ババを引かされた日本
「大成功」「パーフェクト」などと御用ジャーナリストや御用評論家が恥ずかしげもなく持ち上げた2月の「安倍・トランプ会談」だが、相手国のメディアは安倍が召使いのようにトランプの運転手を務める風刺画を載せ(『ニューヨーク・タイムズ』2月5日付電子版)、「へつらい」外交(『タイム』誌・同10日付電子版)だと酷評。この温度差がどこからくるのか興味深いところだが、今回の会談の実態や日米関係の今後の展開を経済・軍事の側面から探ると、見えてきたのは「ババを引かされた」安倍政権の末路だった。
- へつらい外交“ポチ政権”の末路
- 「卑屈にならず、米国にも中国にも主張すべきを主張していけ」
榊原英資インタビュー日米間に「新経済対話」というテーブルが設置された。ここでどんな交渉がなされるのか関係者は固唾を呑んで見守っている。というのも、時に国内の政治問題に発展するほど日米経済交渉は激しく、デリケートなものだからだ。日米交渉を担当したことがある元大蔵官僚の榊原英資氏に話を聞いた。
- 「スネ夫外交」にも批判あがらぬ未成熟
漫画「ドラえもん」にはスネ夫という登場人物がいる。弱いのび太をバカにし、強いジャイアンにへつらって取り入ろうとするキャラクターだ。家は裕福だが、卑屈なその性格を周囲に悟られまいと神経をはらう、ちょっとしたコンプレックスの持ち主でもある。
追及「安倍晋三記念小学校」疑惑
「松井一郎・大阪府知事を一刻も早く国会に招致せよ」
元維新の上西小百合代議士・独占インタビュー財務省が大阪府豊中市内の国有地を学校法人「森友学園」(大阪市)に近隣国有地の売却価格の約1割で売った問題が国会で追及されている。大阪で絶大な勢力を誇る「日本維新の会」(維新)にかつて所属していた上西小百合代議士は、追及の手順を誤ると問題の本質が見えなくなると警鐘を鳴らしている。真意を聞いた。
- キレまくり安倍首相に「疑惑の3日間」浮上
与党の圧倒的多数を背景に無風と見られていた国会が荒れている。野党側は国有地払い下げ問題で釈明に追われる安倍晋三首相を退陣に追い込むことができるのか。
- 「森友学園」で多発するヘイト・排除被害の実態
教育勅語を暗唱させることで有名な森友学園(大阪市)の塚本幼稚園で、韓国人や中国人に対するヘイトがあったという。しかも、「虐待」に類する行為が行なわれていたという証言まで出ている。
- 特別対談 鳩山友紀夫 × 中島岳志
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