アイヌがみつめる
「植民地主義国」
ニッポン
植民地支配による「歴史的な不正義」に苦しむ人たち、それが先住民族だ。不正義を解消すべく起草された「先住民族の権利に関する国際連合宣言(UNDRIP)」採択から10年が経過してなお、日本の先住民族アイヌの復権は遅々として進まない。ブレーキをかけているのはだれだ?
- 先住権奪回の瞬間
- 日本政府にはアイヌ先住権を認める気がまったく
ない - 「憲法のせいでアイヌ政策をとれない」は政府の
言い訳 - 紋別アイヌ畠山敏エカシの訴え
オホーツクのクジラはだれのもの?UNDRIPが列挙する先住権のうち、核心とも言えるのが自己決定権(3条)と自治権(4条)、そして「土地や領域、資源に対する権利」(26 条)だ。長く奪われたままのそれらを返せと訴え続けるアイヌエカシがいる。
- 権力者たちよ!
パートナーシップ(対等な立場に基づく協働関係)と相互尊重──UNDRIPが多数派に課すのは民主主義の基本ルールだ。2人のアイヌに思いをつづってもらった。
- ごく少数者の私が声を上げ続ける理由
- なぜアイヌばかりが考え答えを出さなくては
ならないのか
- "北朝鮮危機"煽りながら国民無視の解散
- 「わたしたちは、『三度も殺された』という思いです」
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- シリーズ「安倍改憲案」がダメな理由
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