「多喜二の時代」と
共謀罪
国家権力の狙いが財閥と一体になった戦争の遂行であることを見抜き、治安維持法下の1933年に特高警察により虐殺されたプロレタリア文学作家・小林多喜二。一方、一昨年に「戦争法」を成立させた安倍政権が今国会での成立をめざす「共謀罪」は、東京五輪どころではなく、戦争遂行への道を開く「現代の治安維持法」だとの批判が高まる。「多喜二の時代」と似てきた今、国家権力のからくりと本質を見抜く必要がある。
- 国家権力のからくりを見抜け!
- Q&A こんなことが本当に犯罪になるの?
人権を侵害するおそれが高いと過去に三度も廃案になったにもかかわらず、今国会での提出が予定されている「共謀罪」法案。「テロ等組織犯罪準備罪」と名前を変えようともその本質は同じ。もし、「共謀罪」が成立したらどんな世の中になるのか? 「明日の自由を守る若手弁護士の会」の秋山健司弁護士に聞きました。
- 対談 寺島しのぶ×山田火砂子
映画『母 小林多喜二の母の物語』を語る今から84年前の2月20日、東京・築地警察署で29歳の男が特高警察の拷問で虐殺された。小林多喜二。その母の物語を映画化した、85歳になる監督・山田火砂子と、母セキを演じた、一児の母でもある俳優・寺島しのぶが「多喜二の母と時代」を熱く語った。
- 小林多喜二の隠れ家・七沢温泉福元館を訪ねて
山深い高台にその宿はあった。通称「多喜二の隠れ家」。治安維持法下、特高警察の拷問で虐殺されたプロレタリア文学作家・小林多喜二(1933年2月20日死去)の居留地として唯一、ほぼ当時のまま保存されている貴重な場所だ。
- スクープ 沖縄・オスプレイ墜落(下)
乗組員行方不明か!?
手書きメモでわかった米4軍の大規模演習 - 飛耳長目 128
『朝日』沖縄報道の植民地主義的な認識 - トランプ・ショックを契機に
リベラル側は今こそ新外交に向けた提案を - 今までもこれからも
沖縄を「悪魔の島」にしない - 知られざるカナダ兵日本軍捕虜の歴史(上)
生存者ジェリー・ジェラード氏の証言 - 執拗な性的メールもセクハラじゃない!?
訴え意に介さぬ新日鉄住金ソリューションズ - 市民の意思受けとめたのに4500万円の請求書
- 「鳴り物入り会談」に裏切られた北方領土元島民