905号目次
2012年7月27日9:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
905号の注目記事
●自壊する民主党1
後は自公と連立して生き残るつもりか
本誌取材班
●原初の森が泣いている
高尾山 敗れたり 敗訴をめぐる不思議の数々
辰濃 和男
先祖代々「殺生禁断」の教えにより「一木一草」が守られてきた高尾山。
霊気をたたえるほどの原初の森には、一三〇〇種の植物が生息する。
しかしこの度、高尾山を守ろうとする人々の意志を踏みたおす形で
高度成長期の計画道路がこの山の主となってしまった。
●脱 混迷ニッポン
エネルギーも食料も自給自足
この村から日本を変えたい
楠クリーン村村長 三田村諭
山岡淳一郎
電気もガスも水道もない山口県の山の中に、ソーラーパネルを設置し、牛やニワトリを飼い、自給自足できる「楠クリーン村」をつくった三田村村長。「後継創業」として茶畑も復活させ、自立のモデルをつくりたいという。
●福島から遠く離れて4
「絶望こそが希望である」
うのさえこ
変わること、変えること。
私たちは変わることをただ待つのではなく、
変えることができる存在であることを、教えてくれる言葉です。
●新自由主義者も喜ぶ発送電分離には要注意
とにかく東電の解体と経営者の個人責任追及を
対談 斎藤貴男×佐高信
株主総会の茶番劇、電気料金の値上げ……東京電力経営陣の辞書に「反省」という言葉はあるのか。佐高信本誌編集委員が理想の経営者とする木川田一隆元東電会長に対し、批判的な斎藤貴男さん。お互いの意図や東電解体について語り合った。
権力側にとって
受忍論は絶対的な武器。
認めるかどうかで全てが変わる
電力を足がかりに
新自由主義構造改革が
また広がることを恐れる
●隠蔽続く福島原発事故
東電への強制調査も必要
菅直人・前首相単独インタビュー
聞き手/伊田浩之・編集部
東京電力福島第一原発の事故対策に菅直人首相(当時)が過剰介入し、事故を拡大させたという批判がある。一方、それは「脱原発依存」を唱えた菅氏に責任を押しつけようとする、政官財マスコミが一体となった原子力ムラの工作だとする分析もある。菅氏自身はどのように考えているのか。
●双葉町避難所は“姨捨て山”か?
埼玉県の廃校で暮らすお年寄り約二二〇人
瀬川 牧子
東京電力福島原発のお膝元だった福島県双葉町。全町民約六八〇〇人が県内外に避難しているが、うち町役場ごと移転した埼玉県の廃校校舎には約二二〇人のお年寄りがひっそりと暮らす。