910号目次
2012年9月7日9:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
今週号の注目記事
■「カネミ油症」被害者救済法成立で
もはや「カネミ倉庫は倒産してもいい!」
明石 昇二郎
「美容と健康にいい」との触れ込みでカネミ倉庫(本社・福岡県北九州市)が製造・販売していた食用米ぬか油「カネミライスオイル」に、猛毒のダイオキシン類が混ざっていたことで発生した一大食中毒事件「カネミ油症」。放置され続けた被害者たちに救済の手が差し延べられようとしているが、課題は山積だ。
■満腹の情景 第9回
水はどこからやってくる
写真・文 木村 聡
■アイヌ民族のさまよえる遺骨たち
大学の「墓地発掘研究」と政府の新「慰霊空間」建設計画
平田 剛士
昭和期、人類学者・医学者たちがアイヌ民族の多数の墓から持ち去った遺骨の大半が、
八〇年以上たった今もいまだ遺族のもとに返されていないばかりか、
新たな政府方針によってさらに研究材料にされ続けようとしている。
不誠実な態度に業を煮やした道内の三遺族が、返還を求めて大学を提訴する。
■最高裁に問う!
これで公正な裁判と言えるのか
被告・信州大学に雇われた裁判官が判決を出す大学教授解雇事件の異常性
片岡 伸行
被告に雇用されている者を裁判員に選ぶことは法律で禁じられている。
公正な裁判ができないからだ。しかし長野地裁松本支部を舞台に、
それと同様の構図で進められている前代未聞の裁判がある。
問題の裁判官を被告側に派遣した最高裁に問う。
■領土ナショナリズム、大阪維新、谷垣自爆で急浮上
リベンジ狙う安倍元首相の勘違い
天城慶
突然の辞任劇で政権を放り出し、この数年すっかり影が薄くなった安倍元首相だが、最近は右派系メディアによいしょされ、注目を浴びている。9月26日に控える自民党総裁選で「安倍総裁」が実現したら、総選挙の結果次第で「安倍首相」が誕生する可能性も視野に入ってきた。日本政治の情けない体たらくもここに極まれりである。
■路上から「NO NUKES」を05
道庁北門前の金曜デモ 北海道反原発連合
写真・文/平井康嗣
冬の電力ピークを控え
緊迫する泊原発再稼働
■伊藤千尋&さらんの「地熱発電」でいこう!
世界の地熱発電編
自然エネルギーの中でも太陽光や風力に比べ目立たない存在の地熱発電。
だが実は火山大国の日本に一番向いている発電方法ではないか。
あまり知られていない地熱発電とはどういうものか、
またどのように活躍しているのか、見ていこう。