日を追うごとに高まる怒りと抗議の声
菅さん、今度は学問の
自由に介入ですか?
怒りと抗議の声が日を追うごとに高まっている。日本学術会議の会員人事への介入は、菅義偉・新政権の強権的な体質を見せつけた。菅首相の出身大学である法政大学の田中優子総長は、「学問の自由を守るために」メッセージを発表した。9日現在、日本物理学会や日本数学会など自然科学系を中心とする93学会が緊急声明を発表。文化人や日本出版労働組合連合会などからも声明などが相次いでいる
- 菅首相の出身校、法大の田中総長がメッセージ(5日)
座視すれば、本学教員の学問の自由も侵される - 日本学術会議の新会員候補6人を排除
「形式的任命」=「学問の自由独立」
あの中曽根答弁はどこへ
「論点ずらし」で強行突破の菅政権全国に約87万人を数える人文・社会科学、生命科学、理学・工学の全分野の科学者を内外に代表する日本学術会議。アカデミズムも僕(しもべ)として権力にひざまずくのか。粘り強い抗議と撤回要求によって憲法で保障された「学問の自由」を守るのか。日本学術会議の歴史を知れば、菅義偉政権の会員人事への介入がいかにおかしいかが明確に浮かび上がってくる。
- 傍聴はあみだくじ、別室で音声のみ、原稿棒読み!?
怪しすぎる菅首相への内閣記者会
グループインタビュー日本学術会議の任命排除問題で、菅義偉首相は珍妙な記者対応を続けている。記者会見ではなく、3社の記者によるグループインタビューにしか応じていないのだ。しかも、そこでの発言は矛盾している。
- 元日本学術会議連携会員・角田由紀子弁護士インタビュー
多様な専門家の公的広場は
税金を使って維持すべきだ見せしめの次のターゲットを考えて、恐怖を覚えたという角田由紀子さん。そもそも日本学術会議はどうあるべきか。そして、これ以上の萎縮や忖度、自己規制を生まないためにいま社会に何が必要か――聞いた。
- ターゲットは官僚・メディアから学者へと拡大
官邸が狙うのは忖度の加速と言論の萎縮
- 小川淳也立憲民主党議員インタビュー この国を変えていく人類史的、文明史的な転換が必要
政治のターゲットは社会保障 - デジタル庁の柱、マイナンバーカード普及の問題点
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- 「グッとラック!」で二次加害的発言
- たとえば世界でいま
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「緊縮」時代はなぜ終焉したのか - 鈴木邦男 ハンセイの記(19)
見沢知廉と小説