った東京の花見も、「景気回復」と叫んで3年前を忘れたように盛んだった。
 しかし、あれから何が変わったのだろう。小高神社の周囲は日中一時帰宅はできても、家に夜通し泊まれない区域。原発災害の影響は3年経っても変わらず、花見も暗くなる前に終わらなければならなかった。

●最期を看取る・看取られる
支えてくれるチームがいれば家族だってがんばれる
秋山正子

家族への遠慮から、「家で過ごしたい」と言えない人も多いようです。
でも、きちんと支えてくれるチームがいれば、
家族にとって迷惑にはならないと思いますよ。

●やっぱりあるよね、便乗値上げ
官と民の認識はずれずれ
垣田達哉

増税後、この値段はおかしい――と思う例が、身近にはたくさん。
でも官の論理では便乗値上げじゃないらしいのです。