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802号目次


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802号の注目記事

■被害を繰り返さないために
 今すぐ口蹄疫の検証と対策を
 垣田達哉

いまだ終息の兆しが見えない口蹄疫。第2、第3の被害を出さないために、シビアな検証をする必要がある。

■JR採用差別事件
 勝ち取った歴史的勝利和解
 荒木 健次

一九八七年の国鉄分割・民営化で大量の国労組合員らがJR不採用となり、国鉄清算事業団からも解雇された採用差別事件。
尊厳の回復を目指した長い闘いは歴史的和解をつかみ取った。

■追悼
 大野一雄
 死そのものまでも舞踏の表現として完結
 金平茂紀

 針生一郎
 生涯貫いた政治と芸術の前衛批評
 アライ=ヒロユキ

芸術界の巨星が相次いで逝った。ダンスの枠にとどまらない「BUTOH(舞踏)」ブームを世界的に巻き起こした舞踏家・大野一雄さん(享年103)。反権力の立場から前衛芸術批評を手がけた美術評論家・針生一郎さん(享年84)。彼らが遺したものとは、何だったのか。

■廣瀬純の生の最小回路17  
 身体が何をなし得るか予め知ることはできない
 イーストウッド/デリダ

 二七年間の獄中生活を経て一九九〇年に釈放された後、九四年に南アフリカ大統領に選出されたネルソン・マンデラが「レインボウ・ネイション」としての南ア国民統一の梃をラグビーに見出し、同国代表チームの選手たちとの交流を図りながら、彼らを九五年に南アで開催されたワールドカップでの奇跡の優勝にまで導く――クリント・イーストウッド『インビクタス/負けざる者たち』の物語は大まかには以上のようにまとめられよう。

■タトゥー新時代
 文・写真 藤田正

かつては闇社会の
象徴のように思われていた刺青。
気がつけば「タトゥー」と言葉が代わり、
都市生活の中に広がりつつある。
街の中で、電車の中で、彫物を入れた人を目撃することが、
ずいぶん増えたように思う。彼らはどのような思いで、
タトゥーを入れるのだろうか。
また、そこに「落とし穴」はないのだろうか。

■ルポ 音威子府・稚内国労闘争団
 「雇用確保」という残された最大の試練
 闘い、いまだ終わらず
 本誌取材班

国労闘争団ら「四者・四団体」は問題解決に向けた「政府案」の受諾を決定した。
だが、経済状況が厳しい北海道では、「雇用」が最終的な解決をみていないため、
現場の闘争団員・家族の不安は残ったままだ。

■レジ袋、減らすも増やすもアナタしだい
 レジ袋削減をめざす、川口市の試み
 坂井敦

レジ袋削減に取り組む自治体が増えています。六月からスタートした埼玉県川口市の「レジ袋削減条例」を紹介します。
 
◆色つきレジ袋から有害物質