「独裁」と「民主主義」
安倍政権に対して、しばしば冠せられる「独裁」の二文字。だが、「独裁」を懸念するのであれば、この国の「戦後民主主義」を、改めて問い直すべきではないかとの指摘も。年始号にあたって、何が「独裁」への道を開くのかを問い、これに抗う回路を探る。
- 政治思想史における「独裁」とは何か
国家体制=憲法を維持する仕組みは
どうあるべきか
「独裁」と「民主主義」は必ずしも対立する制度ではない−−政治思想史上の「独裁」概念を正確に理解することで、初めて「憲法」の問題も根本から考えられるのではないか。
- 戦争のトラウマが日本人を現実と向き合わせる
戦後70年 日本の精神分析
日本では、危機を目の前にしても、政治が動かず、安倍政権への支持が変わらないのはなぜか。精神分析の立場から、政治文化とそれに関わる症状、現在の日本社会において外傷(トラウマ)がもつ重要性について指摘する。
- 金融独裁を止める市民的不服従・非暴力の牙
「破局の後」を再考する
2008年の金融危機、11年の地震・津波・原発事故の複合災害からわずか数年というのに、またしてもこの国で大手を振っているのは、株高だけにすがる政府の強引な運営と、これを是とする支持層だ。それではわたしたちはいま、どうしたらいいのか−−筆者はひとつの応答可能性を示す。
- たえるな、やめろ、したがうな
さようなら、経済 かち割れ、民主主義
「安倍法制」をはじめ、「数の論理」を背景に強行採決される悪法の数々。「民主主義」はどこへ行ったのか。どうすれば、この息苦しさを突破できるのか。気鋭の若手政治学者が“暴力的”に答える。
- 「真の民主主義」を創り出す社会運動を
古典的な「軍人独裁」と
現代的な「金融市場独裁」の狭間で
「真の民主主義」を求める民衆の声が、スペインから世界中に広がったのは偶然ではない。「独裁」の記憶が、世代を超えてどう継承されるのか。スペインもチリも遠い国の出来事ではないはずだ。
- 特集執筆陣が選んだ
「独裁」と「民主主義」を考える24の“語り部”
日本で、世界で、人間はなにを考え、そしてどんなことが起きてきたのかを知るための、22冊の本と2本の映画。
- 「慰安婦」合意を主導した「谷内プロジェクト」
- 危ない!2016年度防衛予算案
「防衛装備移転三原則」のホントの目玉 - ISの石油密売を放置してきた米軍
- サイバー攻撃への懸念も!
スマートメーターが原因で日本でも健康被害が発生
電車内の携帯電話マナー変更の影響 - 満腹の情景 第48回
ビルの屋上を耕す - 米国と同盟諸国の「反テロ」というウソ
ISを誰が生み、支援しているのか - メキシコ「麻薬戦争」で15万人以上が殺害、3万人が行方不明に
犯罪者と手を組む権力と闘う市民たち - 連載 あしたがあるさ!当事者主権の胎動 4
生活困窮者を地域で支える 鈴木和樹さん - 原発PR標語を起草した大沼勇治さんが抗議
看板「原子力明るい未来のエネルギー」撤去