819号目次
2010年10月15日9:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
819号の注目記事
■国策捜査 第21回
狭山事件で再審請求を続けている 石川一雄 さん
青木 理
半世紀前から
変わらぬ
刑事司法の根深き病巣
■オリックス
「派遣法」を歪めたインサイダー・ビジネスの亡霊
まさの あつこ
「派遣切り」を招いたとされる派遣法の規制緩和。
これを推し進めたのはオリックスの会長・宮内義彦氏だ。
二〇〇二年にオリックス人材株式会社を設立、
インサイダー・ビジネスともとれるやり方で派遣業を拡大させた。
その内幕を追う。
■お味噌の薬効を失いつつある
インスタントみそ汁
沢木みずほ
よかれと思って飲むお味噌汁、実は体に悪かった――いや、「手前味噌」な話ではありませんて。
■美術
バッタもん・リターンズ!
岡本光博 おかもと みつひろ/美術家
ルイ・ヴィトンの
抗議による撤去
から再展示へ
■検証 冤罪
大阪地裁所長襲撃事件
“自白”に頼った「密室捜査」の果てに
村上 恭介
ひったくりなど街頭犯罪が多発する大阪で六年前、大阪地裁の所長が路上で強盗に襲われる事件があった。犯人とされた成人二人は冤罪が証明され、裁判で無罪が確定したが、警察・検察は違法、ずさんな捜査の責任を認めていない。密室の取り調べで何があったのか。
■学びの場、大丈夫? 番外編
田中美絵子 × 雨宮処凛
どこか似ている同世代の私たち
二五歳までフリーターだったので、
年収一五〇万円くらいでしたね…………雨宮
新卒時には就職が決まらずに、
第二新卒でやっと夏ぐらいに…………田中
■サンデル・ブームに逆らって
日本で「正義」を語ること
正義は
語られた方がよいのだが
どんな具合に
語られているのだろう
立岩真也
美味いものは「美味い」、
不味いものは「不味い」と
言うことの難しさと
大事さについて
白井聡