編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

何が御手洗ビジョンだ。財界のゴーマンぶりには、ほとほとあきれる

「サラリーマン金太郎」。漫画、ドラマの人気作品だ。暴走族出身の主人公が、会社人間や日本的企業風土を拒否し暴れまくる。日常、ヒラメ型社員であることに忸怩たる思いを抱きながら、気にくわない上司にはやむなくお追従を言い、うっぷんは居酒屋ではらす。そんな人々のストレス発散に役立っているようだ。

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教師をますます追い詰めようとしている、赤い血の流れない人々

「空疎」。一言で表現すればそうなる。安倍首相の年頭記者会見を思い起こすと、みごとなまでに安っぽい、造花のような言葉ばかりだ。「美しい国」「教育の再生」……。あなたには言われたくないと、つい毒づきたくなる。心がない、魂がない、熱情がない。そんな決意表明が人を動かすことなどありえない。

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年が明けて社会が変わるわけではない。それでも希望をもちたい

何歳のころか、場所がどこか、何一つ覚えていない。ただ記憶に残るのは、地面に何かキラキラ光るものがあることに気づき、瞬間、生きていることをうれしく感じた、その「感じ」だけだ。光っていたものの正体もはっきりしない。なんとなく、砂のようであったか。いや、すべては単なる夢かもしれない。

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