802号目次
2010年6月11日9:00AM|カテゴリー:目次一覧|admin
802号の注目記事
■被害を繰り返さないために
今すぐ口蹄疫の検証と対策を
垣田達哉
いまだ終息の兆しが見えない口蹄疫。第2、第3の被害を出さないために、シビアな検証をする必要がある。
■JR採用差別事件
勝ち取った歴史的勝利和解
荒木 健次
一九八七年の国鉄分割・民営化で大量の国労組合員らがJR不採用となり、国鉄清算事業団からも解雇された採用差別事件。
尊厳の回復を目指した長い闘いは歴史的和解をつかみ取った。
■追悼
大野一雄
死そのものまでも舞踏の表現として完結
金平茂紀
針生一郎
生涯貫いた政治と芸術の前衛批評
アライ=ヒロユキ
芸術界の巨星が相次いで逝った。ダンスの枠にとどまらない「BUTOH(舞踏)」ブームを世界的に巻き起こした舞踏家・大野一雄さん(享年103)。反権力の立場から前衛芸術批評を手がけた美術評論家・針生一郎さん(享年84)。彼らが遺したものとは、何だったのか。
■廣瀬純の生の最小回路17
身体が何をなし得るか予め知ることはできない
イーストウッド/デリダ
二七年間の獄中生活を経て一九九〇年に釈放された後、九四年に南アフリカ大統領に選出されたネルソン・マンデラが「レインボウ・ネイション」としての南ア国民統一の梃をラグビーに見出し、同国代表チームの選手たちとの交流を図りながら、彼らを九五年に南アで開催されたワールドカップでの奇跡の優勝にまで導く――クリント・イーストウッド『インビクタス/負けざる者たち』の物語は大まかには以上のようにまとめられよう。
■タトゥー新時代
文・写真 藤田正
かつては闇社会の
象徴のように思われていた刺青。
気がつけば「タトゥー」と言葉が代わり、
都市生活の中に広がりつつある。
街の中で、電車の中で、彫物を入れた人を目撃することが、
ずいぶん増えたように思う。彼らはどのような思いで、
タトゥーを入れるのだろうか。
また、そこに「落とし穴」はないのだろうか。
■ルポ 音威子府・稚内国労闘争団
「雇用確保」という残された最大の試練
闘い、いまだ終わらず
本誌取材班
国労闘争団ら「四者・四団体」は問題解決に向けた「政府案」の受諾を決定した。
だが、経済状況が厳しい北海道では、「雇用」が最終的な解決をみていないため、
現場の闘争団員・家族の不安は残ったままだ。
■レジ袋、減らすも増やすもアナタしだい
レジ袋削減をめざす、川口市の試み
坂井敦
レジ袋削減に取り組む自治体が増えています。六月からスタートした埼玉県川口市の「レジ袋削減条例」を紹介します。
◆色つきレジ袋から有害物質