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773号目次

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773号の注目記事

■佐高 信 対談 日本を何とかしよう3
 鈴木宗男

外務官僚のニセ情報によって世論の猛反発をかった鈴木宗男氏は、国会議員の職を失った時期さえある。衆議院外務委員長に就任し、なにを外交の最優先事項として取り組み、外務官僚とどう向き合うのか。

■テレ朝、電通幹部や国会議員秘書も参加の“任侠”ビデオ
 田辺エージェンシー、石原プロ、ジャニーズら
 芸能界権力者の兄弟盃映像流出
 エンタメ取材班

表に出てはいけない映像が流出した。それはメディアの幹部や芸能界の重鎮たちが、身内で撮影したヤクザの真似事をしたビデオである。その姿からはメディアと芸能界の癒着とおごりを感じざるをえない。

■陸上自衛隊はイラクで何をやっていたか
 内部資料『隊員必携』から見えるもの
 水島 朝穂

陸自はイラクのサマワで「人道復興支援」などという美名に隠れ、
侵略した米軍同様に、いつでも戦闘に移れる態勢だった。
このほど活動内容の情報が開示された空自同様、自衛隊は海外で文字どおり戦争をしていたのだ。

◆今こそ求められる「自衛隊の軍事作戦」検証
 成澤 宗男

■司法を越え戦後補償
 「西松和解」実現
 梶村 太一郎

最近、不正献金が発覚した西松建設(当時・西松組)は、戦時中、強制連行された労働者を使い多くの犠牲者を出していた企業でもある。その西松建設が自主的に歴史的責任を認めて謝罪するとともに、二億五〇〇〇万円の「和解金」を支払い補償を行なう。

■格闘する思想 岡 真理
 ナビゲーター 本橋哲也
 アラブ世界×ジェンダー×文学

空気、風、水のやさしさを自らの内にたたえることは、時に、
贖われない歴史的不正、連綿とつづく暴力への闘いに耐えうる
魂の強度を持つことでもある。

■国際人権規約に照らした「鯨肉裁判」
 グリーンピースの行為は正当だ
 海渡 雄一

■被害と加害の歴史に向き合う
「若い人と疑問を持つ人に観てほしい」
ドキュメンタリー映画『南京・引き裂かれた記憶』~武田倫和監督に聞く

「おじいさんが戦争加害者だった」という三〇歳の監督が、南京大虐殺の実像に迫った。
被害者と加害者(元日本兵)がそれぞれカメラの前で語る証言には心揺さぶられる。
一一月一四日からの東京・渋谷での上映を前に、武田倫和監督に話を聞いた。