820号目次
2010年10月22日9:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
820号の注目記事
■閉め切りから13年の諫早湾
「もう限界です」
――有毒アオコで漁民らが開門調査要求へ
永尾 俊彦
かつてはムツゴロウなどが棲息し、水質浄化能力も高かった長崎県・諫早湾が今、
有毒なアオコで汚染されている。諫早湾内三漁協のうち一つが全会一致で開門調査賛成に方針転換。
最終局面に入った開門をめぐる攻防をルポする。
■新学習指導要領
「道徳教育」を本格的に導入
小学校新教科書の仰天内容
俵 義文
二〇〇三年一〇月二三日の東京都教委による「日の丸・君が代」強制指導から七年。
今度は「道徳内容」を強調した小学校教科書が、来年度から子どもたちの手に渡る。
全教科に取り込まれた「道徳教育」は、国家による子どもへの思想教育だ。
■横浜市
使用始まった自由社版中学校「歴史」教科書
教員らが「資料集」で大反撃
星 徹
昨年八月、横浜市教育委員会は自由社版中学校「歴史」教科書を市内八区で採択した。
反発した教職員組合が「資料集」を作成・配布すると市教委と「つくる会」は組合を批判。
しかし、歴史研究者や市民にも採択反対の動きは広まっている。
■新 買ってはいけない154
肌への影響が心配な柔軟仕上げ剤
渡辺雄二
柔軟仕上げ剤のテレビCMをよく見かけます。洗濯物を柔らかく仕上げて、よい香りをつけ、しかも、肌への影響がないことをうたっています。しかし、柔軟仕上げ剤は本来必要ないものですし、肌への影響も少なからずあるのです。
■「AIG2社の株式売却」報道で考える
保険との賢いつきあい方
後田亨
AIGスター生命と同エジソン生命。株式譲渡のニュースにビックリした契約者は多いはず。
■佐藤優の歴史人物対談19
フリードリッヒ・シュライエルマッハーと語る
民族とは近現代人にとって主流の宗教
沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を巡り、日中双方でデモが起こっている。
戦争への道を開きかねない民族意識の高揚はなぜ起こるのだろうか。
人間の内面を重視する神学を構築し、ナショナリズムをつくり出す源泉となったと
批判されるシュライエルマッハーはこの現状をどう考えるだろうか。
民族の本質を探るとともに、危険を回避する方法を考える。
■浮躁中国
広州「八〇後」世代の広東語防衛運動
和仁 廉夫
「広東語のテレビ放送をやめ、普通話に」という方針に対し、
広州や香港の市民たちが反発を強めている。
これまでのネットや新聞の報道などをまとめてみた。
■高遠菜穂子リポート
破壊と希望のイラク メソポタミアの地で出会った人々第20回
路上でSOS 「ナオコ、いつ来る?」
戦争孤児たちとの約束