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830号目次


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830号の注目記事

■不正疑惑でハイチ新大統領選出は混迷
 大地震から一年、復興への道筋はつけられるか
 佐野 一人

■対談 行き先すら分からぬ菅政権へ
 なかにし礼×田中秀征
 司会 佐高信

理念も哲学もなく、確たる方向性もない。そんな菅政権に怒り、呆れる作家・なかにし礼と、元経済企画庁長官の田中秀征が、「政治の在り方」について語り合った。

理想像を掲げてくれないと、
世界に向けて何も発信できない-なかにし

(菅直人は)能力的にも人格的にも、
総理になるべき人間ではなかった-田中

■70年代の光と影 シリーズ13
 1971
 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶
 成澤宗男

■廣瀬純の生の最小回路24
 死を恐れず技芸を生きよ
 シュレーター/カミュ/フーコー

二〇一〇年に逝去した映画作家ヴェルナー・シュレーターの全作回顧上映が今冬
パリのポンピドゥー・センターで行なわれている。この催しにあわせ刊行された
フィリップ・アズーリによる作家論は『ヴェルナー・シュレーター、死を恐れず
に生きた男』と題されている(Philippe Azoury, A Werner Schroeter, qui n’a
pas peur de la mort, Capricci, 2010)。死を恐れることなく生きられる生と
はいかなる生なのか。八一年にシュレーターがミシェル・フーコーに出会ったと
き、そこで語り合われたのがこの問題だった。

■連載 いのちの小説
 自殺断章 3章
 許されざる者 [死刑囚]
 早坂 類

一九九八年、初めてこの国の
自殺者が年間三万人を超えた。
この一二年間で失われた命は三九万人以上。
去りゆく人はその最期に何を見て、何を思ったのか。
あたたかな命の痕跡をなぞる。

■2011年は「食」の大きな転換年。
 行政の動きをウォッチすべし
 垣田達哉

今年は食に関して、大きな動きのある年になるようです。どんな1年か、俯瞰してみました。

■ひそかに人気進行中
 森のめぐみ「シカ・ジビエ」をいただきます
 平田剛士

シカ肉料理を出す飲食店が増えています。おいしくヘルシーでエコロジカルな「国産ジビエ」を、ぜひご賞味あれ。