コロナと五輪は
両立しない

東京五輪の開会式まで3カ月を切ったが、新型コロナウイルスの変異株の感染が急速に拡大している。WHO(世界保健機関)は、4月19日、世界の1週間当たりの新規感染者が、520万人を超えて過去最多になったことを明らかにした。4月12日付の米紙『ニューヨーク・タイムズ』は、この時期の五輪開催を「最悪のタイミング」と表現した。ワクチンが開発され、効果を発揮している国もあるが、開催国である日本はまだ接種がほとんど進んでいない。果たしてコロナ禍の五輪開催は可能なのか。そして日本にその資格があるのか。

  • 日本には五輪開催の資格も能力もない
    内田樹
  • 東京五輪は“一大感染イベント”になる
    飯塚真紀子

    コロナ禍の五輪開催には多くの海外メディアから批判的な声が上がっている。米国在住のジャーナリスト、飯塚真紀子氏が、森喜朗氏の女性蔑視発言を断罪し、東京五輪中止を求める記事を『ニューヨーク・タイムズ』に寄稿したパシフィック大学教授のジュールズ・ボイコフ氏に話を聞き、グローバルな視点から東京五輪を質す。

  • 【ドイツ】市民は無関心、関係者は安全性を疑問
    田口理穂
  • 【イタリア】「アパルトヘイト」の五輪、
    開催の意味ない

    ピオ・デミリア

菅首相、初の衆参3選挙で全敗

  • 長期自公政権下の閉塞が終わり
    十数年ぶりに新たな局面迎える
    木下ちがや
  • 共産党アレルギーへの配慮は政界の内輪話
    野党はブロックの凝集性を高め
    顔の見える政権構想を出せるか
    山口二郎
  • 【「夫婦別姓確認訴訟」判決】結婚の事実を把握できない戸籍の存在意義が問われる
    海外での別姓婚、日本でも有効 宮本有紀
  • 制度改善だけでなく意識改革も必要 原告・想田和弘
  • 原発事故汚染水の海洋放出決定
    政府・東電による九つの「ウソと印象操作」 満田夏花
  • 「慰安婦」2次訴訟判決
    被害当事者の訴えが置き去りにされる恐れ 吉方べき
  • 裁判官は最も古典的な国際法観の信奉者 山本晴太
  • 日本の民俗信仰 祀りをたずねて
    受け継がれる人と神との絆 写真・文/山田しん
  • 米中対立
    自公に代わる新たな安保政策は
  • 泉 健太×柳澤協二×猿田佐世
    戦争を絶対に起こさせない知恵と覚悟がなにより大切
  • 新外交イニシアティブ政策提言
    『抑止一辺倒を越えて』の概要
  • とめどなく拡大する自衛隊の政治利用
    台湾有事での米要求は拒否せよ 半田 滋
  • ミャンマー 資金源は断ち切れるのか
    国軍の"ビジネスパートナー"となった日本企業の言い分と釈明 本田雅和
  • ジャーナリスト・宇田有三氏に聞く「軍隊という怪物が国を持つ体制」
    同じ過ちを繰り返さないために 聞き手・まとめ/本田雅和
  • 拘束された記者の「仲間」らが抗議 渡部睦美
  • 本誌緊急声明
    北角裕樹さんの拘束に抗議し、即時解放を求める
  • 韓国映画を2倍楽しむ方法 ロケ地巡りで名作を追体験
    コロナ禍、オンラインツアーに参加 先川信一郎

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