総選挙2024
- 自公過半数割れの衝撃
10月27日投開票の総選挙で、自公が過半数割れした。裏金や統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題、格差拡大などの経済政策で与党に強い逆風が吹いた。
- 裏金、統一教会問題で注目の東京24区
過去最低の得票で萩生田氏当選全国289ある小選挙区のなかで注目された一つが、東京24区(八王子市の大部分)だった。裏金問題で自民党非公認となった12人の一人であり、統一教会との深いつながりも報道された元自民党政調会長、萩生田光一氏の選挙区である。前回選挙では候補者の擁立もできなかった立憲民主党は、元参院議員であり、統一教会問題を最も深く長く取材してきた第一人者として知られる有田芳生氏を「刺客」として送り込んだ。激しい攻防の末、萩生田氏が何とか勝利を手にしたが、過去最低の得票には有権者が持つ自民党の裏金問題への怒りと、統一教会との関係への不信が反映されている。
介護保険制度開始から24年
- 相次ぐ事業所の廃止
訪問介護の基本報酬引き下げで高齢者ネグレクト社会がやってくる
訪問介護の基本報酬削減が介護従事者に衝撃を与えている。ヘルパーの高齢化、低賃金、人手不足の三重苦に加え、介護事業所の廃止・休止も相次ぐ。東北地方の介護現場を訪ね歩いた。 - NPO法人「暮らしネット・えん」代表理事・小島美里さんに聞く
「今こそ、公費負担を増やすべきです」
訪問介護の基本報酬削減の背景には何があるのか。介護保険はどうあるべきか。介護事業を行ない、そこから見えた福祉や介護の課題を発信するNPO法人代表の小島美里さんに聞いた。 - 大阪・関西万博で観光目的の民族舞踊披露はヘイトを助長しないか
121年前の博覧会
「人類館事件」のとらえ返し必要 - シリーズ「袴田巖さん無罪判決」
今こそ「再審法改正」への好機だ - 金曜ジャーナリズム塾[第6期 第1講]
武田惇志(共同通信社記者)
面白さや読みやすさを重視する - 連 載
私が愛する「町中華」第3回
解体されゆく店の前で思いがけない事態が発生 - 【提携連載企画】「公害『PFOA』」 岡山・吉備中央編02
飲用禁止の詳細を町民に明かさない町
「体に悪い」の一点張り - 不謹慎な旅(77) 伊豆と木津川の「残念石」
誰が残念な石やねん - 日本の民俗信仰 祀りをたずねて(53)
漁民信仰 - くらしの泉
【労働】
フリーランスで働く人を守る
「フリーランス新法」が始まります
新・買ってはいけない(391)
市販品を買わなくても いいんじゃないですか?
「玉子がゆ」 - きんようぶんか
記録映画『勝ちゃん─沖縄の戦後』藤本幸久・共同監督に聞く
辺野古を守る海人に惚れた理由
『性暴力の加害者となった君よ、すぐに許されると思うなかれ』の共著者
にのみやさをりさんに聞く
加害者は、被害者の「その後」を知らない
【本】
『戦友会狂騒曲(ラプソディー)』
『裏金国家 日本を覆う「2015年体制」の呪縛』
『ロシアから見える世界 なぜプーチンを止められないのか』
【映画】『リトル・ワンダーズ』
【音楽】『夜明けのすべて(オリジナル・サウンドトラック)』
【舞台】加藤健一事務所『灯に佇む』
【TVドキュメンタリー】
次号予告:2024年11月8日(第1496)号
【第1特集 自公惨敗が意味するもの】 ●「安倍的な政治」は払拭されてない 「裏金議員」の多くは落選したが……|前川 喜平 ●自民党総裁=首相 思考の惰性は終わった 低投票率がもたらした「連立方程式」|水島 朝穂 【第2特集 2024年ノーベル賞】 ●平和賞と文学賞 記憶を継承してきた団体と個人を称える ●NHK連続テレビ小説「虎に翼」 原爆裁判は作りての思いによってしっかりと描かれた|佐藤和雄 ●ノーベル文学賞受賞 韓国人作家ハン・ガンさんの思い 世界中に数多くの苦しみがある中、もう少し静かにいるべき|車炯錫 ●ノーベル平和賞受賞 日本被団協「『核なき世界』を、すべての人が考えるきっかけに」|田中重光(聞き手 橋場紀子) 【どうなる日本学術会議 任命拒否問題】 ●「6人欠員」の異常事態続く裁判と法人化の行方は|竪場勝司 ●任命拒否当事者の小澤隆一・東京慈恵会医科大学名誉教授に聞く|聞き手/竪場勝司 【岐阜県警「市民監視事件」控訴審】 ●名古屋高裁が警察の「個人方法収集」を違法と断罪する画期的判決|井澤宏明 【北朝鮮兵士のウクライナ派遣】 ●〈半田滋の新・安全保障論拡大版〉派遣は東アジアの緊張、核脅威増大につながる ●派遣の背景 近年のロ朝関係|文聖姫 【くらし 食】 ●物価上昇で消費者の負担は増すばかり 10月は今年最大の値上げラッシュだった|垣田達哉 【好評連載】 ●らんきりゅう|雨宮処凛 ●あの人の独り言|松崎菊也 絵空事/石倉ちょっき ●【提携連載企画Tansa】「公害PFOA」 岡山・吉備中央編 |中川七海