米朝首脳会談の行方と日本の迷走
トランプ米大統領と、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談が6月12日に、シンガポールで開かれる。史上初の米朝トップ会談によって朝鮮半島の平和の行方が注目されるなか、5月9日には東京で日韓中首脳会談が開かれた。だがこうした国際情勢の激動に、日本だけが対応できない姿が顕著となっている。
- 北朝鮮が「核保有路線」を修正した可能性
礒崎敦仁・慶應義塾大学准教授に聞く日本では北朝鮮の「非核化」を訝る声が多いが、礒崎敦仁准教授によると、核放棄に向けて動いている可能性が高いという。北朝鮮の論理と戦略とは――。話を聞いた。
- 米国のイラン核合意離脱で緊張が高まる中東
- 拉致問題抱える日本の硬直性
トランプを引きずり出した北朝鮮の核とICBM朝鮮半島がダイナミックに動いている最中、北朝鮮取材を重ねる筆者は南北会談直前に訪朝し、朝日国交正常化大使にも取材した。これから朝鮮半島をめぐり「蚊帳の外」の日本はどうする、どうなる。
- 日韓中の外交ゲームで何もできない安倍政権
朝鮮半島の非核化と中国の本音は何か 日本経済を立て直すための視座
「アベノミクスが効いている」とは実感できない中、日銀が物価上昇率2%の達成時期明示を取りやめる、消費税が上がるなど、先行きは不安定だ。そんな現状を反映し、政党を選ぶ軸がイデオロギーから経済政策へと変わってきている。経済で成果を出せる政党が、今後の選挙戦を握ると言っても過言ではない。日本にとって必要な経済政策を考えてみた。
- 日本の左派がとるべき道
欧米反緊縮左翼台頭の背景とその政策欧米では格差が進むなか、左派政党が大胆な反緊縮政策を打ち出し、政権、あるいは政権一歩手前の人気を博している。そこには従前のリベラル政党が成し遂げられなかった景気回復への、有権者の大いなる期待がうかがえる。日本の左派政党も、大胆な経済政策を打ち出すべきだ。
- 増税なんて必要なし!
弱い者いじめの安倍税制改定を批判するいちばん身近なお金といえば税金だ。消費税増税、各種控除縮小など、既定の改悪も控えている。しかし富裕層や大企業への現行の優遇税制を改めれば、かなりの税収増が見込め、増税は必要なくなるのだ。
- 「儲け」のベクトルを変えてみたら
イスラーム経済に学べ資本主義経済のただ中で生きるわれわれの目に、非常に新鮮に映るのがイスラーム経済だ。「イスラーム的に儲け」、「喜捨」することを是とするシンプルな教えが、信仰の枠を飛び越え、今、世界で受け入れられているという。
- 瀬畑源・長野県短期大学准教授に聞く(下)
隠すのではなく記録を残し公開を - 〈漫画〉伊藤千尋&さらんの「憲遊記」(3)
- 同期は安倍首相がキライ(2)
- 連載 ぶれない・あきらめない・おそれない 嬉野京子
少女轢殺事件に遭遇、沖縄に寄り添い続ける報道写真家 - 連載 自由と創造のためのレッスン 70
フランスで今、何が起こっているのか