公安警察の闇
この国の思想信条の自由と市民的権利を脅かし続けているのが、政府に反対する政党や団体、市民を監視している公安警察だ。戦前の天皇制ファシズムの時代の特高警察が何の反省もなく戦後改編された組織だけに、常に憲法の精神とかけ離れた動向を露わにしている。集会場に大挙してマスク・サングラス姿で押しかけて市民を威圧し、目を付けた市民を「転び公妨」等の手口を使い公務執行妨害で検挙して長期勾留するやり方は珍しくはないが、もはや独裁国家の政治警察そのものだ。記者クラブ制度で警察と癒着した大手メディアが取り上げないことをいいことに、その無法行為は何の歯止めもないまま繰り返されている。改めて、「現代の特高警察」が野放しにされている現状を問う。
- 「私は日常的に市民を監視していました」
ある元警備公安警察官の告白公安警察が日常的に何をしているのか、ほとんどの市民は知らない。だが、監視の目は確実に私たちの身近にまで迫っている。その隠された実態を、元公安警察官が語る。
- 64人が逮捕された関生労組らへの攻撃
労組の破壊を狙う「特高型弾圧」が始まった大阪府警と滋賀県警による組合つぶしが、猛威をふるっている。政治的意図を露骨にし、通常の営業活動を「犯罪」として関生労組に対する長期に及ぶ逮捕・再逮捕を繰り返すやり方は、戦前・戦中の特高警察そのものだ。
- ノンフィクションライター・森功氏に聞く 公安警察出身のコンビによる「警察支配」の実態とは
官邸を牛耳る杉田・北村の「公安人脈」「安倍一強」を演出しているのは、疑いなく首相官邸の力だ。政敵や政府に批判的なメディアを監視し、不利な情報を流すといったやり方の裏には、杉田和博内閣官房副長官と北村滋内閣情報官の公安警察出身のコンビが絡んでいるとされるが、実態はどうか。
- 警視庁での証拠保全手続が実施された
公安の集団暴行事件 - 新潟知事選挙で尾行や逮捕
原発反対派への圧力か
- 沖縄・米軍辺野古弾薬庫で大規模な「機能強化」工事
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ねらいは産業振興 - たとえば世界でいま
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人とサケの未来図