コロナ禍の今も「ウソ」の説明が横行
生活保護行政の現実
コロナ禍が収束しないなか、菅義偉首相は国会で「最終的には生活保護がある」と発言した。では今、生活保護制度は十分に機能しているのか。申請者の親族への「扶養照会」は一定の条件緩和がなされたものの生活保護申請の障壁であり続け、不正な対応で申請者を追い返す「水際作戦」はなくならない。それは担当者個人だけの責任ではない。生活保護行政が根本的に改善しない限り、困窮した人を「公助」で支えることはできない。
- 横浜市神奈川区の事例を検証する
「水際作戦」の手口、横行する背景生活保護の申請者を不当に追い返す「水際作戦」はなぜ横行するのか。どのような不当な手口が駆使されるのか。2月22日の横浜市神奈川区の事例を具体的に検証する
- 【対談】木村友祐×小林美穂子
生身の心と身体と声で血の通わない行政に立ち向かう
行政が困窮者にウソをつくのは「暴力」です東京・中野を拠点とした生活困窮者支援団体「一般社団法人つくろい東京ファンド」スタッフの小林美穂子さん。コロナ禍で困窮した人の緊急相談を受け、生活保護申請に同行し、その活動記録を記した『コロナ禍の東京を駆ける』(稲葉剛さん、和田靜香さんとの共編)に小説家の木村友祐さんは大きく心を揺さぶられたという。
- 問われる大阪府八尾市の対応
57歳の母親と24歳の息子はなぜ死んだのか生活保護費を受給していた母子が昨年2月、遺体で発見される事件が大阪府八尾市で起きた。ガスと水道は止まり、冷蔵庫は空だった。保護費は1人分しか支給されておらず、市は安否確認も怠っていた。調査に関わった筆者が報告する。
- 高校「歴史総合」教科書を高嶋伸欣琉球大学名誉教授と点検する
9点で「慰安婦」問題を記述
「安倍談話」は載せない一方で、「村山談話」を紹介 - リコール署名偽造事件で苦境に立つ
河村たかし名古屋市長インタビュー - 河村たかし名古屋市長とリコール署名運動
かつての盟友・大村知事を見限り、見限られるまで 何があったのか - 日本の右派言説との共犯関係も
「ラムザイヤー論文騒動」の背景にある白人至上主義 - ラムザイヤー教授の論文をほとんど報じない日本の主要メディア
「沈黙」は二次加害への加担では? - 緊急事態宣言下を撮る
あたらしい日常 - 東京外環道・陥没事故から半年
住民の怒り「私たちの街を壊すな!」 - 【提携連載企画】製薬マネーと医師02
高額受領医は生活習慣病分野に集中 - キューバ 共産党大会でカストロ第1書記、引退へ
高まる体制不満、 経済浮揚待ったなし - たとえば世界でいま
ビルマ/多数派が少数民族に謝罪、共闘も
米韓が国内ビルマ人を一時保護、日本は曖昧な姿勢 - 小樽運河のシンボル「北海製罐第3倉庫」が解体の危機
- 「西暦表記を求める会」が自治体アンケート
「元号表記」の矛盾まざまざ