780号目次
2009年12月18日9:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
780号の注目記事
■一三年前に引き裂かれた町は今
名護市長選と普天間基地
平井 康嗣
自民党政権時代の日米合意が、民主党連立政権を揺るがしている。
米軍普天間飛行場のある宜野湾市と移設予定先の辺野古地区を抱える名護市をリポートする。
■佐高 信 対談
日本を何とかしよう5
民主党前最高顧問 渡部恒三
鳩山政権の支持率は各世論調査で六割前後で推移している。「事業仕分け」で注目を集めるなど国民の期待は高いが、今後の課題はなにか。「落選と首相以外はすべて経験した」政界ご意見番に見通しを聞いた。
■清水康之さん 自殺対策支援センター・ライフリンク代表
生きづらさの正体を明らかにしたい
聞き手 北村肇 本誌編集長
自殺者が一一年連続三万人を超える国、日本。何が原因なのか、どうすればよいのか。
番組制作をきっかけにNHKを退職して、自殺対策支援のNPOをつくり、法律策定に尽力。
現在は、内閣府参与として、当事者本位の対策をめざす清水康之さんの「生きる支援」とは。
■政治主導で一部開放された大臣記者会見
見え隠れする情報統制の思惑と求められる記者団体の設立
塚田 和
鳩山政権が掲げる「政」主導の政策決定は、週二回(原則として火・金曜日)の閣議後に開かれる記者会見の在り方にも及んでいる。
新聞、放送記者が中心だった大臣会見に、一部ではフリーやネット記者らも参加し、質問をぶつける風景が日常化しつつある。一方、
一斉に廃止された各省庁の事務次官会見は復活の見通しはない。情報発信を「政」に絞ることによる情報統制の思惑も見え隠れする。
■きんようぶんかインタビュー
森功
聞き手 佐高信
でたらめな航空行政
その象徴がJALの破綻
■天皇在位二〇年
皇室の混迷とこれからの役割
天野恵一・千本秀樹・吉田裕
司会 成澤宗男
一一月一二日、明仁天皇が即位して満二〇年の慶祝行事が行なわれた。この間、皇室の情況にも国民の意識にも変化が起っている。皇室典範の改正すら行なえないまま、これからの皇室と天皇制はどこへ向かうのか。
■浮躁中国22
同じ歳月、それぞれの今日
本田 善彦
中国の建国六〇周年は、台湾から見れば国民党政権が台湾に退いて六〇年でもあり、
中台問題六〇年でもある。両岸の六〇年は、今後、どのように作用していくのだろうか。