五輪はオワコン
開催まで150日をきった東京オリンピック・パラリンピック。森喜朗氏の女性蔑視発言などの影響で聖火ランナーや大会ボランティアの辞退者が相次いでいる。新型コロナウイルスの世界的パンデミックは一向に収まる気配がない。各社の世論調査では8割近くが五輪開催に否定的だ。しかしIOC(国際オリンピック委員会)や日本政府は開催強行の姿勢を崩していない。なぜ東京五輪を中止しないのか。五輪というコンテンツの実態とその問題点を指摘する。
- 本間龍インタビュー
東京五輪を中止にできないワケ - 開催経費をコロナ対策費へ
オリンピックに経済効果なし東京都は当初オリンピックの経済波及効果を3兆円と試算したが、開催費用の上昇に伴い、2017年に32兆円と大幅に上方修正し、オリンピック後の「レガシー効果」も上乗せした。都市学に精通し、スポーツ社会学専門の一橋大学教授・鈴木直文氏が「祝賀資本主義」の観点から五輪の構造的矛盾を指摘し、“虚飾”の東京五輪経済効果を暴く
- 差別を克服し未来を開くという五輪の意義を知って招致したか
ジェンダー平等目指す五輪の方針と
逆行する森氏発言森喜朗氏の女性差別発言と、それを注意できない日本オリンピック委員会臨時評議員会、そして発言を問題視せず東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長を続けさせようとした面々……。日本のジェンダー平等に関する感度の低さが国際的に喧伝される結果となった。スポーツ界のジェンダー課題について、五輪関係者は認識していたのか。
- 五輪は中止すべき。以上
中止すべき理由はいくらでもある。「やりたいからやる」というわがままに合わせる余裕などない。私たちは、それどころではないのだ。
- 東京都は一刻も早くコロナ感染対策に集中すべき
五輪対策に固執してきた小池百合子東京都知事。コロナ感染対策に投入すべき予算や医療資源も五輪に充てられる。それで良いのか。
- 橋本聖子氏が組織委会長に決定
五輪を改権浮揚へとつなげたい官邸の思惑 - ソウル中央地裁「慰安婦」判決を読み解く
ハルモニたちがくれた最後のチャンス - 裁判権の有無(国家免除の適用可否)に対して判断
ソウル中央地裁「慰安婦」判決全文(3) - 藤田孝典さんに聞いた 2度目の特別定額給付金を政府に求めるわけ
一律1人10万円給付で助かる人がたくさんいる - 2021年、新型コロナとどう闘うか シリーズ 医師に聞く(5)宮坂昌之さん(下)
「ワクチンを打つことに抵抗なし」と言えるだけのデータがそろった - 歓喜へのフーガ(10)今回のお相手 フェデリコ・アゴスティーニさん(下)
ヴァイオリニスト、元イ・ムジチ合奏団コンサートマスター
上から与えられたことに従うだけではダメ - メディアウオッチ
「森辞任、川淵後継」報道で異彩放った読売新聞
夜のニュース番組のメインキャスターに
なぜ記者出身の女性を登用しない? - 自由と創造のためのレッスン(103)
同性愛者解放運動とは何か(2)