持続不可能な
リニア中央新幹線
最高時速500キロで、移動時間が大きく短縮されるというリニア中央新幹線。しかし建設段階で枚挙にいとまがないほど問題が山積し、10月にはついに死亡事故まで起きた。スピード化は人間に利便性という恩恵をもたらすが、一方で果てしない競争に駆り立て、生物の限界を超える負荷を心身に与えもする。そのことに気づく余裕さえない私たちは、どんな社会をめざしているのだろうか。古典和歌の研究者でリニア訴訟原告団長である川村晃生氏の問いかけに、まず耳を傾けたい。
- 汽車の文明論
スピード化は人に幸福をもたらすか - ついに死傷事故発生 それでも続く工事現場を直撃
連鎖する事故の背景に滲むJR東海の焦り2021年秋、岐阜県のリニア工事現場で同工事初の作業員死亡事故が発生。それでもJR東海は工事を再開するが、直後に今度は長野県でも事故が。焦りがさらなる事故を誘発する可能性はないのか。
- 「残土」「水」「事故」「裁判」、今や四面楚歌のJR東海
問題続発、されど止まらぬ“悪夢の超特急”
計画の現況依然「2027年開業」が目標のリニア計画だが、静岡県ではいまだ本体工事にもかかれず、もはや実現は困難な情勢だ。東京外かく環状道路事故の余波で住民の反対運動も活発化し、JR東海にも焦りの色が濃くなってきた。
- 本村伸子・衆院議員インタビュー
採算取れずになぜ強行?
3兆円の財投償還危うい事業 直ちに中止を!公的資金を吸い込みながら、工事費は膨張するばかり。そもそも採算を度外視した事業がなぜ許されるのか──。JR東海と国の責任を国会で追及してきた本村伸子・衆議院議員(共産党)に、問題の背景や課題を聞いた
- 〈一橋大生が迫る 渋沢栄一と朝鮮侵略〉(最終回)一橋大学
現代社会を生きる自らと植民地支配を結びつける視点が欠落 - 中国共産党六中全会で採択された「歴史決議」過去とは違って「経験」という言葉が入る
現在の政権が正しいということをひたすら肯定し続ける - もしも日本が「小さな島じま」の一つとしてやりなおせるなら
台湾の政治学者 呉叡人さんの問いかけにどう応えるか - 製造中止から50年 終わらないPCB公害
翻弄されるカネミ油症被害者と製造地抱える兵庫・高砂市民 - カネミ油症座り込み500回、牧師の犬養光博さん(82歳)に聞く
他人の苦しみを自分の苦しみにできるか - メディアウオッチ
立憲民主党新代表に泉健太氏 新聞、テレビは厳しい論評 - たとえば世界でいま
エチオピア/内戦1年、止まらぬ残虐行為と悲劇
ドイツ/核禁条約オブザーバー参加 - 【提携連載企画】公害『PFOA』02
淀川製作所近くで牛47頭が怪死 - 自由と創造のためのレッスン(113)
「中央銀行デジタル通貨」とは何か