「公助」が足りない

コロナ禍で、格差はますます拡大し、社会の"周辺"で苦しむ人々の姿が浮き彫りになっている。しかし、菅義偉首相が「目指す社会像」として掲げたのは「自助・共助・公助」というスローガンだ。「公助」を"後回し"にし、自助、共助を押し付けるのであれば、それは政治の役割放棄ではないか。

  • 「渋谷ホームレス殺害事件」について女性ホームレス団体「ノラ」に聞く
    「女性の路上生活者」をターゲットにする差別構造
    渡部睦美

    11月16日午前3時半ごろ、東京都渋谷区のバス停で女性の路上生活者が通行人に暴行され、殺された。事件をどう受け止めればいいのか。渋谷・新宿周辺に住む女性のホームレス団体「ノラ」の立ち上げ者に話を聞くと、これまでも女性はさまざまな襲撃のターゲットにされてきたという

  • 新型コロナ災害緊急アクション瀬戸大作さんは訴える
    「自助」も「共助」ももう限界
    大原一城

    「自助・共助」の当事者と支援者たちは悲鳴を上げている。これから年末にかけて、困窮者の危機はさらに深まっていく。しかし「公助」の対応は鈍い。

  • 雨宮処凛のらんきりゅう
    外国人支援の難しさ
  • 「クルドを知る会」代表の松澤秀延さんに聞く
    「外国人相談会」で見えたコロナ禍での
    外国人切り捨て

    スティーブン・マキンタヤ
  • 新たな自己責任社会が始まった
    食事は毎回冷凍した同じ惣菜
    月1回のカラオケも楽しめない

    平舘英明

    コロナ禍によって新自由主義の脆弱性が露呈したといわれている。そこに「自助」を公言してはばからない首相が誕生した。小泉政権以降、改悪され続けてきた「最後のセーフティネット」はどうなっているのか。生活保護利用者の声に耳を傾けたい。

  • 東京地検特捜部が「前夜祭」会費差額分を把握
    安倍前首相「桜」疑惑、立件の可否判断へ 片岡伸行
  • 国会議員で唯一、社民党に残る福島瑞穂党首に聞く
    「コロナ禍で見えた社会の脆弱さを社会民主主義の政策で変える」 聞き手・伊田浩之
  • 黒岩宇洋衆議院議員インタビュー 「野党合同ヒアリング」批判に答える
    国民の知る権利を代弁する場に 片岡伸行
  • 米国屈指のリベラルな地域・ベイエリアからみた
    トランプ政権の終幕 大矢英代
  • バイデン勝利を決定づけた 黒人とヒスパニックの有権者
    人種問題の視点から米国大統領選を読み解く 矢部 武
  • 新龍中国(27)
    中国の未来予想図 古谷浩一
  • メディアウオッチ
    大阪都構想「コスト増」は誤報か? 臺 宏士
    市議らの不正暴いた映画『はりぼて』 砂川浩慶
  • 鈴木邦男 ハンセイの記(22)
    ノルマ読書のきっかけ

週刊金曜日ちゃんねる

購入

  • amazon
  • Fujisan
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング
  • 定期購読

ページトップに戻る