創価学会対共産党

創価学会と共産党。政治的にも理念的にも水と油のように反発しあう二つの組織は、少し離れたところから見ると実によく似ている。基本理念で言えば反戦、反核はまったく同じだろう。社会的弱者の暮らしを大切に考えるところも重なる。では、なぜ反発しあうのか――。参議院選挙前、情勢を大きく左右しているこの二つの組織に焦点をあててみる。

  • 麻生副総理の冷めやらぬ怒り
    官邸・自民党内に走った亀裂
    野中大樹

    3A1S――。安倍政権は安倍首相(A)、麻生副総理兼財務相(A)、甘利明経済再生相(A)、菅義偉官房長官(S)が中枢を担っていた。しかし甘利氏が金銭スキャンダルで閣僚を辞任し、のこりのAとSの間でも亀裂が生じている。原因はもう一つのSすなわり創価学会である。

  • 対談 平野貞夫×佐高信
    反ファシズム「創共協定」成立の裏側

    野党共闘の中心を担う共産党と自公政権を支える創価学会。一見、決して相容れることのない両者が1974年末、松本清張の仲介によって協定を結んだことがある。ファシズムや独裁と批判されることも多い安倍政権に対峙するために「創共協定」から学ぶこととはなんだろう。

  • 創価学会員の天野達志さんインタビュー
    公明党は池田先生を利用して自民党にすりよるな!

    昨年、安保法案に抗議する国会前の群衆の中に、三色旗をはためかせる男性がいた。愛知県からやってきた創価学会員、天野達志さんだ。安保法案の白紙撤回を求める請願書に9177筆の署名を集め、公明党本部に届け出た人でもある。その心は「安保法は池田大作名誉会長の平和哲学と相容れない」。本人に真意を聞いた。

  • 90年代後半のピーク時に近づく兆し
    野党共闘に踏み出した共産党の“実力”
    本誌取材班

    「民進党には、もれなく共産党がついてくる」と野党共闘を批判した安倍晋三首相に対し、ネット内ではすかさず「自民党には、もれなく公明党がついてくる!」とブーメランが返ってきた。安倍・自民に警戒され、最近勢いづいている共産党だが、その党勢、財務などは意外と知られていない。

  • 沖縄・女性殺害遺棄事件 県民大会に6万5000人
    限界超えた怒りと悲しみ 伊田浩之+本誌取材班
  • あまりに一貫性を欠く対中「抗議」
    接続水域の航行は自由だ 田岡俊次
  • 高田健さんインタビュー
    野党共闘が実現したのは安倍首相のおかげ
  • 絶版・回収となった『ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲』
    小学館は理由と経緯を公表すべき 小林健治
  • 若者と政治をつなげる「ぼくいちの票育」 樫田秀樹
  • 舛添氏の都知事辞職で「幕引き」ではない
    知事と議会与党の癒着こそ大問題 佐倉 奏
  • ピーター・バラカン氏の"世も末"発言にファン激怒!
    斎藤環氏と考える BABYMETAL はまがい物か?! 藤田 正
  • 韓国でLGBTの祭典「クィア・パレード」開催
    「私はあるがままの姿で」 写真・島崎ろでぃー 文・植田祐介
  • 浮躁中国 92
    『はだしのゲン』中国語版が台湾で出版 本田善彦
  • 「平和主義者の戦争」が現実になるとき
    対談 高遠菜穂子 × 雨宮処凛
  • 日米両国に見捨てられた「トモダチ作戦」の被曝兵 エィミー・ツジモト
  • 基地バブルにわく「第二の沖縄」岩国市で談合疑惑
    安倍首相直系の県会議長を警察が捜査か 横田 一
  • 検証 刑訴法・盗聴法改正法の成立 2
    「調査なくして発言権なし」 林氏と足立氏へ 有田芳生
  • 各党の見解
    自民・社民・共産・生活・公明・おおさか維新

週刊金曜日ちゃんねる

購入

  • amazon
  • Fujisan
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング
  • 定期購読

ページトップに戻る